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最近起きた2つの事件-『新幹線内の殺傷事件』と『静岡の看護師死体遺棄事件』に深い憤りを感じる

2018-06-15 09:54:14 | 報道
     【 2018年6月14日 記 】

 残忍で不可解な事件が頻発して、テレビや新聞で報道されても、感覚が麻痺して《当たり前の日常》のように映ってしまうのが恐ろしい。

 『新幹線内殺傷事件』の方は、善意があだとなって返ってきてしまった本当に気の毒な事件だ。報道によれば、斬りつけられ倒れた後も制止しようと犯人に向かったという。残された家族のいたたまれない気持ちを思うと、たまらない。《見て見ぬふりをする》のが無難だ思ってしまうのが、また恐ろしい。

 後者の看護師さんは、本当に無念だったろうと思う。何の落ち度もない自分が、どうしてこんな目に遭わなければならないのか。どんな苦しかったことか。ひとりの大切な人生を、虫けらのように残忍に死なせてしまう犯人は許せない。つながりもない者同士がお金のために、何の感情もなく犯行に及ぶ。

 もう被害者の女性の事を思うと、どうしようもない情けなさと無力感に襲われる。

 2007年、名古屋での『闇サイト殺人事件』の事を思い出した・・・。あの時も、どうにもならないやるせなさを感じた。何の関係もかかわりも落ち度もない女性を無慈悲に殺すとは。

 犯人は憎い。あいつらは生きているに値しない-極刑で臨むべきだという声が聞こえる。自分もどこかでそう叫んでいるような気がする。確かに犯行に及んだ人間は、罪を償ってほしいと思う。《償う》などと言う簡単な言葉では当然、済まされないとは思う。

 しかし犯人を《死刑》にしたところで、事件は解決するのか?家族や関係者の気持ちが少しは収まることはあっても、再びこのような事件が起こることを防げるのだろうか?
 多少の《脅し》にはなっても、今の世の中の仕組み-貧困や格差、本当に困っている人に手を差し伸べる国や自治体の仕組みや、それに理解を寄せる住民の心が変わらなければ、何も解決しないように思える。
 
 《人が人を殺す》などという事は絶対にあってはならない。

 本当に、今回の犠牲者の方、ご家族の方にはお悔やみ申し上げます。
 







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