アセンションへの道 PartⅠ その理論と技法

2012年には銀河の中心と太陽系そして地球が整列し時代の節目を迎えます。アセンションの理論と技法について考えます。

第10章 アセンションを目指して ④マカバ瞑想

2010-08-13 18:11:54 | 第10章 アセンションを目指して
『フラワー・オブ・ライフ』(以下、同書)はかなり難解な本だと思う。筆者は幾何学に対する苦手意識を然程持っていないが、それでも神聖幾何学のパートは難しく、結局上下二巻を読破するのに2カ月近くを要した。然し、この神聖幾何学を長々と著者、ドランヴァロが説明する趣旨は、左脳でしっかり神聖幾何学とマカバを理論的に理解し、然る後に右脳でその意味を把握することで、左脳と右脳でバランスよくこの瞑想法を把握しなさいと云う意味だと言う(前節の“はじめに”を参照)。つまり著者の意図を汲んで、本当にこの瞑想法を習得しようとするのであれば、この本を自分で買い、時間をかけて読むのが一番良い(或いはワークショップに参加できれば更に良いのであろう)のには違い無いのだろうが、中には手軽に試してみたいと云う読者の方も居ると思うので、ここにマカバ瞑想の概要を同書より紹介しておく。尚、若干筆者の言葉で手直しした個所もあることを予めご承知おき願いたい。

先ず瞑想のあらましに就いて、同書からの引用である。
「マカバ瞑想は全部で17回の呼吸で完結します。最初の6回は、体内の8つの電気的回路における極性のバランスをとり、回路を浄化するための呼吸です。その次の7回の呼吸ではがらりと変わり、チャクラ・システムにおけるプラーナの流れを適切に回復させ、体内に“球の呼吸”と呼ばれるものを再び甦らせるのが目的です。そしてその次の14回目の呼吸だけは特殊なもので、体内のプラーナ・エネルギーのバランスを3次元から4次元の意識へと変容させます。さらに最後の3回の呼吸では、体の周囲と内部に、生きたマカバの二重反転エネルギー・フィールドを再生させます。」

パート1 極性のバランスと回路の浄化(最初の6呼吸)
・・・一回目の呼吸・吸う息
先ず、「あなたのハートを開いて、ありとあらゆる生命への愛を感じてください。・・・これはすべてのなかで、もっとも大切な指示です。」吸い始める時、「太陽正四面体(そのてっぺんが上方の太陽を指し、別の頂点が男性なら前方、女性なら後方を向いている)を意識してください。まぶしいほどの白い光に輝いた太陽正四面体が、あなたの体を取り巻いているのが見えます。」「息を吸うのと同時に、両手でムドラーを結びます。ここでは親指と人指し指をつけてください。」「最初は肺を空っぽの状態にして、そこから完全なヨガ呼吸を始めましょう。・・・呼吸は鼻のみでしてください。・・・大切なポイントはこの呼吸が規則的であることです。まずは吸気に7秒、呼気に7秒というのを目安にしてください。」
・・・一回目の呼吸・吐く息
ハートには愛。「地球正四面体(そのてっぺんが大地を指し、別の頂点が男性なら後方、女性なら前方を向いている)を意識します。同じムドラーを保ちます。・・・ヨガ呼吸で、だいたい7秒くらいかけてゆっくりと息を吐き出していきましょう。肺から空気がなくなったら、・・・胸とお腹の緊張をぬいたまま息を止めます。そして5秒ほどして、また息をしたくなってきたら、次のようにしてください。・・・地球正四面体のてっぺんの平たい正三角形の水平面を意識してください。その正三角形の平面だけが、地球正四面体の中を通って脈打つエネルギーと共におりていきます。閃光のように一気に下へおろしてください。そのとき、・・・正四面体の下の頂点から、ムドラーつまり電気的回路の否定的エネルギーをすべて外に押し出します。この思考を使ったエクササイズと同時に、以下の動作を行います。両目をわずかに真ん中に寄せ、両方の眼を上方へ持っていってください。・・・次に今度は出来るだけすばやくできるだけ下の方を見ます。この眼のエクササイズは、前記の思考のエクササイズと一緒に、思考と体を連携させて行う必要があります。」
・・・2~6回目の呼吸
「これに続き5回の呼吸は、ムドラーだけを次のように変更し、それ以外は1回目の呼吸とまったく同じ手順を繰り返します。
2回目の呼吸  ムドラー  親指と中指をつける
3回目の呼吸  ムドラー  親指と薬指をつける
4回目の呼吸  ムドラー  親指と小指をつける
5回目の呼吸  ムドラー  親指と人指し指をつける(1回目と同じ)
6回目の呼吸  ムドラー  親指と中指をつける(2回目と同じ)」

