- 今日のグルメ 2 -

おいしい食べ物や、九州グルメツアーの様子を紹介します。

黒豚弁当 ますみつ(鹿児島中央駅)

2010-06-26 15:25:10 | 和食/懐石
鹿児島中央駅は、新幹線も乗り入れるようになり、最近はビックカメラなどもできて、賑やかな駅になりました。
そして、ここは駅弁天国です。

九州の駅弁ランキング 第3位になったというのが、この「黒豚弁当」。


1000円以上があたりまえの駅弁価格において、650円という破格の安値も魅力!!



黒豚の味噌焼きをメインに、高菜や、つけ揚げ(さつまあげ)など、彩ゆたかに盛りつけられた美味しいお弁当でした。
色彩的にきれいなのもポイント高いですし、味付けのバリエーションの点でも、素晴らしい完成度だと感じました。

また食べたい・・・。

【浪花(寿司割烹)】 鹿児島県曽於郡大崎町

2009-10-17 22:03:26 | 和食/懐石
私の学位(医学)取得記念の食事会で出かけた、知る人ぞ知る!?すばらしい寿司割烹のお店に行ってきました。
 


もともとこのお店を紹介してくださったのは、グルメで以前からお世話になりいろいろと指南を受けている、福岡のKさんご夫妻。
鹿児島の鹿屋市には、けっこう隠れ家的なすばらしいお食事処がありますが、その鹿屋からさらに奥に行ったところにある大崎にあるこの浪花寿司は、最初から最後まで感動の連続ですばらしい寿司割烹でした。



まずはお造りと酢のものが並んでお出迎え。
順番にいただいていきましょう。



お造りの素晴らしさは、まさに「つかみはOK」の世界にほかならず、こりこりした食感と脂ののりのいいカンパチ、とろけるような鮪の大トロ、口の中で旨味を転がしながら程よい歯ごたえを満喫できる私の大好物の地ダコ、フレッシュさと複雑な旨味をじんわりを放つ感無量のしめサバ・・・すべてが極上です。
もちろんワサビの美味しさが、これまた私好みで、一口一口食べるごとに、口福の世界です。



酢のものはケガニ。
ブラボー!
もはや何も言うことはなく、ただただ美味しい時間だけに支配され始めます。

生ビールを飲み干して、焼酎をオーダー。

地元大崎の「大金の露」。
芋の香りは洗練されており、熟成感もあって、これまたプレミア焼酎かよ!と言いたくなる、天にも昇る美味しさですが、価格は驚くほどリーズナブル。
いや~こんなお値打ち品が飲めるなんて!!と感動です。



続いて貝料理。
サザエの壺焼きはその鮮度の良さにまずは驚かされます。
味付けも100%きっちり私好み。
これです!!
サザエに求めているのは、これ!!

でもこの美味しさはなかなか探しても出会えません。今夜はかなり至福です。

さらにホタテはバターソテー。
ホタテそのものの旨味を生かした一品で、肝もついていて、これがまた絶品。

もはや、焼酎はロックでぐびぐびモード突入です。

お次は何が出てくるのかな?
と思ったら、なーんと!!!! 黒毛和牛ステーキです!!!!!!



これはこれは・・・美味いです。美味すぎます。
やわらかでありながら香ばしさや牛の肉の美味しさはあふれんばかりにちゃんとあって、見た目には大量の肉に見えましたが、全く箸が止まることなく、ぺろりと。

焼き加減、見事です。

そして、来ましたよ。
割烹の天麩羅です!


はにゃー!!絶品!!!感無量。

ワカサギの天麩羅。今まで食べた中でダントツのナンバーワン!!

そろそろほしくなってきたなあ、という貝汁が、見事なタイミングでお目見え。


これですよ、これ!!
料亭や割烹に求めているものは。

なんでこんなに美味しいのでしょう!?
みんなで「はぁ~こりゃたまらん。美味い美味い。」と連呼しながらいただきました。

シメはもちろんニギリです!

