中目黒ガード下の工事について、ひと段落したので、再度、整理する。
なぜ、こんなページをやっているかと言えば、何事も
事実に基づく
ことが大切だと考えているからである。思い込みや決め付けではなく、事実に基づいて考える。事実に基づいて行動する。信憑性に疑いのあるものは、それを前提に考える。それによって、物事が正しい方向進んでゆくと思うのだ(これは、中目黒の問題に限らず、私の信念というべきものかもしれない)。
今までの文章から分かるかもしれないが、私は基本的に、中目黒の変化は必要だと思っているし、歓迎している。その意味では、再開発や工事については、基本的に「推進派」に分類される人間だ。
しかし、現状の計画や開発の流れに問題がないなんて思わないし、むしろ漠然とした不安を感じている。
だから、自分としては、多くの見識ある人(中目黒への知識や、開発論一般など)と話をして、自らの考えを深めたいと思ってきた。
ところが現実は、いくらネットを検索しても、あまりにもいい加減な情報と、それに基づくヒステリックな意見ばかりが流れていて、ちっとも議論が深まっていない。それが残念なのである。
このままでは、中目黒の開発は、草の根の議論は表層的な現象に感傷的になるばかりで、ちっとも本質まで辿り着かないまま、ゼネコンや東急主導で進むことになるだろう。
果たして、それで良いのだろうか?
私は、そこに一石を投じたいのだ。
以前、ガード下の工事に対して「こんな誤解がある」というブログを数点紹介したが、実は、あれはまだ良い方のブログなのだ。
他を見ると、こんなことを言っている人すらいるのである。
※注)太字強調は当ブログで追加
十分な情報開示をしない東急の自業自得とは言え、よくもまぁ、ここまで罵詈雑言を並べたものだと同情してしまう。いや、たぶん上記の筆者達は、駅前再開発もごっちゃにして批判しているのだろうから、駅前再開発関係者としては「私自身も罵倒された」ようなものだ。正直、困ったものである。
彼らは「正義」で発言しているつもりなのだろうが、今まで明らかにしてきたことを考えれば、彼らが単に無知に基づいているにすぎなかったことが分かるだろう。もちろん、無知が即「悪」とは言えないかもしれない。彼らも神様ではないのだから、全ての事実を正確に把握できるわけれではない。特に、上記の発言はどれも情報が錯綜していた頃の物だから、彼らも今は当時の発言を恥じているかもしれない。
ただ、ここまでの罵倒を並べ立てるなら、もう少し慎重な取材をしてからにするべきだったのではないか、と思うのである。
確かに、結果を見れば「店がなくなっていく」のも事実であるし、今後、東急が「つまらない大チェーン」を入れる可能性だって十分すぎるほどある。その意味では、彼らの批判は「結果的には」は間違っちゃいないのかもしれない。
しかし、「結果的に」同じであれば、ろくろく事実を調べもせず、理由や過程の考察を誤って、他人を「馬鹿」「ゴミくず」「浅はか」「愚行」だと罵っても良いのか。勝手に大手チェーンが入ると決め付けた挙句に、何ら裏付けのない個人的主観で「まずい 高い サービス悪い ばかバイト」などと侮辱して良いのか。
私は、そんな道理はないと思うし、そういう人間の方が、私は「馬鹿」「ゴミくず」「浅はか」「愚行」だと思う。
再開発や街の変化に反対することを悪いというつもりはない。
様々な意見があって良いと思う。
様々な意見を聞きたいし、そうなっていない現状を私は憂慮する。
しかし、批判はあくまで事実に基づいて行うべきだろう。
耐震工事という事情は認めた上で、計画の不透明さや、計画遂行の強引さを批判することは可能なはずだし、建設的な批判にもなるだろう。
事実に基づかない批判が悪いのは、けして建設的な観点にはならず、単に罵詈雑言や誹謗中傷を投げつけて「あー、すっきりした」で終わってしまうからなのだ。
私も「アンチ再開発」主義者に対して、そういう態度にならないように気をつけなくては…。
■なぜ、こんなブログを作ったか
なぜ、こんなページをやっているかと言えば、何事も
事実に基づく
ことが大切だと考えているからである。思い込みや決め付けではなく、事実に基づいて考える。事実に基づいて行動する。信憑性に疑いのあるものは、それを前提に考える。それによって、物事が正しい方向進んでゆくと思うのだ(これは、中目黒の問題に限らず、私の信念というべきものかもしれない)。
今までの文章から分かるかもしれないが、私は基本的に、中目黒の変化は必要だと思っているし、歓迎している。その意味では、再開発や工事については、基本的に「推進派」に分類される人間だ。
しかし、現状の計画や開発の流れに問題がないなんて思わないし、むしろ漠然とした不安を感じている。
だから、自分としては、多くの見識ある人(中目黒への知識や、開発論一般など)と話をして、自らの考えを深めたいと思ってきた。
ところが現実は、いくらネットを検索しても、あまりにもいい加減な情報と、それに基づくヒステリックな意見ばかりが流れていて、ちっとも議論が深まっていない。それが残念なのである。
このままでは、中目黒の開発は、草の根の議論は表層的な現象に感傷的になるばかりで、ちっとも本質まで辿り着かないまま、ゼネコンや東急主導で進むことになるだろう。
果たして、それで良いのだろうか?
