- 今日のグルメ 2 -

おいしい食べ物や、九州グルメツアーの様子を紹介します。

【本鰆のお造り】

2008-10-31 22:32:28 | 魚・海の幸
鰆(サワラ)という魚は、関東では西京焼きか味噌漬けでしか馴染みがない魚ではないでしょうか?
九州では食べた記憶すらないかも。

そんな鰆、岡山では郷土料理に使われる実に馴染み深い魚なのだそうです。

しかも刺身で食べるのは岡山だけ!?と聞いて、岡山出張の初日に食べたのが、本鰆のお造り。


これがまた食べてびっくり!すごく美味いのです!!
脂ののりが見事で、びんちょう鮪のトロのような、洗練されたきめ細かい脂が舌の上にひろがり、魚くささなど微塵もなく上質の肉にも似た美味さ。感動!!

こんなにうまい食材なんですね、サワラって。

春の鰆は実が引き締まって脂はひかえめ。一方秋の鰆は脂がのっているんだとか。まるで初ガツオを戻りガツオみたいです。

岡山でしか食べないなんて不思議でなりません。こんな旨いのに・・・。

【ままかり】と【ばらずし】 (岡山名産/岡山市 飛鳥)

2008-10-29 17:46:17 | 魚・海の幸
岡山に初めて行ってきました。岡山名物と言えば、ままかり、鰆(サワラ)、きびだんご・・・そしてこの「ばらずし」。

ばらずしとは、ちらし寿司のようなもの!?で、海の幸と旬の野菜を彩りよく盛り合わせた岡山の郷土料理。ハレの食事として、正月や彼岸、盆などにふるまわれるごちそうなのです。

岡山駅の繁華街は東口側にありますが、西側にも古めかしいアーケード街(奉還町商店街)がなんとも昔ながらの昭和の雰囲気で、興味深いエリアです。


そんな岡山駅西口にある、瀬戸内料理の店、「飛鳥」(http://www.bco.jp/asuka/)の暖簾をくぐってみました。


ふらっと入った店ですが、ここが実にすばらしい店!いけすもあって、海の幸(瀬戸内海)や、吉備料理や、うまい酒がそろっています。

まずは、岡山名物の「ままかり」を注文。


焼きままかり、です。
ままかりとは、ニシン科の魚で、瀬戸内海のような内海に生息している。岡山の名物の一つなのです。

焼いたママカリを三倍酢に漬けこんだもの。小骨が多いのですが、良く焼かれているのでぼりぼり食べてしまえます。背骨は食べるべきか迷いましたが、無理せず残すことに。この食感といい、味付けといい、お通しにGood!
これはビールよりも酒がほしくなります。

というわけで地酒を。


美作と書いて、「みまさか」と読みます。知名です。
この酒、かなり気に入りました。旨み豊かな純米酒で、まさに私好み。好みの中でもトップクラスの味わいです。

ひら、という魚のうす造り。


初めて聞く名前なので訪ねてみると、にしんをひらたくしたような魚だとか。これまたニシンの仲間なんですね。
九州の海岸沿いや瀬戸内海でとれるんだとか。でも九州で食べたことがありません。
岡山特産に近いのかもしれません。ちょうど今の時期が旬らしいです。
参考サイト;株式会社 岡山県水(http://kensui.on.arena.ne.jp/syun/H15/syunindex7.htm

身にはほどよく脂がのっていて、それでいてあっさり。くせがなく、鮮度もいいので、うまいです。皮もついた状態で(最初はルイベ状でした)スライスされているので、身だけではやわらかすぎる食感かもしれませんが皮のコリコリ感がプラスされて実に面白い食感を生み出しています。
アユのせごしを食べたときの食感に近いかもしれません。
これがまた酒との相性抜群!すっかり気に入ってしまいました。

次の酒は、純米吟醸・備州を。吟醸香の華やかさが、料理との相性をいいままにさらに食欲をかきたてます。さきほどの、力強いうま味の酒の後に飲む酒としてはい
い選択でした。で、実はさらに熱燗も1合。「備前・旭拝(きょくはい)」という地酒。熱燗にするのに適した、これまたいっぱい飲んでしまいそうな酒でした。
岡山の酒って美味いのばかりですねえ。

そしていよいよ、ばらずし!!


ごちそうです!
海の幸と旬の野菜。酢飯は甘めで九州に近い印象。飲んだあとにおいしくいただきました。

この店、他にも食べたいメニューがいっぱい。
岡山に行く時はまたぜひともこの店に行こうと思っています。



【風風ラーメン】 (福岡県北九州市黒崎)

2008-10-25 09:45:29 | ラーメン・ちゃんぽん・やきそば
黒崎駅から焼き鳥の「ほり」に歩いて食べに行った帰りに、歩道橋から見えたおいしそうなラーメン屋さん。ほりの帰りはおなかいっぱいだったので、翌日のお昼に行ってみました。(福岡に行ったらやっぱラーメン食べなきゃ!)

