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賞味期限切れ

2006-06-04 03:00:57 | 日記・エッセイ・コラム

フェリス女学院から講義を頼まれる、那覇聖書研究会からも航空券付きで講演依頼がある、技術士会でも話をせよと言われる、ほかにも返事を保留している依頼がある。こちらの「賞味期限」がとうに切れているのに気付かずに全くためらいもなく頼んでくる。

学生YMCAや、日曜集会では、さすがに普段聞きなれていたからであろうか、薄々変調に気付いている様子。頷いてくれるはずのところで、怪訝そうにこちらの顔を覗き込んで来ることがある。

「さあ話せ」と言われても、何も話すことが無い。理論も無い、新知見もない。しかたなく、体験談を語る。むかし年寄りが炉辺で孫や曾孫に語ったように。空襲の体験、戦災孤児仲間、飢えの記憶、憎しみと復讐心、憧憬(あこがれ)、出会い、感謝、得意と失意、エトセトラ・・・

何を語るか、予め準備しない。語るべきことは時に臨んで上から与えられる。充分でなくても与えられただけを語る。メモをとる様な話は、図書館かインターネットで調べれば済む話だ、と勝手に決め付ける。メモにとれない様な、出来事の体験の証だけを語る。

「何をどう言おうかと心配しないが良い。言うべきことは、その時に授けられるからである」(マタイ伝10:19)

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(今日のお弁当)

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