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TREK 4300 で行く

2012年4月、TREK 2.5 が仲間入り。
マウンテンとロード、2台のTREKを駆って北の大地を疾走します。

美瑛センチュリーライド-2日目

2016年09月18日 | イベント

某先輩の車に乗せてもらい、再び美瑛にやってきた。
日帰り2セットなので、移動による体力消耗は無視できない。
しかも睡眠時間は4時間。
果たして無事100km完走できるのか。(←と言いながら不安はゼロ)

本日の目標は2つ。
昼食のカレーをおかわりすること。
最後の上りでへばらないこと。

ステージ2は、会社の甲先輩と乙先輩も参加。
(注:プチグルメフォンドの人物とは必ずしも一致しません)
3人一緒に中盤の順位でスタートする。
最初は仲良く走っていたが、カレーのおかわりしか頭にない人、約1名。
自ずと脚に力が入り、気付けば両先輩をほったらかして進んでいた。(←おいおい)

コースは前半部分のレイアウトが大きく変更されている。
特筆すべき変更点は、三笠山周辺の斜度5.1%、延長1.6kmの区間。
幾多の人がペースを乱す中、歯を食いしばって抜きにかかる。
坂道でぶっちぎると気持ちいい。(←昨日も書いてた)
これだけ力を出せたのは、予習により坂の終点が頭に入っていたのが大きい。
勉強に限らず、予習は大切なのだ。

9時26分、第1エイド春日台駐車場に到着。
バターロールとバナナと美瑛牛乳を補給し、後続を待つ。
こんなふうに待たれてしまうと、追いついた側は余計に焦って休息を十分に取れないまま再スタートとなりがちである。
そこのところ、私と大差なく到着した乙先輩は心得ており、甲先輩が到着すると縁石にどっしり座って休憩を取ったのであった。
「オレにカレーを食わせろ」の人は、ひたすらにもどかしいが言えたものではない。
まあ、これも社会勉強の一環であろう。
休憩時間は38分とたっぷり。

目指せカレー、カレーはまだか。
訳の分からぬ集中力で、拓真館近くの急勾配も一気に攻略。
昨年は右脚が痙攣寸前となったが、今年はすんなり。
食べ物への執念は別として、昨年との違いは主に3点。
ビンディングシューズを履いていること、大会までに3800km以上走っていること(対前年+1,700km)、雨が降っていないこと。
どの要素も重要だが、特に雨が大きいか。

11時3分、第2エイドの美馬牛小学校に到着。
カレーを確保して自転車の元へ戻ると、予報に反して雨粒が落ちてきた。
後続を待つ都合もあるので東屋に避難し、待ち合わせ場所をショートメール。
これで良し。
ご馳走の写真を撮っていたら全員集合と相成った。
メニューは、カレー、ソーセージ、美瑛ポーク、そして緑茶(何故か冷凍可能ボトル)。
このほかにトマトがあったのだが、配布場所が離れていて食後に気付いたという…。

雨は一時強くなったが、1皿目にありついている間に小康状態となった。
運がいい。
おかわりで再び列に並ばないといけないのだから。(←すごい執着心)
さっきより少し長くなった列に並び、2分待ちくらいで念願のおかわりゲット。
実は大盛りも可能で、わざわざ列に並んでおかわりしなくてもよいと知った。
いや、普通盛り×2回のほうがいいんだって。

食後はおトイレへ。
今年から校舎内トイレは使用禁止となったため、仮設トイレに行列ができていた。
珍しいことに男だけ。
一応、男5室、女3室と男女比を考慮した配置になっていたのだが。
上位は男性が中心なので、男6、女2としておき、正午ころから男5、女3に変更してはどうだろう。
あ、こういうことをアンケートに記入しないといけないのか。
休憩時間は56分。

出発してすぐに正午を迎える。
美馬牛小学校からお昼のメロディが流れてくる。
おや、この音楽は奈良県十津川村でも流れていたような。
ああ、思い出す、愛車と引き剥がされた5年前のあの日々を。(←何があった)

丘エリアに入り、やがて美瑛川沿いの道に出る。
昨年は青い水が流れる不思議な川だったのだが、先月の大雨で茶色く濁り、増水の跡が生々しく残っていた。
川沿いの農地も被害を受けている。
そんな中、何とか大会開催にこぎつけた実行委員会の方々、そして大会に理解を示してくれた農業者はじめ町民の方々に感謝申し上げる。

