河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

畑――酒

2023年07月22日 | 菜園日誌

中華鍋で炒められているような暑さである。
この一週間は「危険」が二回、あとは「厳重警戒」の日々が続いた。
日中は外には出られない。今週の畑作業は計3時間。ほぼ夏休み状態。
にもかかわらず、一雨ごとにものすごい勢いで草は伸びる。

畑作業の七割は草抜きである。
たとえば、東と北の畦道は畑の持ち主が責任をもって管理するという約束がある。
だから、念入りに草を抜く。今年になって五回は手作業で除草した。
しかし、この暑さと草の勢いには、もはやお手上げである。
いたしかたなく、今年初めて除草剤をまいた。
この暑さに、三日間できれいに枯れた。
畑に行く時間が減ったのはそのためでもある。

山奥のぽつんと一軒家なら無農薬に励むだろうが、周りを田んぼに囲まれた我が畑では意味がない。
我が畑が無農薬でも、田んぼには大量の農薬や化学肥料が使われている。
郷に入っては郷に従え

朱に交われば赤くなる
だからといって、どっぷりとまでは朱に交わりたくはない。
とはいえ、農薬には害があるかもしれないが、無くしてしまうとしんどくなる。
つまり、必要悪!
農薬は酒のようなものなのだ。
だから、毎日、どっぷりと酒にひたって赤くなっている。
♪エライヤッチャ エライヤッチャ ヨイヨイヨイ良い♪
同じ阿呆なら踊らにゃ損々

※版画は川瀬巴水『日本風景選集』(国立国会図書館デジタル)

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