土曜に引き続き日曜日にもファボーレ東宝で二作品見てきました。『阿修羅城の瞳』と『コーラス』の二つです。
まずは『阿修羅城の瞳』から。
主演は「宮沢りえ」と「市川染五郎」。脇を固めるのは「樋口可南子」、「小日向文世」、「内藤剛志」、「渡部篤郎」の面々。エンディングテーマは「スティング」
江戸町民文化が華開いた文政のころ、芝居小屋中村家の戯作家『四世鶴屋南北(小日向文世)』は人気役者『病葉出門-わくらばいずも-(市川染五郎)』の舞台を見ながら平穏無事な日々に飽いたことを愚痴ていた。
ある日『出門』は隅田川を下る途中、江戸の町を騒がしていた盗賊『闇のつばき』とおぼしき影を橋の下で見つけた。見詰め合った瞬間突然の肩の痛みに面頬をとった盗賊。その拍子に椿の飾りが付いたかんざしが抜け、『出門』の手に落ちた。
次の日の夜、芝居小屋に黒い影が忍び入る。かんざしを取り戻しにきた『つばき(宮沢りえ)』だ。小物入れを物色する彼女は物音に振り向く。一声掛けたのは部屋の主『出門』だった・・・
宮沢りえがものすごく綺麗でした。
まだまだ邦画に偏見を持っている私がこの作品を見に行ったのは「宮沢りえ」目的でございました。そういった面では大満足の作品です。
この作品をひと言で言ってしまえば究極のラブストーリーです。鬼殺しである自分の中に鬼の姿を見つけ、過去を消そうとする『出門』と、5年前以前の記憶を持たず過去を探す渡り巫女『つばき』が出逢ったとき二人は恋に落ちる。宿命ともいえる二人の出逢いこそが哀しいラブストーリーの開幕でした。
もともとは劇団☆新感線の舞台の映画化とのこと。映像的には明らかにセットとロケとの差が見えてしまいますが、舞台を見ていると思っていただければ許せる範囲だと思います。
予告編を見たときから以前見たB級時代劇アクションの『ジパング』を連想しておりました。ある意味それと同じ路線かもしれません。 (知っている人はあまりいないかも・・・) いわゆる史劇という範疇ではないと思います。ただここまで歴史からはずしてもらった方がかえって作品に入り込みやすいと思います。少なくとも私は好きな部類ですね。
主演の「市川染五郎」。私は歌舞伎を見たことが無く、テレビドラマをほとんど見ない男なので彼の演技は初めて見ましたが、江戸っ子らしい気性と、男の色気は感じ取ることはできました。
そして「宮沢りえ」。日本人の中で結構注目している女優さんの一人ですが、本作でも期待を裏切らない演技だったと思います。何も知らない健気な少女のような表情から一転、妖艶とも云える阿修羅の表情に惹きこまれてしまいました。また濡れ場での美しいお背中を見れただけでも幸せです。(しかしいつからあんなに和服の似合う女性になったんですかね。)
「小日向文世」がストーリーテラーの役目でしたが、結構出ずっぱりです。彼の持ち味が十二分に出ていてなかなかおいしい役だったと思います。
エンディングは「スティング」でしたが、意外に映画のラストの雰囲気に合っていたと思います。
B級作品と割り切って見ていただければと思います。
評価 星 みっつ
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・阿修羅城の瞳@映画生活
P.S.
