- 今日のグルメ 2 -

おいしい食べ物や、九州グルメツアーの様子を紹介します。

ひつまぶし(あつた蓬莱軒) @名古屋

2010-09-21 22:18:03 | ウナギ/川魚
名古屋の名物「ひつまぶし」の頂点を極めるお店が、「あつた蓬莱軒」。
「ひつまぶし」という名称は、この店の登録商標なのだ。

元祖、とか、本家とかいう必要もない、ひつまぶしの大御所である。

この3連休に、食べに行ってきました。

名古屋市内の松坂屋デパートに入っている店舗へ。
到着してびっくり。すでに長い行列ができていて、その長さは、ちょっと想像以上であった。。。
1時間半待ち、と周囲の人の声。

待ちましょう!!一時間半!!!

やがて訪れた、自分たちの順番。

待った甲斐がありました!!



来ましたよ!本物のひつまぶしが。
待ちに待っていたこともあって、まずはマニュアル通りに、木のしゃもじを十文字にさして4分割。
最初の一杯は、そのまま。美味い!このまま全部食べてしまいたいくらいに美味い!

タレの味が見事!焼き加減というか食感というか風味というか、まあとにかく完璧。すばらしい。


二杯目は、薬味を入れて。
美味しいワサビがこれまた良く合う!
のり、細ねぎ。たまらんぜよ~。

三杯目は、お茶漬け。
ここにまた一つの山頂があった。
だし汁で味が薄まるかと心配したが、鰻と、だしの旨味が相乗効果をもたらすため、ちっとも薄く感じず、旨味のハーモニーに舌がとろけてしまう。こんな旨いひつまぶしがあったものか!

最後、四杯目はお好みの食べ方で。
私は全部の食べ方をもう一回いきましたよ。

実は、最初に(ひつまぶしが来る前に)ビールと、おつまみ二種をオーダーしていました。
ビールは私の大好物のサントリープレミアムモルツ。このビールは味香りが贅沢なくらいにあふれているので、この手の旨味の強い料理によくあうのです。

肝のポン酢。


スゲー!!こんな美味い鰻肝って初めてかも。
あんきもにも似た、脂身あふれる食感。
鰻の肝も本来はこういうコクと深みのある味わいなんですね~。
感動でした。

そして肝焼き。

あれれれ?これまた凄い!美味い!!!
火が通りすぎてぼそぼそに固くなった肝串を想像したら大間違いです。
これはレバーの頂点とも言える美味さ。
タレの味が甘すぎず私好みなのも嬉しすぎます。

冷酒(花風月・吟醸酒)も飲みました。

話をひつまぶしに戻しましょう。
最初は空腹のあまりがつがつ食いだしたものの、後半は、食器の良さを満喫しながらの堪能。
特に、木の器と、木のしゃもじがこつんこつんとぶつかるその感触がなんともいえない風情を感じさせてくれました。

美味しいだけじゃなくて、食器や、その使い勝手までもがすべて調和したすばらしいひつまぶし。
並んででも食べる価値がありました。

うな重(上) 鰻楽(まんらく)/宮崎市

2009-07-19 12:20:04 | ウナギ/川魚
2009年7月19日、待ちに待った土用の丑の日でした。

宮崎市の「鰻楽」に開店時刻の30分以上前に到着。
今日はかなり混むことが予想されていたので、早々に向かって正解でした。
店先の紙に名前と人数を記入。二番乗りです。

その後、大行列が発生したのはいうまでもありません。



うな重(上)¥2500

ここの鰻は炭火でこんがりと香ばしく焼かれ、表面のかりっとした食感が見事です。
たれの甘辛具合も絶妙!私好みの味です。

アップで見るとこんな感じ。



繰り返したれを絡めて焼きあげる技術は、職人わざ。

しかも使われている鰻の産地や生産者が、いつも店に表示されています。
本日の鰻は、地元宮崎の佐土原産のもの。

最高でした!!

肝吸いも、美味~。


お店もあたらしく、情緒あるいい雰囲気の造りです。

今回で行くのは2度目ですが、もうすっかりお気に入りの店になりました。


鰻楽の公式WEBサイト:http://www.manraku.net/

元祖・戸山うなぎ

2009-04-12 12:14:57 | ウナギ/川魚
大分県日田市は、日田天領水で知られる水郷の町。

ここはウナギ料理でも有名なようです。

昨日、日田に出かけたときに、ランチを「戸山うなぎ」で食べました。



川沿いにあり、景観のいいウナギやさん。車で到着と同時に、香ばしいウナギの香りが漂ってきて、早くもお腹が鳴りだします。

妻は、いつも柳川でおなじみの「せいろ蒸し」。


こんがりと焼かれたウナギをせいろでごはんといっしょに蒸しあげたもの。
注文してから、柳川だとそうとう待つのですが、ここでは意外と早く出てきてびっくり!

うなぎそのものがかなり柔らかい食感です。
そしてタレは、けっこう甘め。
ご飯の量もたっぷりで、食べ応えあります。

私が注文したのは、うな重。

ひえょー、頭がついたままです。

関東では頭は必ず切り落として出てきますが、九州では、スーパーでも頭つきで売られていますし、ウナギ屋さんでもこのように頭ごと出される場合があるみたいです。

味のほうは、甘めのたれがたっぷり。甘いのですがくどくはなく、わりとさらっとした味なので、私でもおいしくいただけました。
ふんわりやわらかな身でした。

西都の「入船」の、香ばしくしっかりした身のうなぎとは対極的かも。
柳川の「元吉屋」と比べると、やや庶民的なスタイルのウナギ屋さんって感じかな。
卓上に粉山椒があるのが私にはうれしいことでした。(元吉屋はなぜか置いてませんからねえ。)

値段は、せいろ蒸し(上)も、うな重(上)も¥2100でした。