最近、仕事が結構暇になってきてる。多分、これは個社の問題ではなく、業界全体の事象だと思う。少ないパイを獲り合ってるんだからいつかはこうなるはずだ。僕は結構のんびりとこの1週間を過ごした。のんびりというか、結構、ダラけた1週間だったかもしれない。でも、まあ、たまにはこういうのも良いかなって思っている。これまでずっと忙しかったし、ゆっくり立ち止まって何かを考えたりすることも難しかったからだ。時間があるのに感けて、最近は本を随分読んでいる。学生の頃にハマった村上春樹を読み続けている。学生の頃もそうだったが、彼の文章を読んでいると、自分自身が凄く客観的に感じてくると言うか、いつももう一人の自分が、本当の自分を見ているような錯覚に陥ってくる。それと、何気ない一日の出来事、朝の通勤や、食事の時間、帰りの近所の風景とか、ちょっとしたことが意味のあるような気分になってくる。学生の頃もそうだった。不思議な感じがし続けた。今は、ねじまき鳥クロニクルを読んでいる。こないだは海辺のカフカを読んでいた。いつも通勤時間に読んでいるのだが、東京駅に着いた時点では、あまりにも小説に入り込みすぎていて、暫くの間、自分がこれから仕事なんだと言う実感みたいなものが忘れそうになってしまう。今も、こんな時間にシンディローパーを聴きながら、あまり意味のない文章を書いている。でも、まあ、それも含めて、今の自分が感じている内容なのだから、それはそれでいいと思う。