駐車場は満車。人気あるんですねー。

店内もほぼ満席です。かろうじてあいていたテーブル席へ。

メニューがたくさんあって、初めて行ったわれわれは注文に迷いましたが、スタンダードに「とんこつラーメン」と「しょうゆラーメン」。


とんこつラーメンは牛乳が使われているかと思うほどにさらっとしていながらほどよいコクがあるスープ。卓上の高菜や紅ショウガが自由に入れられるのがうれしいです。


しょうゆラーメンもややコクのあるスープでチャーシューも麺も美味でした。
ちなみにとんこつとしょうゆとでは麺が違うこだわりようです。豚骨はストレート麺で、しょうゆは黄色い縮れ麺。

セットメニューで+100円でおにぎりも。

海苔の香りが新鮮でごはんもおいしかったです。


【イチゴみるくとイチゴソフト】 農園菓子工房・菓樹(福岡県上毛町)

2008-10-23 22:20:46 | スイーツ・デザート
福岡県築上郡上毛町吉岡609にある「菓樹」。

イチゴ農園を隣接直営するケーキや焼き菓子のお店で、大分から北九州に向かう道中、高速を宇佐でおりて、椎田有料道路に向かう途中の226号線沿いにあります。


ちょうどハロウインの時期なので店内にはこんな飾りつけが。

季節感があっていいですねー。福岡はどこもハロウインでした。

ここの一押しは、イチゴ製品です。(というかそれしか食べたことがないだけで、他にもおいしいものがいっぱいなのでしょうけど)

いつも長距離ドライブの途中に休憩するお店なので、ここで一服して飲む「いちごみるく」が絶品!生き返ります!!


店内でもイートインできるのですが、いつも車に持ち帰って飲みます。
いちごのみずみずしさがあふれかえっていて、疲れを癒すのに最適なのです。

妻はアイス好きなのでイチゴソフトを。以前はコーンの上に盛られたものを食べてましたが今回はカップで。


こちらもじんわりとやさしいイチゴのおいしさがしみわたる逸品。

以前焼き菓子を買ってきたときもおいしかったですし、今回お土産に買ったイチゴのシフォンケーキも好評でした。

通るたびに立ち寄りたいスポットです。

【ワンプレートランチ/ジェラール・ミュロ】 (福岡・天神)

2008-10-22 22:06:20 | 洋食/グリル
福岡の天神にあるジェラール・ミュロ(Gerard Mulot)。店内はパン屋さんもしくはケーキ屋さんといった雰囲気ですが、人気ランチスポット。
イムズビルのB1にあります。


実はパリで人気のお菓子屋さんジェラール・ミロの日本支店なのです。

妻のお勧めでランチを食べに行きました。



ここのお勧めはワンプレートランチ。
お得感のある、品目たくさんが一枚のプレートに賑やかに乗った逸品です。



中央のピザを一口食べて「美味~い」と早くも幸せ気分。

サラダ、(写真ではピザに隠れて見えないけど)スープも美味。
ローストビーフ、ブロッコリーやニンジン、一口ずつですが多彩な彩りが、見てもおいしく食べてもおいしい、賑やかランチ。

レーズンや干しいちじく、胡桃の入ったパンが、これまた美味くて感動です。
買って帰ることもできたのかな。
買えば良かったかも!

デザートの美しさにも、料理人の腕前があふれていますね。
ふんわりムースでした。トッピングのザクロも見た目にもGoo~です。

おいしいランチを食べるとがぜん元気が湧いてきますね!!

この週末はハードなスケジュールでしたが、日曜だけは完全にオフ。
北九州から福岡まで、行きは下道で1時間半。天神で買い物三昧(またまた大丸と三越あたりで)。
北九州への帰りは高速にのり45分でした。
福岡は見どころの多いいいところですね~。

【にんにく なんこつ天】 松川蒲鉾店

2008-10-21 21:35:37 | 
福岡県豊前市にある、道の駅・豊前おこしかけで見つけた、なんこつ天。

国産鶏の軟骨に魚肉のすり身をつけて揚げたものでしょうか。たしか福岡の「豊島蒲鉾」の博多なんこつ天が美味だったのを覚えています。
これを作っているのもやはり蒲鉾専門店の松川蒲鉾店。

