昨夜は、地元地域の水稲営農を考える話し合いの第八回目が開催されました。
合わせて、お世話になった普及所の方の送別会を行いました。
この話し合いは、地元の有志数名で去年から普及所のみなさんのご協力を得て行われており、先細りする地元地域の水稲営農と、直面する自分達のこれから先の経営とを考え、地域の水稲営農をどうすれば活性化出来るかを考えています。
実際、去年、今年と、高齢化や後継者不在、水稲に関わる機械の維持が出来ない等で稲作をやめる農家がかなり増えています。
これはこの先益々増えていきます。
やらなくなった田んぼを、第三者がつくってくれればまだいいですが、それも出来ないとなると、荒田になってしまいます。
もう、稲作も一人一人、一軒一軒での営農は限界に来ているのが現状です。
作業負担を減らす、機械の維持費負担を減らす、利益を上げる、地元地域の田んぼを守ると言う意味で、じゃあどうすればいいのか?
一人一軒単位では完全に無理です。
今、全国的に注目されていて、実際に実施されているのが、集落営農です。
何軒かがまとまってルールを作り、機械や肥料、土等を共同購入し、機械を共同所有する、作業をしたら手当てを払う、やらなくなった田んぼを請け負い、地域の田んぼを守り、尚且つ利益を上げる。
そして、後継者達が継いだ時にやりやすい環境を整備しておくと言う目的があります。
一軒一軒が好き勝手にやる水稲では、この先は日本の水稲は先細りするばかりです。
どうすれば、次世代、そのまた次の世代へと受け継がせて行けるのか?
また、受け継いでくれるのか?
それを考えて、実行に移す事が急務だし、それが今の自分達の使命なのだと改めて実感した話し合いでした。