私は、そこに一石を投じたいのだ。
■こんな意見ばかりでは…
以前、ガード下の工事に対して「こんな誤解がある」というブログを数点紹介したが、実は、あれはまだ良い方のブログなのだ。
他を見ると、こんなことを言っている人すらいるのである。
中目黒という町の味わいを演出してくれていた大切な場所が姿を消すそうだ。残念でならない。このようなばかなことを決定した人間は、恐らくどうしようもないゴミくずのような奴だろう
http://tkyw.jp/archives/1771477.html
「今まで中目の繁栄を担ってきたこのような店を無くそうとしている東急電鉄。
君達のような浅はかな人が中目をいじるんじゃない」
http://ameblo.jp/s-cargot/entry-10037883757.html
「中目黒再開発の名の下、東急の横暴でガード下を趣のある今の店(旨い 安い サービス良い )を撤去し、大手チェーン店(まずい 高い サービス悪い ばかバイト)を入れようとしている、東急グループさん・・・・。」
http://ameblo.jp/s-cargot/entry-10037581520.html
まさにこれから、、と言う時に、意味のない再開発
とやらで、強制的に立ち退きを強いられ今までの努力が
水の泡になってしまったのだ。
なんたる、愚行。
再開発って、何なのか。
http://brainbuster.blog.drecom.jp/archive/744
※注)太字強調は当ブログで追加
十分な情報開示をしない東急の自業自得とは言え、よくもまぁ、ここまで罵詈雑言を並べたものだと同情してしまう。いや、たぶん上記の筆者達は、駅前再開発もごっちゃにして批判しているのだろうから、駅前再開発関係者としては「私自身も罵倒された」ようなものだ。正直、困ったものである。
彼らは「正義」で発言しているつもりなのだろうが、今まで明らかにしてきたことを考えれば、彼らが単に無知に基づいているにすぎなかったことが分かるだろう。もちろん、無知が即「悪」とは言えないかもしれない。彼らも神様ではないのだから、全ての事実を正確に把握できるわけれではない。特に、上記の発言はどれも情報が錯綜していた頃の物だから、彼らも今は当時の発言を恥じているかもしれない。
ただ、ここまでの罵倒を並べ立てるなら、もう少し慎重な取材をしてからにするべきだったのではないか、と思うのである。
確かに、結果を見れば「店がなくなっていく」のも事実であるし、今後、東急が「つまらない大チェーン」を入れる可能性だって十分すぎるほどある。その意味では、彼らの批判は「結果的には」は間違っちゃいないのかもしれない。
しかし、「結果的に」同じであれば、ろくろく事実を調べもせず、理由や過程の考察を誤って、他人を「馬鹿」「ゴミくず」「浅はか」「愚行」だと罵っても良いのか。勝手に大手チェーンが入ると決め付けた挙句に、何ら裏付けのない個人的主観で「まずい 高い サービス悪い ばかバイト」などと侮辱して良いのか。
私は、そんな道理はないと思うし、そういう人間の方が、私は「馬鹿」「ゴミくず」「浅はか」「愚行」だと思う。
再開発や街の変化に反対することを悪いというつもりはない。
様々な意見があって良いと思う。
様々な意見を聞きたいし、そうなっていない現状を私は憂慮する。
しかし、批判はあくまで事実に基づいて行うべきだろう。
耐震工事という事情は認めた上で、計画の不透明さや、計画遂行の強引さを批判することは可能なはずだし、建設的な批判にもなるだろう。
事実に基づかない批判が悪いのは、けして建設的な観点にはならず、単に罵詈雑言や誹謗中傷を投げつけて「あー、すっきりした」で終わってしまうからなのだ。
私も「アンチ再開発」主義者に対して、そういう態度にならないように気をつけなくては…。