ナラティブ・セラピー(物語療法) この療法は家族療法への批判から生まれ、セラピーと言っているものの、思想的なものであり特別な療法はは特にありません。つまり、「ポストモダン」的思想からみた、家族療法のシステム論をモダニスト的と批判し、具体的には「社会構成主義」・・つまり「物事に真実と言うものは無く、それぞれの視点から社会のなかで構成されたものである」とする認識論をベースにしたものです。 ナラティブ・ . . . 本文を読む
IP~患者とみなされた者と家族のライフスタイル 家族療法では、家族の中で症状や問題を持つ人を「IP (identified patient)~ 患者とみなされた人」として,その人だけを患者扱いとせずに“家族システム全体”をそのIPの症状を通して観ていくものです。 IPはその集団(家族・職場等)から病気などのレッテルを貼られているが、実は病気であるIPを皆で守る形で、他のメンバーや集団全体の病気を隠 . . . 本文を読む
ファミリーシステム 家族療法とは来談者のみでなく、来談者の“家族全体”を視野に入れてカウンセリングする療法です。それには「システム論的認識論」が基本となっています。 システム論的アプローチ・・「システムアプローチ」では、『人の問題は一人では起きず、家族や職場などルール化されたシステムの中で起っている』と認識します。この人間の相互関係の中のコミュニケーションのルールを発見し、それに介入し、処方してい . . . 本文を読む