さらりーまん専科

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経営努力しない関西電力と政府・経産省「電力不足煽り」の大ウソ

2012-04-24 11:57:52 | Weblog
今日の新聞各紙に今年の夏の電力が不足するとの記事が乗っている。

またして、大ウソの数字がまかり通っている。

さらには、各紙の見出しでそのスタンスが分かる。

読売新聞 電力3社供給不足 今年、関電は16%
日経新聞 電力不足 西日本で3・6%
朝日新聞 関電「最大16%不足」
毎日新聞 今年9社0・4%電力不足
産経新聞 今年0・4%不足
東京新聞 「夏の電力不足」各社報告 「丼勘定」専門家が批判

東京新聞が一番まともだ。各社が「夏の電力不足」を報告したと客観的に報じている。

最悪なのは読売新聞と朝日新聞だ。関西電力が16%も不足するとの印象を読者に植えつけようとしている見出しだ。ただ、朝日新聞は2面で「夏の電力不足本当か」という疑問を呈している補足記事を入れているので幾分ましだが、その補足記事も、取材不足で電力が足りていることに迫っていない。

ともあれ、原発に関しては、読売新聞だけを読んでいるととんでもない頭が出来上がることになるわけだ。

昨年の電力不足の数字も嘘であることが毎日新聞スクープで明らかになっているように、電力会社、経産省、資源エネルギー庁、政府(時の政権によって変わるが)の数字は常に欺瞞に満ちてきた。

ましてや、関西電力はその供給能力をまったく使い切っていない数字を出している。火力発電に関しては、動くものを動かしていない。宮津では地元が火力発電を再開を要請しているにかかわらず、動かしていない。

関西電力の供給能力は3489万kw。原子力は976万Kw。此れを差し引くと関電の供給能力は2513万K。それに加えて昨年9月実績で他社受電が628万Kw。揚水発電が506万Kwあるのだ。

2513+628+506=3647万Kw

の発電能力があるのだ。2010年並の猛暑がきた時の使用電力が3030万Kwだから余裕は十分ある。お釣りがくる。20%もの供給余力があるのだ。他社へ融通もできる能力があるのだ。それを16%も不足すると大ウソ言っているのだ。いかに現在の経営陣の経営努力が足りないだけの話だ。

関電には「もう原子力発電は不要だ、今の経営陣は退陣してもらって、原発に頼らない電力供給を目指そう」という幹部たちの台頭を待ちたい。株主にも顧客にも応える経営者に交代していただきたいものだ。

ともあれ、野田内閣の政府の数字はまともでない。ウソの数字を各社から提出されてそれを指摘もできない政府。経産省・資源エネルギー庁にまともな人間はいないのか。あまりにも寂しい「政府」である。

大飯を再稼働させて、大阪・京都・滋賀を「死の町」にする危険性を1%も生じさせてはいけない。ましてや、京都御所を「死の御所」にする可能性を1厘でも生じさせてはいけない。

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