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【 2018年6月30日 】 京都シネマ
フランスやポーランド、オーストリア、イタリアはナチス映画の舞台として登場するが、北欧はあまりない。ナチス・ドイツとソビエト・ロシアや大英帝国の狭間にあった北欧のことはあまり知られていない。
デンマークが、かつてはスウェーデンと並んで北欧の覇者であった事は何かで知っていた。それが、ドイツと国境を隣り合わせている関係で第二次世界大戦を前後して試練の時期を迎えていた。スウェーデンがナチスやソビエトの侵攻に備え、軍備を増強し中立政策を維持したのはよく知られている。それにしてもノルウェーやフィンランドを含め(アイスランドも入るか)北欧の国々の歴史は複雑だ。
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国王のあり方も日本とはだいぶ変わっている。北欧に限らず、フランスもスペインもオランダも皇室という概念と国家の概念がどう関係しているのか、日本の場合と比べるとわけがわからない。いきなり、となりの国の国王になったり、よその国から国王を迎え入れたりと。
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そういう歴史があるから、国政における国王の権限もいろいろと制限されてきたり、逆に国王自身が銭湯に立ち国民を良い方向に導いたりすることがあったようだ。この映画の、ホーコン7世も、どうゆう経緯で国王に選ばれたかは知らないが、国民に慕われていたようだ。
そんな中でのナチスのいきなりの侵攻。武力では圧倒的に勝るドイツに歯向かうことはできない。どうするか。
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映画をみて、「こういう歴史の一コマもあったのだな」と思うだけである。
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『ヒトラーに屈しなかった国王』-公式サイト