パート2  球の呼吸を甦らせる(次の7呼吸)
「ここからはもう星型二重四面体をイメージする必要はありません。ただ星型二重四面体の、太陽正四面体の頂点(頭の上)から地球正四面体の頂点(足の下)までをつらぬく呼吸管に意識を合わせ、そこにはたらきかければいいのです。・・・呼吸管には、蛍光管のように上下両端にクリスタルの頭部がついています。それぞれのクリスタルの頭部は、2つの正四面体の上下の頂点にぴたりとおさまっています。そのクリスタルの頭部には無限に小さい孔があいていて、そこを通してプラーナが呼吸管に入ってくるのです。」
・・・7回目の呼吸・吸う息
ハートには愛。「体の中に管が通っているのを視覚化するか、感じるかしてください。7回目の息を吸いはじめるやいなや、その管の中を白く輝くプラーナの光が上へも下へも両方向に流れるのが見えます。今回は、管を流れる2つのプラーナの光線が、へそで出会うように誘導します。そしてプラーナの2つの光線が出会った瞬間、・・・白い光のプラーナ球(グレープフルーツ大)が生成されます。これに続く7回の呼吸は、吸気にも呼気にも同じムドラーを使います。てのひらを上にして、親指に人指し指と中指をつけてください。」
・・・7回目の呼吸・吐く息
「へそを中心としたプラーナ球は大きくなり続けます。そして息を完全に吐ききる時には球の直径が20-23cmくらいになっています。」
・・・8回目の呼吸
ハートには愛。「プラーナ球はますます大きくなり、この呼吸の終りで最大になります。・・・中指をへその端にあてがい、そこから手首の皺までの手の長さがあなたの最大時の球の半径になります。」
・・・9回目の呼吸
ハートには愛。「球はもうそれ以上大きくならず、球の中のプラーナが濃くなり、球は輝きを増して明るくなります。」
・・・10回目の呼吸・吸う息
ハートには愛。「10回目の呼吸で半分くらい息を吸い込んだところで最大可能密度に達し、その瞬間、プラーナ球は発火して色と質が変わります。プラーナの青白い電光色が太陽の黄金色に変化するのです。」
・・・10回目の呼吸・吐く息
「直径が手の長さ2つ分の小さな金色の光の球は、息を吐くと同時に膨らんで広がります。そして次に示す呼吸と一緒に、1秒で急激に拡大してダ・ヴィンチの球体(広げた両腕の指先まで)の大きさになります。するとあなたの体は光輝く金色のおおきな球体にすっぽり包まれます。・・・息を吐く時には、唇をすぼめて勢いよく呼気を吹き出します。・・・そうなってからも、最初の小さな球はもとの場所にそのまま残っています。」
・・・11,12,13回目の呼吸
ハートには愛。「体の力を緩め、視覚化を停止しましょう。ただ2つの極から入って来るプラーナの流れがへそで出会い、それが外側に広がって大きな球になるのを感じるだけです。」

パート3  3次元意識から4次元意識へ
・・・14回目の呼吸
ハートには愛。「14回目の呼吸における吸気では、思考とハートの両方を使って、プラーナの2つの光線が出合う位置を変えます。これまでへそで出合っていたのを、胸骨の一番下からおよそ指幅2,3本分くらい上にある、キリスト意識の4次元的チャクラへと移してください。呼吸管のこの新しい地点から行う呼吸は、あなたの覚醒レベルを3次元意識から4次元意識へと変化させずにはおきません。ムドラーは・・・両手のひらを上に向けたまま、男性は右手の上に左手を重ね、女性は左手の上に右手を重ねます。そして両手の親指が互いに僅かに触れ合うようにします。