丘エリアは観光客が多い。
大会参加者だとしたらかなり浮いているカジュアルウェアなクロスバイクがいると思ったら、それは貸自転車の観光客。
電動アシスト付きだから、素人(我々も素人だが)でも問題なく丘めぐりできる優れものである。
それはそうと、電アシごときに抜かれるとイラッとしますな。
こっちも大人だから、抜き返したり、煽ったりはしませんけどね。
こんなことをいちいち気にしているようでは、自分もまだまだなのかなぁ。

北西の丘で乙先輩が緊急ピットイン。
コース際で甲先輩を待っていると、何だこの看板は。
「美瑛センチュリーライド 休憩所」。
オフィシャル休憩所なの?
せっかくなので写真を撮ろうかね。
風景じゃなくて看板だけど。(←風景撮ろうよ)
予定外休憩11分。


13時30分、第3エイド地域人材育成研修交流センター(愛称ないの?)に到着。
じゃがバター、かぼちゃ団子、玉葱スープが供される。
美瑛産野菜たっぷり、炭水化物たっぷり(笑)。
玉葱スープがインスタントではなく、本当に玉葱の具がたくさん入っていたのには驚いた。
どれもおいしゅうございました。

このエイド、1日目と変化が見られた。
自転車置き場からエイドテントまでの通路にカーペットが敷かれたのだ。
昨日はテント裏にカーペットが敷いてあり、足を延ばせるスペースとなっていた。
それはそれでよかったのだが、自転車置き場からテントまでは砂利道で、クリートでは歩きづらかった。
誰からどういう指摘があったのか。
いずれにしても、一晩で改善されたのは素晴らしい。
休憩時間は32分。

エイドを出ると、100kmを締めくくる長い上り。
最初はだらだらと緩傾斜なのだが、徐々に勾配がきつくなっていく。
去年はここで完全にへばってしまい、両先輩に置いてけぼりを食らったのであった(丘の下で待っていてくれたけど)。
あの敗北感は忘れぬ。

今回は余力がたっぷりある。
己の限界を探るためにアタックしたい。
はやる気持ちを抑えて、じわじわと無理なく上っていく。
別チームのメンバーが一人、また一人と脱落していく。
その姿に去年の自分が重なり、心の中でエールを送る。

ということで、坂攻略。
2つ目の目標も無事達成した。
坂の終点で甲先輩を待つ。

ところで、乙先輩は普通に付いてきていた。
齢もじょもじょ才(自主規制)にフラットペダルでよく頑張れるなぁ。
この人がビンディングを始めたらすごいことになりそう。
経験上、今大会の100kmをフラットで走るのはゆるくない。
肉体の衰えを感じさせないお人である。
10分後、3人揃って最後の坂を下る。

ゴールゲート通過は15時2分。
甲先輩は「足を引っ張ってすまなかったね」と言うけれども、決してそんなことはない。
何故なら、両先輩は目標ペース20km/hのエントリーであるから、走行5時間、休憩2時間とすると、このタイムは「計画どおり」なのだ。
「目標達成おめでとうございます」と咄嗟に言えなかった自分を恥じる。

ともあれ、念願の2枚目の完走証をゲット。
落車、交通事故、パンクいずれもなく3人ともゴールできて、本当に良かった。
雨も何とかなったし。
最高に充実した2日間を送れたことに感謝する。

自宅に戻り、色違いの2枚の完走証を並べてほくそ笑む。
欲しかった2枚が手元にある。
オホーツクサイクリングの完走証(212kmで1枚)を貰ったときよりも興奮度は上。
何故こんなに美瑛の2枚が欲しかったのか。
理由は分からないが、とにかく大満足だ。

来年は2日間とも自分のペースで走ってみたい。
もっとロードでトレーニングを重ねてから挑めば、両ステージとも平均ペース25km/hを達成できるはず。
また一つ、目標ができてしまったなぁ。

■大会結果(2日目)
実走行時間:4時間25分15秒(休憩時間除く、信号待ち含む)
実走行距離:98.1km
平均速度:22.2km/h
※GPS計測結果を精査したものです。

【本日走行距離R】100.74km
【積算走行距離】4046.6km(3742.4+241.6+62.6)

コメント
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