中目黒再開発の事実

中目黒の再開発・工事について。少しでも事実を伝えられれば…。

理由がまぜこぜ

2007-12-26 03:35:16 | 中目黒再開発
以前から述べている通り、町の再開発(上目黒一丁目再開発、上目黒二丁目再開発)と駅高架下工事を混乱している人はかなり多い。
この方もその一人なのだが…。


中目黒の高架下もついに再開発が始まった。昭和63年に立ち上がった計画がいよいよ本丸へ。周辺建築物の老朽化、木造建築物密集による火災の恐れ、駅前の混雑解消、土地活用、商業発展など目的や名目はさまざま。
(略)
地権や利権を巡る思惑もあるだろうし、地域の発展に貢献もするだろうし、なにが正しくてなにがいけないことなのか判断するのは難しい。やみくもに異を唱えるつもりはないけど、風景なども含めてせめて環境のことは考えてほしい。
http://blog.goo.ne.jp/toshihiko_mnb/e/00bd24bc92f0a4ce6c6d9e25599f9321

文章としてはいかにも「もっともらしい」内容である、が、根本的に間違っている。その点で、ある意味、非常に悪質な間違いとも言える。

そもそも「昭和63年に立ち上がった計画」は街の再開発に関する計画であり、そして「周辺建築物の老朽化、木造建築物密集による火災の恐れ、駅前の混雑解消、土地活用、商業発展」というのは、「上目黒一丁目の再開発」について区がまとめた分析結果である(⇒中目黒地区整備課のページ)。再三、言っている通り、ガード下の工事とは全く関係のない別の案件だ。別の案件なのに「本丸へ」も何もあったものではないのである。

にも関わらず、それをこの方は半端に聞きかじって、ゴチャゴチャに混ぜ合わせ、ガード下の工事に関するもっともらしい文章をでっち上げてしまったわけだ。いわば、外国の新聞紙社が、安部前総理の写真で、福田総理の記事を載せるようなもの。なまじ事実が元になったしっかりした文章だけに、読んだ人が間違いを信じてしまうリスクが高い。

しかも、このページは東京グルメのほか、あちこちのページにトラックバックしている。よってこの文章は目に付きやすく、これを読んだ人は「そうか、ガード下は再開発なのか」と信じ込む。

おそらく、書いた本人は全く悪気もなく、むしろ自分の文章のまとまりの良さを自画自賛しているのではなかろうか。それで、間違いがもっともらしく広められてしまうというのは、ハタ迷惑な話である。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