シャリもウマけりゃ寿司も見事。

もうだいぶ酔いがまわってきて、ちょうどいいタイミングで、美味しい寿司にありつける、この絶妙の時間配分。たまりませんね。

最後はデザート。


いやそれにしても最初から最後まで、“美味しい”の連続でした。
酒も料理も雰囲気もサービスも、すべて4拍子そろったすばらしい寿司割烹でしたねー。
我が家的には、完ぺきな三ツ星レストランです。

紹介してくださったKさんにも、感謝感謝です!!

【草庵秋桜】 ランチ (大分県/湯布院)

2009-08-01 12:48:55 | 和食/懐石
湯布院にある草庵秋桜は、昭和62年に設立された、その名前からイメージするように、やさしく自然で素朴な温泉宿。
すべての部屋は離れになっていて、のんびりとしたひとときを過ごせそうな、和の雰囲気を持っているようです。

この宿にある茶寮かすみ草で、ランチをいただいてきました。

予約しないで行ったのですが、OKでした。
掘りごたつのある個室に通されると、窓の外にやさしい緑の木々が見える、おちついた雰囲気にリラックス。

まず最初に、先付け。



湯布院野菜の白和え。
敷いてあるのは、シイタケ(どんこの干シイタケらしいです)の煮つけ。この味付けがすばらしく、しかも肉厚で、とってもやわらか。
大分はシイタケが有名ですが、そのシイタケをこんなに美味しくいただいたのは、シイタケ天国の宮崎を含めても、はじめてのことかもしれません。
実に旨いシイタケでした。

さらに、ヤングコーンの天麩羅。小さな料理ですが、造りは手抜きなし!
見事な美味しさ、食感です。

そしてみょうが寿司。初めて口にする一品かな。
みょうがのさわやかさと酢飯の相性は、素朴でありながら、美味しい!


こちらは、椀物(左)と造りサラダ仕立て。

右の方は、鯛のカルパッチョです。こちらにもみょうがが使われており、からし風味がかすかに効いたドレッシングは和風の妙。美味いです。
ビールなど飲んでも合いそうですが、今日は車。
ノンアルコールビールをいただきました。

優雅なひと時です。

左の椀物は、古代米のまんじゅう。


味つけは非常に繊細でやさしいのを実感します。
お米そのものの味と風味をかき消すことのない味つけです。


いよいよご飯とともに、おかず箱、漬物、味噌汁。
お米は自家米だそうです。
おかず箱には、先ほどとは違う味付けのシイタケ、だしまき、鶏肉、牛肉などたくさん入っています。
少しずついろいろな料理をいただけるのが嬉しいです。
どの料理も丁寧に造られてるのがわかりますし、素材も鮮度のいいものを使っていて、一口一口が、最初から最後まで飽きることのない、“美味しい”の連続なのです。

ご飯を食べ終わると、デザートとエスプレッソなのですが、場所を変えていただくことになります。

このサービスもまた、粋ですね。


豆乳プリンに自家製ブルーベリー蜜がかかっているデザートもまた、上品で美味。いい塩梅の甘さです。
そしてエスプレッソは濃くて薫り高い一品でした。


湯布院は、自然とまちの調和が美しい観光地。
その湯布院ならではの良さを感じさせてくれる、優雅なランチでした。

【いねや】

2009-05-03 19:46:11 | 和食/懐石
「いねや」と言えば、鹿児島では釜飯が美味い店という印象を持っていました。
博多のキャナルシティに入っている「いねや」(正確にはキャナルのグランドハイアトホテルに入っている、と言った方がいいかもしれませんが)に初めて行きました。


玄界灘の鮮魚も、福岡のみつせ鶏も食べられる和食レストランです。
置いてある飲み物の種類も豊富でした。



まずは、お通しをつまみながら、生麦酒。


これは「博多ごま鯖」。
ここの名物料理でもあるそうです。生のサバを、わさび風味のやや甘めのゴマだれに漬けこんだ、漬け、のような一品でした。
味は、満々足!!でしたが、量がちょこっとしかありませんでした。

ちなみに、サバを刺身(生)で食べる文化は九州では当たり前にあるのですが、関東では異色かもしれませんね。
鮮度の因子と、アニサキスのリスクからでしょう。
延岡のひむか本サバなどは、回遊させない養殖のブランドサバゆえ、アニサキスのリスクも低く、脂がのった刺身が美味です。
生サバを食べられるのは九州の特権かも!!



