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最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

『北区憲法9条の会』総会で白井聡さんの講演を聞く-内田樹さんとの対談本『新しい戦前-この国の”今”を読み解く』を思い起こしながら!

2024-02-28 20:17:02 | 講演会
      【 2024年2月21日 】 北区文化会館にて

 雨の中、予想より大勢に人が集まった。会の主旨は年に1回の「9条の会の総会」であるが、多くの参加者を求めたいという事もあって、北区在住の白井さんにお声がけをしたら快く引き受けてくれたという事である。

 総会を手短に済ませた後、さっそく講演に入る。「地位協定の話」をするものと思っていたら、パティ―券と裏金問題から始まった。折しも今は「確定申告」の時期である。

 『裏金の使途も明らかにしないで、所得であることも認めない。税金も払おうとしない彼らに、公民権はいらない。皆さん、税務署ではしっかり抗議し抵抗しよう』と、実に歯切れがいい。

 話は「パンツ高木」に及ぶ。何のことだと思ったら、敦賀出身の衆議院議員の高木毅の事だった。そういえば昔、そんな話があったくらいにしか記憶になかったが、今では安倍派5人衆のひとりとして政権の中枢に居座っている。その父親というのがもっとえげつなかったようである。志賀町に原発を誘致する際、講師に呼ばれた彼は、ひどい話をしたようである。子供の将来など一顧にだにせず、金のまみれの持論を展開して、誘致賛成派を鼓舞したということである。そんな親が息子の愚行をもみ消そうと奔走した話。

 今回のパーティー券疑惑にかかる裏金に関して、追加訂正資料に書かれていた使途の内容で、「書籍代3500万」というのを見て、「有り得ない、そんな勉強するとは思えない!」と感じたが、上の話で結びついた。現行犯逮捕の事件をすっぱ抜いた週刊誌の当該号を発売と同時に県内の書店の店頭で買い占め、真相を覆い隠そうとしたということだった。

 そんなことまで知らなかった私は、敦賀在住の知人に聞いたら、一発即答「福井県人なら全員知っとる!」ということ。敦賀では手に入らないと知り「長浜まで行って買い求めようとしたが、そこにもなかった。」、と。そういう事に《書籍代》は使われていたのかと納得。

 『政権中枢が腐敗・堕落して、どうしようもない連中がはびこっている現実をどうしたらよいのか』の問いに対する答えは簡単だ。「次の選挙で彼らを落とせばいい。
 しかし、そうなっていないのも情けない現実。ロシアやパレスチナのようにミサイルが飛び交う訳でもない日本には民主主義も形の上ではある。それがどうして・・・。

 上の事ができれば、自分ではどの党でもいいとした上で、話は野党の連中のふがいなさにも及ぶ。
 大阪維新の出鱈目ぶりーコロナ過の時の融資疑惑問題や関西大阪万博の暴走等々ーを挙げて《維新は、自民党の悪いところを煮詰めて出た”煮こぼれ”の様だ》と言ったり、『今の立憲の主流派は(岡田さんや野田さんにしても)鳩山さんや小沢一郎がやろうとしたことをぶち壊し自民に寄添った人たちで、現立憲民主党は、-自民党の唯一のとりえである利権ーその《利権のないジミントウと変わりない》とこき降ろす。万が一、泉さんが政権をとったとしても(それは有り得ないと)彼は現状を変える意思などない』と言い切る。実際、その通りだと思う。こういう現状が、国民をして白けさせることなどと思う。

 しかし「こうした利権や汚職問題は次の大軍拡問題に比べれば小さな問題かもしれない」と言って、ようやく本題に入る。

  【 つづく 】


  今回のつづき【 『北区憲法9条の会』総会で白井聡さんの講演を聞く』(その2)】へジャンプ

  新しい戦前-この国の”今を”読み解く』(内田樹・白井聡の対談)のマイブログへ




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