殴り書きイラストが一部読者に妙に好評なためブログ投稿のハードルが妙に上がっちゃって書きづらくなってきたヲノです。スキャニングも色調の修整なんかも、実はけっこう面倒くさいので。
そしてそれを保育園の父兄に読んだよなんて言われはじめて、妙に緊張してるところです。片腕マシンガールみたいなスプラッター映画を激賞したりするのも「あそこんちのパパちょっと危いんじゃ…」なんて裏で警戒されそうだしなあ(だからってやめませんが)
そういうわけで今日はテキストだけにしとこう。
とりあえずこの数日は大学関係の業務で忙殺されてた。
とりわけ入学試験とか、それがらみの会議とか(この時期に入試って!?と思うのはシロートさん。今時どこの大学も年間に複数回の入試があるのです)がやはりいちばん大変。セキュリティとか神経を使う部分が多くて。まあしかし受験生の立場からすれば人生が変わるほどの大事なわけだから、それぐらい大変で当たり前っちゃ当たり前なんだけど。
あと来年度のシラバス(授業計画書)。これもけっこう悩んで書いて提出。
受講してくる学生に聞いてみると大半が「シラバス?なんスかそれ?」とか「あー、そういうのあるっスよね(遠い目)」みたいな反応で。読めよな!と一応ツッコミたくなるけれども。一所懸命書いても仕方ないんじゃないのかと懐疑的になったりもするけれども。
しかし開講前の段階でその講義や演習について告知するメディア、業界(音楽の方のね)で言うところの「前パブ」はこれしかないわけで。(こういうブログで告知してもかまわないけど、公式のシラバスすら読まない人間がわざわざ教員のブログを探し出して読むとも思えないしな…)
毎年、授業内容以外にも文言とか評価の基準とかを変えたりして、なるべくわかりやすく魅力度高く、授業のグルーヴが伝わるような「見え方」になるよう、こだわってはいるつもりだ。
しかしそもそも時間軸に沿って、30週分を「第1週:ガイダンス」とか「第15週:前期のまとめ」とかいって直列に並べていくような記述方式自体が、授業形態を制約しているような気がする。もっと螺旋状に渦巻くシラバスとか3D空間に立体配置で可視化されたシラバスとか。おいおい何なんだこの授業どうなっちゃうの!?と妄想炸裂してしまうような授業計画が作れないものか!
そんなことをあれこれ考えつつ(結局は普通に)書くので、どうも提出が遅れてしまう。
毎年いちばん迷うのは、特定のテーマを設定して映画を鑑賞し分析する「映像論」という講義だ。
テーマ設定/映画の選択/観る順番など、かなり入念に調整しなければならない。そのうえで、制作国・制作年・ジャンル・カラー(暗い/明るい、悲劇/喜劇、男性向け/女性向けetc.)などを考慮しつつ、なるべくバランス良く映画を選ぶので、たいへん骨が折れる。
ちなみに来年扱う映画は「ベルリン天使の詩」「僕の伯父さん」「燃えよドラゴン」「禁断の惑星」「エクソシスト」「イレイザーヘッド」「男と女」等々。このラインナップからテーマは推測できるでしょうか?
映画ネタにつられコメントさせて頂きます!来年のラインナップ、イレイザーヘッドしか観たことないので(VHSで持ってます)「悪夢」・・・とかしか、想起できません笑
けど講義であれ選ぶのはさすがヲノさんです!!!トラウマ、リンチ中毒者続出ですね!
と言いつつ学生時代に観て見事にトラウマ刷り込まれ、それ以来リンチ監督のとりこになったのは私です。