「投影法」 前回の防衛機制の中の“投影”・・・「自分の無意識の欲求や衝動を対象へ転嫁してしまうこと」を利用したテストが「投影法」です。このテストは、あいまいな絵や文、未完成な文、おもちゃを提示して、それを解説させたり、完成させたりして、その人の内的な動因や欲求などをダイナミックにとらえようとするものです。それによって、アンケートでみられる表面的な答え、自分の理性が入った答えが生じにくくなり、他の . . . 本文を読む
「防衛機制」 前回の精神分析における“無意識”の中に“抑圧”されている“イド～欲求”・・・これらによって起る欲求不満や葛藤と、それへの対処・適応を分析したものが「防衛機制」です。この防衛機制には、主に大きく分けると次のようなものがあげられます。 ①「抑圧」・・衝動や欲求、性欲、不安、恐怖などを、無意識に押し込めて、意識に上ることを阻止しておくことです。「くさいものには蓋をする。」 ②「反動形成」 . . . 本文を読む
無意識 精神分析といいますと、心理学の有力理論であり、これを提唱したフロイトは心理学の父と言われています。しかし、「彼の理論はもはや時代遅れであり、また、精神分析は性や夢といったものに囚われすぎて、好きにはなれない。」ともよく言われます。一方、精神分析は、現代の心理学のみならず、社会学から芸術まで、多く分野に影響を与え、キリスト教や、マルクス理論などとともに人類に大きく影響を与えた、とも言われて . . . 本文を読む