ウィッシュ研究所

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家族療法-1

2009-09-01 | 産業カウンセリング

ファミリーシステム
 家族療法とは来談者のみでなく、来談者の“家族全体”を視野に入れてカウンセリングする療法です。それには「システム論的認識論」が基本となっています。
 
システム論的アプローチ・・「システムアプローチ」では、『人の問題は一人では起きず、家族や職場などルール化されたシステムの中で起っている』と認識します。この人間の相互関係の中のコミュニケーションのルールを発見し、それに介入し、処方していこうとするものなのです。つまりある1人の病理は彼の家族や職場の集団の相互関係における“ひずみ”であり、そこに視点をおくというものです。いいかえれば、個人の病状は、家族や職場全体がうまく機能していないことを示すサインととらえ、個人の治療だけでなく、家族や職場全体を変えていこうとするのです。たとえば、“家族や職場のコミュニケーションの仕方を変える、家族や職場の構造を変える、世代間に渡る葛藤を解決する”・・・などを行っていきます。

参考文献 :杉渓一言編著 1995 「産業カウンセリング入門」 日本文化科学社、 武藤清栄 1993 「心のヘルスケア」 日本文化科学社、 国分康孝 編著 1990 「カウンセリング辞典」 誠信書房   



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