旅先ではどうしても野菜不足になりがちなので、サラダも注文。しゃきしゃき野菜が美味。


こちらは、お酒がすすむ軟骨から揚げ。
カレー味の塩がついていました。


一番おいしかったのは、これ。みつせ鶏の串です。
レバー、もも、ハツ、砂ずり。ひきしまって味のあるおいしい串でした。
本気食いしたらまだまだ飲み食いできましたが、博多ではシメにラーメンをどーしても食べたかったので、腹八分目でひきあげました。。。

【石原荘の会席料理】

2009-02-24 21:26:54 | 和食/懐石
鹿児島の、鹿児島中央駅近くにある「石原荘」。
旅館もやっている料亭です。

ここに、家内の母上様の誕生日祝いのお食事に行ってきました。
8000円のコースをいただいたのですが、実においしくて、見た目にも、内容的にも大満足のコースでしたので、ここに紹介しましょう!

まずは先付け。


一口サイズのお料理が並べられています。先付けは、そのお店のごあいさつ的な料理です。実に手がこまやかに入っている、美味なる料理で、これだけでじっくり時間をかけて味わいたくなってしまいます。感動!!

最初に頼んだビールとともに。

そして、お造り。


器もすごければ、一人前の量もすごい!で、質がさらにすごい!!
これを味わった瞬間に、「あ、今日は幸せだな」と確信してしまう一品です。

たとえばウニ。ミョウバン臭くありません。こんな見事なウニを出す店は限られています。
金箔をまとった伊勢海老、数の子、鮮度のいい烏賊、カンパチ・・・これだけで焼酎2合飲めちゃいますよー。感無量。

揚げものは、抹茶塩でいただきます。エリンギ、蟹・・・素材もいいし、味も完璧です。



ここでお吸い物。ここにも金箔がっ!お祝いの席にふさわしい演出です。


すでにビールから焼酎モード。黄麹と、和泉の初めて聞く焼酎(なんとか乙女!?)を飲みつつ料理を堪能。
すると、ふぐのひれ酒のサービスが!!


嬉しいー。

そのアテに、甘めに味付けされたタラコ焼き。
なんとなく安心して一服できる一皿です。

そして登場したのが・・・おおおおっ!伊勢海老じゃー!



単なるマヨネーズ焼きではありません。
肝だかウニだか使っているのでしょうか、非常に深~いコクのある味付けで、すごく美味いです。感動!!
松の実の香ばしさといい海老の香ばしさといい、身の甘さといい、冬の九州万歳と叫ばずにはいられない一品。

まだまだ終わりません。
今度は、アワビの貝殻を器に使った蟹グラタンです。



蟹だけじゃなくて、アワビも入っているのにこれまた感動!

食感でなんだろうと思って確認したらアワビー!!ブラボー!!

焼酎はもう止まりません。

で、茶碗蒸しの登場です。
あけてみると・・・おおおお!フカヒレじゃーーー。

こんな手があったのですね!

なんて今まで食べたことがなかったのかなあ。フカヒレ茶碗蒸し。お祝いの席にはこれで決まりでしょう。見事です。しかも美味いです!!

梅も入っています。梅干しみたいなのではなくて甘目のもの。アイデアですね。

もうさすがにそろそろご飯かなと思っていたら、まだまだ!

鍋でした。


北海鍋。
豚肉は、赤身の濃さからいっても黒豚じゃん!?
味がとっても良くて、鮭とか野菜とかもたくさん入っていて、もう贅沢の極みです。妻の分のふぐのひれ酒も私が飲んでしまいました(笑)。

ご飯だって、ただ出てくるだけじゃありませんでした。
各自が目の前で炊く、釜飯です!!



これがまた美味~い!!
ふたをあけたところの写真を撮るのも忘れて一気に食べてしまいました!

こちらは味噌汁。
我が家でも食べている鹿児島の味です。


最後にフルーツ。色彩的にもおいしく、器も豪華!そして味もおいしい、最高のお祝いディナーでした。



鹿児島には美味しいお店がありますね!
こんなにおいしい懐石を堪能したのは久しぶりです。

星、みっつです!!