さつま揚げのような美味いすり身と、軟骨のこりこりした食感との相性がばっちりで、ビールのつまみに最高です。

にんにくを使って味に深みが出て、また甘さと塩分のバランスもちょうどよくて美味です。
値段も手ごろ(1パック300円)なので、また寄ったら買ってみたい一品でした。


【麦みそ漬 有機大根使用】 くじゅう花公園

2008-10-16 22:27:35 | 野菜・根菜・キノコ
9月5日に、大分県のくじゅう花公園に行った際に、漬物専門の売店で試食しまくって選んだ漬物がこれ。


味噌漬けはもともと好物ですが、これも味がよくしみてご飯に美味い逸品。甘すぎず辛すぎず絶妙の味付けです。

毎日のお弁当のおかずとしても重宝しました。
もう全部食べてしまってありません・・・。

【みどり牧場の大根葉】 久住 ガンジー牧場

2008-10-15 21:48:51 | 野菜・根菜・キノコ
久住高原のガンジー牧場で買った、大根葉のふりかけ。
ご飯にそのままふりかけてすぐに食べると、肉厚の大根葉がしんなりしていなくて固く感じるようです。あらかじめ、ご飯に混ぜ混んでおくと、いい具合にしんなりして、塩味もきいているので美味しい大根葉ご飯になります。

私はいつも昼食にお弁当を持参しているので、お弁当のご飯に混ぜ混んでおくとお昼には美味しい青菜ご飯になっています。お弁当にもおにぎりにも重宝する一品と言えるでしょう。
お茶漬けにもおいしそう!

【超硬水マグナ1800】

2008-10-14 22:04:00 | ドリンク
10月4-5日に、大分の久住高原に行ったときに、レゾネイトクラブくじゅうの売店で見つけて買った温泉水。
「超硬水マグナ1800」。

長湯温泉と言えば、有名な炭酸泉の温泉ですが、源泉の違いによって湯質もかなりバラエティに富みます。
飲泉場で飲む長湯の湯は鉄分が多くておせじにもうまいとは言えないものですし、一方、めぐみ茶屋で湧き出ている炭酸泉は、温度が低くて炭酸豊富で、サイダーから甘さを抜いたような不思議な味わいをしています。

このペットボトルの温泉水は、源泉がどこなのかわかりませんが、衝撃的な美味さを感じました。ミネラル分が異様に多い硬水なのですが、それゆえでしょうか、舌の上でとろーりするほどの甘みを感じます。

ちなみに、軟水とか硬水とかいうのは、水中カルシウム濃度と、マグネシウム濃度から計算して決まります。遠い昔に、大学の一般教養の理科実験で水道水の硬度を測った記憶があります。
カルシウム濃度(mg/L)×2.5+マグネシウム濃度(mg/L)×4.0が、100mg/L以下が軟水、300までは中硬水、300以上が硬水となるわけです。で、この温泉水は1800mg/L!!ですから、超硬水、と名がつくわけですね。

さらに参考までに、だしをとるには、溶け込んでる成分が少ない軟水のほうが適しています。(だしがよく出る)
炊飯や、お酒の水割りにも軟水がいいようです。
一方、硬水は、肉の臭みを抑えたりアクを固まらせやすくする効果があるそうで、他にもミネラル補給目的での飲用(汗をかいたときなど)に適しています。そのまま飲んでおいしいのは硬水かな・・・。

【伊勢えび会席】 さざれ石 高島

2008-10-13 15:44:43 | 魚・海の幸
今年もついに伊勢えびの季節が到来しました!

宮崎県北部と大分県をつなぐ海沿いの町では、東九州伊勢えび海道というイベントが毎年秋に開催されます。
http://higashi-iseebi.jp/access/index.html

伊勢えびの旬ということで、伊勢えび料理のお祭りみたいなものですが、いきあたりばったりでは伊勢えびは食べられないことが多いようで、何度か痛い目にあっているので、今回はちゃんと予約していきました。

ちょうど3連休。鹿児島から妻の実家の家族がうちに遊びに来てくれており、一緒にお出かけです。

お店は、延岡市北浦町古江にある「さざれ石高島」。

旅館でもあり和食レストランでもある、いい店構えのお店。
http://www.sazareishi.com/

個室に通されました。
竹を壁にあしらった、情緒ある部屋。

最初は鮮魚のお造り。


新鮮なのがわかるコリコリした食感で、お酒がほしくなるおいしい刺身でした。烏賊も甘みがあって美味。刺身のつままで完食です。

次はブリの煮物。

ああ~なんというやさしい味付けでしょう。うまい!魚のおいしさをよく味わえます。煮物にオクラを添えるというのも、彩よくていいですね~。

そして早くも伊勢海老の登場!
おつくりです。

まだ生きていて動きます。
身は引き締まっていて、ぷりぷりした食感。甘みがあって、醤油との相性が抜群。
この食感は、単に身をぶつ切りにしているだけではなく、絶妙の包丁細工があってのものなのでしょう。
一口、一口がまさに口福です!!