人の最大の呪とはもしかしたら恋に落ちることかもしれません。
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まずは『阿修羅城の瞳』から。
主演は「宮沢りえ」と「市川染五郎」。脇を固めるのは「樋口可南子」、「小日向文世」、「内藤剛志」、「渡部篤郎」の面々。エンディングテーマは「スティング」
江戸町民文化が華開いた文政のころ、芝居小屋中村家の戯作家『四世鶴屋南北(小日向文世)』は人気役者『病葉出門-わくらばいずも-(市川染五郎)』の舞台を見ながら平穏無事な日々に飽いたことを愚痴ていた。
ある日『出門』は隅田川を下る途中、江戸の町を騒がしていた盗賊『闇のつばき』とおぼしき影を橋の下で見つけた。見詰め合った瞬間突然の肩の痛みに面頬をとった盗賊。その拍子に椿の飾りが付いたかんざしが抜け、『出門』の手に落ちた。
次の日の夜、芝居小屋に黒い影が忍び入る。かんざしを取り戻しにきた『つばき(宮沢りえ)』だ。小物入れを物色する彼女は物音に振り向く。一声掛けたのは部屋の主『出門』だった・・・
宮沢りえがものすごく綺麗でした。
まだまだ邦画に偏見を持っている私がこの作品を見に行ったのは「宮沢りえ」目的でございました。そういった面では大満足の作品です。
この作品をひと言で言ってしまえば究極のラブストーリーです。鬼殺しである自分の中に鬼の姿を見つけ、過去を消そうとする『出門』と、5年前以前の記憶を持たず過去を探す渡り巫女『つばき』が出逢ったとき二人は恋に落ちる。宿命ともいえる二人の出逢いこそが哀しいラブストーリーの開幕でした。
もともとは劇団☆新感線の舞台の映画化とのこと。映像的には明らかにセットとロケとの差が見えてしまいますが、舞台を見ていると思っていただければ許せる範囲だと思います。
予告編を見たときから以前見たB級時代劇アクションの『ジパング』を連想しておりました。ある意味それと同じ路線かもしれません。 (知っている人はあまりいないかも・・・) いわゆる史劇という範疇ではないと思います。ただここまで歴史からはずしてもらった方がかえって作品に入り込みやすいと思います。少なくとも私は好きな部類ですね。
主演の「市川染五郎」。私は歌舞伎を見たことが無く、テレビドラマをほとんど見ない男なので彼の演技は初めて見ましたが、江戸っ子らしい気性と、男の色気は感じ取ることはできました。
そして「宮沢りえ」。日本人の中で結構注目している女優さんの一人ですが、本作でも期待を裏切らない演技だったと思います。何も知らない健気な少女のような表情から一転、妖艶とも云える阿修羅の表情に惹きこまれてしまいました。また濡れ場での美しいお背中を見れただけでも幸せです。(しかしいつからあんなに和服の似合う女性になったんですかね。)
「小日向文世」がストーリーテラーの役目でしたが、結構出ずっぱりです。彼の持ち味が十二分に出ていてなかなかおいしい役だったと思います。
エンディングは「スティング」でしたが、意外に映画のラストの雰囲気に合っていたと思います。
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言われてみれば、あの世界の雰囲気に似ているような。
うわ、懐かしい作品名を目にして驚きです。
リアルタイムでスクリーン鑑賞した作品です。
高嶋兄の怪演が今も瞼に焼き付いてます。
『阿修羅~』については、宮沢りえちゃんの芝居の上手さに驚きましたが、私としては他の役者を抜いて染五郎が出門と一体化していて、他の役者が出門のパワーに追いついてない(負けている)感が強かったですね。
「宮沢りえ」は、本当にきれいですね。
色彩もきれいな映画だったと思います。
あ、どうもTB頂き有難うございます。
もう~スティングは好きなんですがね、困ったデスよ。
小日向の兄貴は勿体ね~って叫びたかったです。巧いんですよね、恐い役なんぞ実はメチャ巧そうなのに。
最後、一等恐いのは胸中に鬼を住まわせた鬼才のあんただろうに!と。残念無念。覗き位で誤魔化されて可哀相じゃのう。もっと狂ったような南北も見たかったぞ~~。
今や日本を代表する大女優ですね。
トラックバック、ありがとうございました。
あの様な拙い映画レビューですが、光栄です。
しかし宮沢りえさん、本当にきれいですよね。
和服が似合うし、つばき役がぴったりで本当にかわいい。
肩の細さにドキッとしました。
なるほど。「ジパング」路線は思い当たりませんでした。
どうしても同じ監督の「陰陽師」と比べたくなってしまいますが
「ジパング」の方が近いかもしれません。
またお邪魔させて頂きます。
xinaーshinさんはテレビドラマをほとんど見られないのですか。
私もそうかもしれない。
歌舞伎はチケットも取りにくいし、大変お高くて気軽には行けませんね。
関西では大変人気のある劇団新幹線のお芝居ということで見に行きました。
映画はどうしても比べて見てしまいましたが。
やや、B級ぽいですかね。笑
染五郎やキャストは超一流だと思います。
いづもとつばきの愛をもう少し深く描き、脇役のストーリーも工夫すればA級になったかもですね。笑
TBさせて頂きます。
友人二人は、この舞台を何度も観て、染五郎にハマり
歌舞伎の世界に足をつっこみました。
私は、もともと昔から歌舞伎を観てたんですけど
この作品の舞台は観てないです。
歌舞伎は、巷で思われている程チケットも取りにくくないし、
高くもありませんよ。
ヘタしたら映画より安かったりしますもん。
興味持ったら歌舞伎も観てみてくださいな。
この映画で主役をはった染五郎はまだまだ
主役を演じるまではいってませんが、
これからどんどん活躍していくのではないかと思います。