ウィッシュ研究所

ポストモダンを生きる“あなた”の願いを叶えるパートナー・・・心理学を応用したトータル・ソリューション・サポート!

最新経済心理学に学ぶ-2

2009-11-16 | 応用心理

感情経済(2)-ピークエンドの法則
 前回に引き続き、人間の経済行動、経済心理での「非合理性」「感情性」についてもう一つ。
「ピークエンドの法則」・・・経済の快・不快の記憶は、その経験のピーク時とエンド(終了)時の快不快の程度によるというものです。ことわざにある「終わりよければ全て良し」につながるもので、「非合理性」は“経済行動・心理”のなかには多くあるものなのです。
 "サブプライムローン問題”では「皆がいずれは破綻すると、うすうす感じていても、“皆が踊り続けている”間はそこから外れることはできない。」ことだった。このことが破綻に突き進んだ心理的原因です。非合理的な人々がいる限り、合理的な人も巻き込まれるというのが現代の経済心理というわけです。
 「感情経済」でもう一つ。名古屋大学の加藤英明教授によると「天気」によって株式市場が左右されるというのです。晴れた日は楽観的、前向きになり、一方 雨天は気持ちが受身になり休息の方向に向かうということです。人間は「感情の動物」~一見、合理的に行動している経済行動も、人間のいかんともしがたい非合理性-感情に左右されてしまうということです。つまり、「人間は無意識に感情に左右されるということを肝に銘じて行動することが大切!」ということでしょう。 次回は、この経済心理の非合理性~感情的行動
によって起こったと分析されるサブプライムローン問題で注目された「ナイトの不確実性」についてです。

 



最新の画像もっと見る