ひねって・焼いて・陶

陶芸の様々な技法、釉薬、お会いした陶芸家の方々の話等々、私が陶芸で学んだこと、発見したことなどを綴ります。

「ひねって・焼いて・陶 展」を終えて

2019年01月14日 | お知らせ

昨年末に開催した2人展を無事終えることができました。年末の忙しくて寒い時期にお越し頂いた方々にお礼申し上げます。会期中、知人、友人を含めて多くの方々とお会いし楽しく話をすることが出来て、展示会を開催するまでの様々な苦労が報われました。

ノリタケでの展示会は3回目。以前よりはスムーズに準備が出来るかと思っていたのですが、制作中にトラブルが次々と起こり最後の1週間は夜なべの連続でした。ちっとも進歩していないなあと感じる反面、陶芸は失敗して学習するの繰り返しであり、何かしらは身に付いたのだろうと思います。今は、展示会を終えて数週間、工房の片付けなどで何も作らずにリラックスした時間を過ごしていますが、頭の中では次の計画が色々と浮かんできています。

うちの窯に入るギリギリの高さ(約50cm)の花器。いきなりこのサイズのタタラは成形出来ないので2枚を繋いで作った。スラブローラーがあれば簡単に出来るのだけど置く場所もないし、もったいないし・・・。口縁部分が特徴的なのだが花を活けてみるとそこはみごとに隠れてしまい残念。

 

 新しい透かし彫りパターンの陶ランプ。今までのデザインの中で一番良い感じの影が出た。

 

デザインをまとめるのに何個試作を作ったことか。釉薬の調整にもずいぶん手間取り、ようやく出来上がったので達成感はひとしお。

 

 この釉薬は流し掛けによる色合いの変化が特徴。土から溶けて噴き出した長石粒がキラキラしているところも気に入っているのだが、そこは出来上がってから気が付いた。思わぬ収穫。

 

時計のデザインをあれこれ考えているうちに、何年も前にチャレンジしたワイヤーによる透かし彫りを応用することを思いついた。

 

ここからは、かみさんの作品。「クリスマスフレンズ」。手が込んでいて作るのは大変だったが、とても人気があった。

 

猿から始まった干支シリーズ。この黄瀬戸と土(並信楽)の組み合わせがドンピシャで良い風合い。

 

 単純な形の上に流し掛けで付けた釉の変化が評判だった。


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