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最新行動心理学-1

2009-12-11 | 応用心理

マズローの欲求五段階説の活用。
有名なマズローの「欲求五段階説」は古くから多くの行動心理の分析に応用されてきました。ご存知の通り、これは人間の欲求を下位から上位までの段階で説明したもので、人間の欲求は下位から「基本的欲求」・・(食欲と性欲)がまずありきで、これが人間の欲求の“最優先事項”で、これが満たされることが必須となっています。これが満たされると、人は次に「安全に対する欲求」を満たそうとし、それが満たされていると、次に「集団への帰属の欲求」を求め、次に「自己承認の欲求」となり、最終的には「自己実現の欲求」を目指すと言うものです。またこれに加え、トランスパーソナル心理学の立場からはその上に「自己超越の欲求」を置く説もありますが、これは学術的に承認されていないようで、通常は想定されていません(これを入れると欲求六段階説となる)。
 現実社会の例でいうと、アルバイトやパートタイマーの仕事ではこのうち低い段階での欲求しか満たされておらず、“モチベーション”を上げるためにも「動機づけ」がポイントとなり、これに「使命感」(当ブログ2009.0107参照)や「責任感」「自発性」等が必要となると言えましょう。賃金を得るだけではダメと言うことなのです。そして、承認・賞賛が必要なのです。それを“達成感”につなげ、これが「自己実現」につながるものだといえるでしょう。
参考文献 : 国司義彦 2009 [欲求五段階説」『プレジデント2009.10.5』 pp74-75 プレジデント社



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