切り株

日々、思ったこと気がついたことを形にして残した日記です。

心から、おめでとうを

2006年07月10日 | Weblog
ワールドカップも大詰めですが、テニスのウィンブルドンも最終日です。
今これを書いている時点で男子決勝はフェデラーが有利。
でももつれてきそうです。

昨日の女子決勝はフランスのモレスモーが終始安定したプレーを続け、
1セットダウンからの逆転で、しぶといエナンを振り切り優勝。
どの選手もそうですが、優勝が決まった瞬間の喜びが爆発する表情を見ると、
見ているこちらもグッとくるものがあります。

モレスモーは実力はあるけれど精神的に弱いといわれ続け、
悩んだ彼女はカウンセラーに通ったほどだと聞いています。
今回はマッチポイントを握ってもまったく動じることのない見事なプレーで優勝。
心から拍手を送りたいと思います。

クラブテニスレベルで、
ここに書くのも恥ずかしいほど天と地ほどレベルは違いますが
私も昔、それまで4年続けて同じ人に決勝で負けていたのが
5年目にしてようやく勝ったということがあります。

負け続けた4回の試合は、
いつも有利に試合を進めながら、「ここが」というときに
つまらないミスを重ねてしまうという精神的なもろさが敗因でした。
技術は練習すれば向上しますが、
精神的なものは克服するのがとても難しいのは
私も経験として知っています。

勝利を決めたその時のウイニングショットも決まった瞬間の喜びも
今でも忘れていません。
孤独で辛いシングルスというゲームが決まる瞬間は、
優勝という喜びと辛さから開放される安堵感が入り混じったものです。

だから今回の彼女の勝利をまるで自分のことのように喜んでいます。
今まで特に注目していたというわけではありませんが、
今後は目を話せないプレーヤーです。
おめでとう、モレスモー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする