先日、ファボーレ東宝で行われた『武士の一分』の試写会に行ってきました。 主演は「SMAP」の「木村拓哉」、共演に「壇れい」「笹野高史」「桃井かおり」などなど。監督は「山田洋次」。「山田洋次」監督による『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』に続く「藤沢周平」三部作の最後を飾る作品です。 先日、ファボーレ東宝で行われた『武士の一分』の試写会に行ってきました。 主演は「SMAP」の「木村拓哉」、共演に「壇れい」「笹野高史」「桃井かおり」などなど。監督は「山田洋次」。「山田洋次」監督による『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』に続く「藤沢周平」三部作の最後を飾る作品です。 『三村新之丞(木村拓哉)』は幼馴染でもある妻『加世(壇れい)』とつつましく暮らしていた。彼には小さな夢があった。武士・町民の区別なく子供たちにそれぞれにあった剣術をおしえることの出来る道場を作りたい、という夢だった。 藩主の毒見役を務める『新之丞』であったが、ある日毒見をきっかけに失明してしまう。登城すらままならぬ身に落ちた『新之丞』は周りにつらくあたってしまう。 一家の暮らしに暗雲が立ち込めるころ、『加世』の前に藩の重役である『島田藤弥(坂東三津五郎)』が現れるが・・・ もともと「SMAP」のファンではありますが、テレビドラマをほとんど見ない私としては、「キムタク」の演技を見るのは『2046』以来でした。また「山田洋次」時代劇三部作のトリということでしたが、「たそがれ清兵衛」があまりにすばらしかったため、二作目「隠し剣 鬼の爪」の出来に満足できなかったこともあり、正直あまり期待はしておりませんでした。 観た感想としては「たそがれ清兵衛」には及ばないものの納得のできる出来栄えだったと思います。 原作は「隠し剣 秋風抄」に収録されている「盲目剣谺返し」という短編です。「隠し剣」シリーズは全部読んだことがあるのですが、あまり印象には残っていませんでいた。 物語の展開としてはいたってシンプルになっています。あっと驚く展開を期待すると不満が残るかもしれません。原作をモチーフに若い主人公夫婦の絆を描いていて、何気ない夫婦の会話がかえって心に響いてくる気がしました。 見所としては失明した後の『新之丞』の目の演技でしょう。『加世』を問い詰めるシーンの演技では背中に冷たいものが走るのを感じました。そして『加世』の『新之丞』を想う切ないまでの気持ちが、シンプルな作品を温かいものにしています。 主人公『三村新之丞』を演じたのは云わずと知れた「スマップ」の「木村拓哉」。『ハウルの動く城』で声の演技が出来ることを証明しこの作品で目の演技も出来ることを示してくれました。 失明した『新之丞』を支える『加世』を演じたのは、本作がスクリーンデビューとなる「壇れい」。初々しいご新造ぶりがおじさんに大うけするのではないでしょうか。少なくとも私的には『萌え』です。 「桃井かおり」の存在感はいわずもがなです。おせっかいでおしゃべりな小姑役ははまり役といっていいですね。 忘れてはいけないのが「笹野高史」演ずる中間『徳平』の存在でしょう。重くなりがちな画面を軽妙に盛り上げてくれたいます。そして敵役である『島田藤弥』を演じたのは「坂東三津五郎」。見るからに他人の若いきれいな奥さんを手ごまにしそうな雰囲気が漂ってます。 配役としてはすべての配役がキャラにあっているのではないでしょうか。 評価 星 よっつ 公式サイトはコチラ ・武士の一分@映画生活 武士の一分 - goo 映画 このエントリを気に入ってくれた方はポチッとヨロシク Amazonインスタント・ストア xina-shinのぷちシネマストア TAKUYA KIMURA SPECIAL BOX (3万セット完全限定) %(パーセンテージ) 木村拓哉写真集 -武士の一分- 隠し剣秋風抄 山田洋次×藤沢周平―『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』にみる時代劇の新境地 |
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私も『たそがれ』には及ばないもののかなり良かったなと思っています。
いままでも中間という人は必ず出てきましたが、今回の徳平は特に役割が重要でしたね。
笹野さんいい味出していました!
木村拓哉主演の『武士の一分』を観てきました。
盲目の武士を、木村拓哉が見事に演じておりました。
美術もカメラワークも、流石プロの仕事と感じ入ります。
ただ、達也的には、庄内の雄大な自然のロケーションも観たかった・・・。
欲張りですよね。木村拓哉を主演に起用した地点で、
京都のスタジオも、長期ロケもありえません。
しかし、それを補って余りある、山田×藤沢周平ワールドを
楽しませていただきました。
光と妻を失った後のキムタクは、
往年の市川雷蔵の妖しささえ感じ゛られました。
加世役の檀れいも、凛としたたたずまいが素敵でしたし。
@ トラバさせてくださいね