中目黒再開発の事実

中目黒の再開発・工事について。少しでも事実を伝えられれば…。

地元の人に聞いた話は、みんな事実か?

2007-12-09 15:07:08 | 中目黒再開発
先日、初めてのコメントがあったが…(苦笑)。

そのコメント者の愚かさについては既に立証した通りであるし、大半の部分については改めて述べるまでもないだろう。ただ、1点、「私は当事者から聞いているのだ」という部分に対して「必ずしも当事者というほど、情報を持っていないだろう」と否定的に返答した部分については、補足が必要だと思う。

実際、当事者だからといって、必ずも正確なことを言うわけではないという証拠をお見せしよう。これは、あるお店に掲げられた、移転の挨拶である。



既に説明した通り、今回のガード下の工事は、基本「耐震補強」なり「ホーム延長」なりというべきであって「再開発のため」に移転したわけではない。この挨拶を出した店舗は、自分がなぜ移転するのかを、正確に理解できていないのである。

では、なぜ、こんなことがおきるのか。私の言う「必ずしも当事者というほど、情報を持っていないだろう」とはどういうことが。

そのヒントは、以下の記述にある。

実際に立ち退きの交渉をしているのは東急ライフィアである。
(略)
また、ガード下を長年賃借して営業している人でも東急電鉄は転借人(賃借人から賃借している人)とは交渉しないと言う。東急電鉄は契約名義人だけと立退きの交渉をする方針と説明し、実際に営業している転借人が問い合わせても一切対応しないという。。
東急電鉄の中目黒ガード下立ち退き要請に反発

つまり、ここで述べられている「ガード下の交渉の状況」を図にあらわすと、以下のようになる。

東急側が転借人(店の人)と直接話しをしないということは、店の人の持っているのは「伝言ゲームの末端部」の情報でしかない。

店長=賃借人(名義人)という店であれば、店の人の言うことは、それなりに信用できるかもしれない。しかし、店長が転借人だったり、ましてや単なる雇われ店長だったりした場合、彼らの知っている情報の信憑性は極めて心もとない。伝言ゲームの途中で間違ったり憶測が入ったりした情報を、さらに客は伝言ゲームで聞くのである。

コメントの言う「当事者(みせ)の声を聞いているからこうゆう話になっている」がいかにアテにならない話かお分かり頂けただろう。

そもそも、関係者だからといって、再開発や工事の全容を知っているわけではない、というのは、私自身が証拠なのだ。なにしろ、私は(ガード下の方ではないが)街の再開発については「当事者」だというのは、既に述べた通りである。
その私が「全部はワカラン」と言っているのだ。

自分が直接の当事者である再開発についてすら、私は半分も詳細を知らないと思っている。定期的な会議の案内は必ず来るが、平日の昼間に開催しているため、私は出たことがない(出席しているのは、地元の地主や自営業、定年後の人が中心である)。その理事会でだって、重要な議題について検討するものであって、ゼネコンの裁量に委ねられている部分については、取り上げられない部分も少なくないようだ。

もちろん、私も含め、地元の関係者は「××の資料を見せてくれ」といえば、結構、いろいろなことを調べられる立場にある。逆に言えば、相当に能動的に調べようとしない限り、自然に詳細な情報が入っているわけではないということだ。

直接の関係がある話題についてすら、こんな状態なのだから、他の案件(私から見るとガード下の工事や、山手通りの拡幅など)については、詳細については、まるで分からないと言わざるを得ない。居住が長い分だけ多く背景を知っており、入ってくる情報の信憑性をより正確に判定できるという程度の話だ。

だからこそ、ブログ開設の挨拶で「私の知っているのは、20%か30%程度だ」と述べているのである。

関係者だからといっても、知識のレベルはこんなものだ。まして、単に「地元の人」というだけでは、再開発や各種工事の正確な知識など、あまり期待できたものではない。それこそ「目黒銀座の商店街のオッチャン」程度では、どこまで正しい知識を持っているかなど、極めて怪しいものなのである。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