イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

19回目

2010年08月02日 | 術後1年~

外来化学療法19回目。
体重35.1kg。

体重が減らなくなったのはいいのだが
それは栄養が摂れているからなのか
はたまた腹水が溜まっているからなのか。
体重が増えたからといって手放しで喜べるわけではなく
常に不安が付きまとう。

今日は血液検査がとても空いていて、あっという間に採血終了。
検査結果も早々と出て
化学療法室に入ってまもなく診察室に呼ばれた。

化学療法室は工事が進み
新しい部屋との結合部分の工事が始まっていた。
ちょうど窓だったところに仮設の壁が取り付けられて
外の光が入らずちょっと窮屈。
リクライニングシートの数も少し減っていてほぼ満員状態だった。

診察室に入り「19回目ですね~」と先生。
カルテに”⑲”と書いてある。
前回のところには”⑱”。
前回見たときは書いてなかったから、今日数えてくれていたみたい。
「いつまで続くんですかねぇ」
「いつまでやりますかねぇ」
早期での手術後の予防目的の抗がん剤治療は一年で終わりらしいが
私の場合、腹腔内に怪しい細胞が見つかっているので
一年でやめるわけにはいかないらしい。
「’ちびママ’さんの場合はちょっと違うからね
  …ここまでって判断が難しいんですよねぇ…」
私としても、もしやめて後々転移が見つかったら怖いし
そうなったら後悔してもしきれない。
先生も言うように、幸い重い副作用は出ておらず体調もいいので
もうしばらく続けるしかない。

お腹に針を刺すとき先生が「これは肉?水が溜まってる?」
私が思うにガスが溜まってお腹がちょっとポンポンしてるっぽい。
肉だったらいいけれど、腹水が溜まっているんだったら困る。
次回は術後1年半のCT検査。
他に転移していないか、腹水は増えていないか、心配。

今晩は待ちに待った大花火大会。
今日は娘たちと三人、ケーブルテレビで花火鑑賞。
その前に外でちょこっと手持ち花火をした。
ほんの数本だったけれど
娘たちに声をかけると「やるー!」と大喜び。
よくあるシューッと出るやつは
光が赤から白に変わるだけですぐ終わってしまったが
もう1種類はパチパチ金色にはじけるタイプできれいだった。

そのあとは涼しい部屋で花火を観ながら夕食。
テレビ中継を見ながら
要所要所の大きい花火のときは窓から実物を鑑賞。
そんなに大きくは見えないけれど
部屋から花火が見られるなんて、あぁなんて贅沢。

明日は近くまで見に行くから楽しみ。
体に響く爆音と頭上に降り注ぐかのような光の粒。
あの迫力はたまらない。
いい場所が取れるといいな。


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