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コロナ禍のもと、痛ましい事件が次々と-弱者が犠牲に-社会正義はあるのだろうか!

2022-01-31 23:51:40 | 世の中の状況について
     【 2022年1月31日 記 】

 昨年12月17日に起きた大阪の心療内科での放火殺人事件は本当にショックだったが、今月27日に起こった埼玉での”猟銃”立てこもり事件は、「また、なんで献身的な医師が殺されなければならないのか」と、やり所のない怒りと空しさに襲われた。いずれの医師も地域で献身的に活動し、患者や周囲の人々に慕われていたという。医院の入り口に折り重ねられた献花の前で手を合わせる人たちの気持ちが何とも物悲しい。
 社会が病んでいるのは明らかだ。

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 個人の資質の問題-自己責任か、それとも社会がひずんでいる-社会の貧困が問題なのかという二者択一の問題ではない。誰かが投降して言っていたように「ガソリンの販売方法を規制しても凶器は他にいくらでもある」。小手先の方法で解決しないこともはっきりしている。

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 菅元首相が橋下徹や維新の面々に対し、「ナチス・ヒトラーを想起する」とツイートしたことに対し、維新の会は反発し、国会でも取り上げたで上で、立憲民主党に対し激しく抗議したが、そのことに対し菅氏は党ではなく自分個人にすべきだとした上で、撤回や謝罪は「断固拒絶する」と回答したという。それはそれで筋が通っていると思う。

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 この問題がWeb上で取り上げられ騒がれる以前に、私個人としても(菅氏とはちょっと違うが)今の「維新のあり方」が1930年代前半からのドイツの政治状況-「国家社会主義労働者党(ナチス)」が台頭していく状況とがどこか似通っていて、一定の《気味悪さ》を感じていた。橋下徹やその取巻き達の言動を見ていたら、それがヒトラーなどを想起するという菅氏の発言も理解できる。

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 今年の元旦に、たまたま目にしたMBSの番組には唖然とした。橋下徹氏と大阪市長の松井一郎代表、大阪府知事の吉村洋文副代表の3人がそろってにこやかに対談しているではないか。(あまりに気分が悪いので、すぐにチャンネルを切り替えてしまったが、あとでこの番組に関するレポートを見たら維新の自画自賛の内容だったとか)こんな事がありかと! もっと驚いたのは、今週に週刊誌の紙上でみた「維新の会と大阪読売新聞社が『包括連携協定』を結んで、危険な関係にある」という記事だ。コロナ過で「どうして吉村知事だけが突出してテレビでの露出度が高いのか」といぶかしいと思っていたところ、こんな記事が出てくる背後には、「事態はもっと深刻になっているのでは」と空恐ろしいものを感じない訳にはいかなかった。

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 国会での論議が形骸化する中、こんな出鱈目な政党が自民党以上に幅を利かせるようでは、先が一層不安になるし、事件の犠牲者はうかばれない。







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