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日常の何気な写真中心に

プラキドクロミス・ミロモ

2007年07月17日 | アフリカンシクリッド

再びマラウィのシクリッドのご紹介です。
この魚の名前は、プラキドクロミス・ミロモ。この種の特徴は、一目瞭然のでかい唇です。どうですか?有り得ないくらいの唇でしょ(笑)?
シクリッドの中には、こういう唇が肥大したタイプが進化の過程で出現します。この個体はマラウィ湖ですが、アフリカ大地溝帯の湖であるタンガニイカ湖にも同様に唇肥大タイプがいますし、食性によって必然な進化なのでしょう。ちなみにこの唇は、岩場の陰ひ潜んでいる小動物を捕獲する際のクッションの役割をはたしています。確かに尖った口をしてたら、ぶつかった時に痛いですよね(笑)。ただクッションでも自分の唇なんだから痛そうですけど・・・。

こういった魅力的?な個体は、一般ショップでは入手は不可能で、専門店で気長に待つ必要がありますが、その価値はありますね。熱帯魚を追求していくと、単にキレイな魚というよりは、ちょっとおかしな形や生態をしたものに惹かれてしまいます。