次に出てきたのは、梅味噌和え。

梅の風味がほのかに感じられる酢みそ和えで、なんとも上品な味わいに、秋空のごとき風流を感じます。こういう繊細で奥行きのある料理は、今の季節に実にいいですねえ。海の幸と大地の恵みとが美味しく味わえました。

そしてエビグラタン。


アツアツの蓋をあけると、大きな海老が香ばしく焼かれたマヨネーズを身にまとっていい香りを漂わせます。ナスやミニトマトなども入っていて、美味。そして一切れのリンゴも!焼きりんごのような味わいになっていて、ひとつの容器の中からたくさんの美味なる食材が顔を出す、楽しくておいしいグラタンでした。海老の出汁と風味がこれまたなんとも見事!!

そして再び伊勢海老の登場!なんと今日の懐石は一人2匹の伊勢えびをいただけるのです!!今度のは塩ゆで。


生でいただくのも美味ですが、火が通った伊勢海老の身も食べ応えが充実しています。太い身にガブッとかじりつく幸せといったらもうたまりません。
甘酢がついてきますが、私的には余計な味をつけずに塩味のまま食べるのが最高です。

そして、そろそろご飯かなと思いきや、蒸し物が出てきました。


茶碗蒸し!?いやいや、そうじゃなくて豆腐のようです。自家製なんですね!
そして繊細なだしの風味を生かしたあんがかかっています。

すばらしい味わいです。最初のほうに出てきた煮物といい、この蒸し物といい、味付けが見事です。こんなおいしい料理を出す店が延岡にあったんですね。感動しました。

そしていよいよ伊勢海老の味噌汁。

これもまた、最初は味噌味が薄いんじゃあ!?と思ったほどうす味に感じましたが、食べているとこの濃度がきいてきます!伊勢海老の風味を堪能するのにちょうどいい濃さなのかも!と納得です。

ご飯は炊き込みご飯。やさしい味付けでだしがしっかりきいていて美味です。


漬物の味まで、一味違うおいしさに感じられました。


窓の外には秋の空と海の青が一望でき、そんな中でいただく伊勢海老会席は実に美味でした。

最後はデザート。ババロア!?かな。


北浦にはすばらしいお店があるものですね。
今度は泊まりで出かけて、お酒も飲みつつ料理を味わいたいなあ~。

伊勢えび万歳~!!

もも色チューリップソフトクリーム(大分県・原尻の滝)

2008-10-09 21:33:05 | スイーツ・デザート
大分県豊後大野市にある「原尻の滝」は、東洋のナイアガラとも呼ばれる見事な滝です。こんなさりげないところに、こんなすばらしい滝があるのかと感動させられる、まだあまり九州以外では知られていない観光名所です。知られていない、と思っているのは私だけなのかもしれませんが(笑)。というのも、日本の滝百選(http://www.mapion.co.jp/topics/waterfall/)にはちゃんと選ばれているようです。


阿蘇の大噴火でできた溶岩台地を、緒方川が長い年月をかけて侵食してできた地形なんだとか。

で、ここは道の駅もできていて、駐車場も広いので立ち寄りやすいスポット。

今回紹介するのは、ここの道の駅で販売されているソフトクリームです。
その名も「もも色チューリップソフト」。



ほんのりピンク色をした、かわいらしい見た目のソフトクリーム。
食べた印象は・・・チューリップの存在感は全くわからない普通のソフトクリームですが、その肌理具合といいコクといい絶妙のおいしさでした。
そもそもチューリップを食べたことがない(食べ物か!?)ので・・・。

実はチューリップの球根パウダーが入っているんだとか。

調べてみると、普通のチューリップの球根には毒性物質が含まれており食べられないそうですが、中には食用のものもあるそうで、それを使っているのでしょう、たぶん。




ここでは、以前黒豆ソフトを食べましたが、それもかなり美味でした。

ご当地ソフトクリームはどんどん目新しいものに出会えて新鮮です。
日南の海老ソフト、竹田のサフランソフト、下関のウニソフトなど個性派が増えてきて楽しいですねー。

私的には今まで食べたなかでナンバーワンはサフランソフトです。妻は竹田の醤油ソフトだと言っています。どちらも偶然に竹田(大分県)なのが驚きです。