藤娘的 2

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平泉~みちのくの浄土~

2008-12-13 | 美術館・展覧会
 父と仙台市博物館の『平泉~みちのくの浄土~』展を見てきました。
 今回の展覧会は小さい頃から何度も訪れている中尊寺の宝物の展示という事で、「現地でいっぱい見てるから、あえて見に行かなくてもいいかなぁ~」と思っていたのですが、先に見に行った抹香臭いものが大好きな母と、『見仏記』や『仏像の見かた』等が愛読書の姉が大絶賛するのを聞いた父が「俺も見てくっがな」と言うので便乗してやって来たわけです。
 博物館前の駐車場が混んでいるようだったので、追廻住宅の方に有る臨時駐車場に車を停め、青葉城の巽門跡から博物館へ。
 
 平泉は岩手県南にあり、奥州藤原氏ゆかりの中尊寺毛超寺、頼朝に追われた義経・弁慶主従終焉の地としてや、芭蕉が『奥の細道』で「夏草や 兵どもが 夢の跡」と詠んだことで知られていて、東北の小中学校では必ず社会や国語で教わる地域です。

 展覧会では、平泉以外に伝わる奥州藤原氏ゆかりの品々も展示されていて、質・量とも見応えがありました。
 「関西に比べたらどうしたって敵わないけど、そこそこの歴史と文化はあるよねぇ」と、ちらっと思い出した佐治敬三元サントリー社長の「東北の文化程度はきわめて低い」発言に心の中で反論してみたり。←この発言はだいぶ古い話なのですが、学生の頃、サントリーミュージアム天保山で「広告にだまされた~、入場料と交通費もったいなかったぁ~」という展覧会を見た度に発言を思い出し、「サントリーの文化だってこの程度じゃん」と毒づいていたので、いまだに忘れていないの♪

 それと、久々に館内レストラン三の丸に入りましたが、父が注文したヒレカツと生姜焼き定食に、スパゲティを注文した私と同じくフォークとスープスプーンしか出されなかったので、総入れ歯の父を思いやる孝行娘が「お肉を切るのでナイフ貸して下さい」と料理を運んできた店員にお願いしたのですが、憮然とした顔で「出てないですか?」とおもむろに今出したお料理のお皿の下や、テーブルの上に出しっぱなしだった展覧会チケットの下まで探しだしたのにはビックリ!ホテル仙台プラザ(←ここのレストランを運営している)のナイフはチケットの下に隠れるくらい小さいのか!?スパゲティもぬるくて美味しくなかったし、もう二度と入りたくない~。

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