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【 2023年12月28日 】
26日の晩、井上尚弥の2階級4団体統一をかけた、世界スーパーバンタム級の王座統一戦である対タパレス戦があった。しかしまたしても試合の様子をテレビで見ることができなかった。スポーツニュースで結果だけを伝えられてもちっとも面白くない!
前回、いつだったか? 井上尚弥の4階級制覇の世界タイトル戦の試合もテレビで放映されず、がっかりしたものだった。
バドミントンも卓球もテニスも試合そのものを見てこそ、その技量の素晴らしさと、そして、その場の緊迫感・緊張感とが感じられ、ワクワクする臨場感と共に、大きな感動が得られる。それが、後から結果だけを知ってなにがおもしろいのだろうか。野球だって相撲だって、スポーツというのは、試合の様子を見ていて面白いのであって、結果なんてその後のおまけだ。(ゴルフとカーリングは見ていてもちっともワクワクしないし、面白いとも思わないが!)
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【 毎日新聞ネット記事より (渡部直樹さん撮影) 】
他のスポーツは、メジャーリーグの試合でも、世界一流の選手が出場する試合でもテレビやネットで自由に見られるのに、ボクシングだけが蚊帳の外に置かれるのはどうしてだろうと思われる。
確かにボクシングの試合は、ましてや世界タイトルを争う試合はめったにあるものではない、ビッグイベントだ。1年に何回もできるものではない。【放映権料が高すぎてテレビ局も手が出せない】というのも何となくわかる。
しかし、【一部の高額チケットを買った人だけが見れる】というような、こんなファンを無視したことをしていたら、業界は自分の首を絞めているようなものだと思わないのか。選手だって、自分の試合を多くの人に見てもらいたいと思うのだが。
同じ晩、『世紀の映像ーバタフライ・エフェクト』だったろうか、モハメッド・アリの映像が流れる番組を見ていた。「キンシャサの奇跡」の試合の様子が映っていた。あれを見たのは今からおよそ50年前の事だったが、今でもテレビにかじりついて観た、その時の感動を覚えている。絶対負けると思っていたアリが勝った時の、あの衝撃を。
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【 「キンシャサノキセキ」 ー いずれもウィキペディアより 】
その晩は、それを見て、ちょっと救われるような気がした。