
今日のランチは戸越の松屋でネギ塩牛カルビ丼を食べた。松屋のネギ塩丼は昔からあるメニューで僕のお気に入りだ。今日、松屋に入るのは久しぶりだった。久しぶりのネギ塩丼はやはり美味かった。ネギ塩丼を食べながら、ふと、人生と共にあるモノは、人それぞれに色々と存在すると思うが、松屋は食事の面でかなり僕の人生と共にあったのかもしれないと感じてしまった。松屋に入るときはたいていは独り飯の時だ。勿論独り飯だけで言うならば、牛丼屋やラーメン屋もあるが、松屋は自分自身の食生活をやや心配するときにも選択肢に入る店と言う意味で、牛丼屋とはちょっと意味合いが異なる。
つまり調子の良い時だけに利用した店ではなく、調子が悪い時にも利用してきた店だということだ。これまでの人生で当然雨の日も晴れの日もあったわけだが、松屋のネギ塩丼はいつも同じ美味しさを提供してくれた。では何故いつも同じ美味しさのはずなのに、いつも味が異なっていたような気がするのかと言うと、それは自分自身のコンディションがその時々で異なってきたからだと思う。食事とはそんなものなのかもしれない。いつも同じ味が、これまでの自分の色んな状況で食べてきた当時の気分を鮮明に思い出させてくれるのかもしれない。