パート4  アセンションの乗り物をつくる(最後の3呼吸)
・・・15回目の呼吸・吸う息
ハートにはあらゆる生命に対する無条件の愛。「あなたの星型二重四面体の全体を意識してください。そこには実は3つの星型二重四面体がピッタリ重なって存在しているのです。まったく同じ大きさの完璧な星型二重四面体が3つで1セットになっていて、1つに見えますが実際には3つあるのです。3つの星型二重四面体はみな同じおおきさで、それぞれ男性、女性、中性いずれかの極性を有し、同じ軸を中心に回転しています。1つ目の星型二重四面体は中性で、“肉体”そのものです。脊柱基底部に固定されていて・・・決して向きを変えることはありません。2つ目の星型二重四面体は、男性的で電気的な性質を持つ人の“思考”です。そして・・・あなたの正面の一点から左向きに回転しています。3つ目の星型二重四面体は、女性的で磁気的な性質をもつ、人の“感情体”です。そして・・・あなたの正面の一点からみて・・・右向きに回転しています。15回目の呼吸を吸い込む時、頭の中で自分に“同一速度”と言って下さい。すると回転が可能な2つの星型二重四面体は、同一速度でお互いに逆の方向に廻ります。ここからは両手をお椀のようにするムドラーにしてください(両手の指を組み、親指が軽く触れ合うようにします)。」
・・・15回目の呼吸・吐く息
「2つの星型二重四面体が回転します。一瞬のうちに、一番外側の辺縁部で光速の丁度3分の1のスピードまでになります。・・・10回目の呼吸でしたのと同じように、唇をすぼめてまるめ、息を吹き出します。すると2つの星型二重四面体が回転しながらスピードを上げていきます。
・・・16回目の呼吸・吸う息
「この息を吸うとき、吸いこみながら頭の中で“34対21”と指令を出してください。これは2つの星型二重四面体を34体21の比率で回転させるという思考への合図です。これは感情の星型が右へ21回転する間に、思考の星型が34回転するようにという意味で、2つの星型が速度を上げても、その比率は一定に保たれます。」
・・・16回目の呼吸・吐く息
この呼吸で息を吐く時、2つの星型二重四面体の回転スピードは光速の3分の1から、一瞬にして光速の3分の2へ向けて加速します。その速度に近付くと、ある現象が起こります。体内の(脊柱基底部の高さにある)最初の8細胞から平らな円盤がポンとはじけ出るように生まれ、一気に直径約17mの大きさにまで拡大します。そして星型二重四面体を取り囲む球のエネルギーとその円盤が、体のまわりに空飛ぶ円盤のような形を作り出すのです。このエネルギー母体が“マカバ”です。・・・15回目の呼吸と同様に唇をすぼめ、小さくまるめて勢いよく息を吹き出します。
・・・17回目の呼吸・吸う息
「この瞑想の間中ずっと、あらゆる生命に対する無条件の愛を感じていなければ、何の効果も期待できないことを忘れないようにしてください。息を吸う時に、“光速の10分の9”という指令を出してください。」
・・・17回目の呼吸・吐く息
「光速の10分の9まで回転速度が上がり、マカバが安定します。唇をすぼめ、小さくすぼめて勢いよく息を吹き出します。速度が上がるのを感じたら、力をこめて残りの息を全部吐き出しましょう。いまやあなたは、3次元に同調して安定したマカバの中に存在しています。あなたはハイアーセルフの助けによって、これが実際には何を意味するのか理解するでしょう。この呼吸が終了した後は、理論上はすぐに立ちあがって日常生活に戻ることもできます。・・・しかしできればそのまま、あと15分から1時間くらい瞑想を続ける方が望ましいでしょう。」

以上を読むと、かなり複雑で覚えるのが大変だとの印象を持たれた方が多いと思うが、筆者は当初これをA4一枚の紙に要約して書き写し、目の前においた椅子の背もたれに貼り付けて、それを読みながら(当然ながら目を開けたまま)瞑想を行った。暫くして後、このマカバ瞑想のCDを購入出来ることを知り、これを取り寄せて、今ではヘッドフォンでドランヴァロの声を聞きながら瞑想を行っている。但し、このCDには、この瞑想法の概要しか説明が無いし、音声の誘導だけでは細部に亘る思考の内容までは判らないので、このCDでマカバ瞑想を試してみようという方は、自身で『フラワー・オブ・ライフ』を買って読むか、最低でもこのブログに書いてあることを忠実に実行することをお薦めする。

因みに、バシャールのペーパーバックをお持ちの方は、第4巻の55頁以降に書いてある瞑想法を読み返して頂きたい。この場合は星型二重四面体では無く、自分の体を光の速度で回転させることをイメージしているので、マカバ瞑想とはやや異なるが、自分の体から円盤が広がって行くくだりは、マカバと共通するものがあるように筆者は感じている。
又、最近改めて坂本政道氏の『アセンションの鍵』を読み返していたところ、レゾナント・チューニング(ヘミシンクを使って自分のエネルギー体をチャージアップする手法)を使った瞑想法を紹介しており、同書の153頁に「・・・自分を中心に渦状にエネルギーが流れていることが感じられたり、自分が渦状の銀河の中心にいるように感じられることもあります。ソンブレロ銀河と呼ばれる銀河がありますが、自分の周りのエネルギーがその銀河の形をとっているように感じることもあります。」と記載しているが、この瞑想法で形成されるマカバは正に「ソンブレロ銀河」そのものの形をしている。「上の如く、下も然り」とはこのマカバの形も含んでいるように思う。

尚、このブログは書き込みが出来ないように設定してあります。若し質問などがあれば、wyatt999@nifty.comに直接メールしてください。


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