
約3年ぶりに中村に出張にきた。

ホテルは前にも泊まった第一ホテル。かなり古いが設備は一通り揃っていて何故か好感が持てる。

ホテルの部屋からの景色。前に来たのを思い出す。中村は凄く田舎な街で本当に何もないところだからか、こういう夕焼けが独特の哀愁を感じさせてくれる。

翌日の午前中にセミナーを1コマやり、昼食後に高知に戻った。中村駅を発つ時には小雨が降り始めていた。プライベートも含めて計3回この場所に来たが、本当に素晴らしいところだと思う。今度は子どもと旅行で訪れてみたい。

高知に到着後、夜の宴席会場へ行った。お店は「
磯の茶屋」という名前で蓮池通り沿いにあるお店だった。このお店は以前に中村で知り合ったお客様が高知に転勤してきて、今回一緒に飲めることになったので態々選んでくれていた。流石にどの料理も抜群に美味くて彼の食のレベルの高さと相変わらずのもてなしの心遣いに本当に感動した。

こちらは「イタドリ」という山菜。高知県民しか食べる習慣がないらしい。が、シャキシャキしていてとても美味しかった。

こちらは「チャンバラ貝」。正式には「マキガイ」というようだが、これも絶品だった。日本酒にぴったりの味で、僕は普段はあまり貝は食べないのだが、これはどんどん食べてしまった。

〆は「
呑兵衛屋台」というお店でしじみラーメンといただいた。かなり塩味が強いスープだったが、結構酔っていたせいか、その濃さが丁度良かった。

翌日、高知でセミナーを1コマやって、午後に東京に戻った。久しぶりの高知城だった。

空港バスの出発まで少し時間があったので、はりまや橋の辺りを散策してみた。帯屋町でもこの辺りが一番お洒落な感じがする。

3年前の高知出張に続き、今回も本当に良い人にめぐり会えて、素晴らしい時間を一緒に過ごすことができた。高知の人は旅人(僕は出張者だが)に対してとても寛大な心を持っいて、本気でもてなす心遣いのある県民性があると感じた。これまでずっとその場限りの人づき合いなど何の意味も持たないと思っていたが、一瞬一瞬の出会いにも何か心に残るつながりを持つことはできるし、それを感じた時にそこに住む人とか土地とか、すべてのことが自分の中で大切なものとして残ることを改めて今回感じた。まさに一期一会という言葉の意味をやっと理解できたような気がした。高知はまた絶対に再訪したいし、須崎出身の今回のお店で僕をもてなしてくれたI氏にまたどこかの機会に会うことができたらと本当に思っている。