with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第23話《いよいよ本場のパエリアだよ!》

2023年02月07日 | 2009年バルセロナ・バレンシア

 

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往路で降りたバス亭を目指して歩いてます

海の美しさにずいぶん遠くまで歩いちゃった。疲れた足には余計に遠い・・・

お腹も空いてるし、「パエリアが食べたい

早速なっちゃんにメールして相談。

「本物・・・本物・・・」バレンシアだよ 本物のパエリア

「本場のパエリアが食べた~い

そしてなっちゃんの保証付き。

カテドラル近くの「タベルナ」を教えて頂きました

「何 タベルナ

「スペイン語で食堂のことだよ・・・『タベルナ』」

なっちゃんが電話でお薦めメニューを予約してくれるそうです

「ありがとう

「本場のパエリアを食べるぞう

バス亭に向かう足取りも少し軽くなって来ました。

32番のバスにも無事に乗車。

「ホッ」としたのも束の間

バスは折り返し地点に到着したらしいです。

突然、男性がバスの中へ・・・「○×□△

乗客全員に質問してるみたい・・・

私の番です。「○×□△

「もうダメ」っとその時・・・

隣の女性が私に「where

行き先のこと

「Central」って答えてみる・・・

すると彼女が男性に通訳してくれました。


「グラシアス」女性は優しく微笑んでくれてます。

折り返しで降りない乗客の行き先を確認してたんですね。

それにしても外人の私に「where」くらい英語で言ってくれたって

スペインって相手が外人でも容赦なくスペイン語で対応です。

さあ、色々とあったけど何とかお薦めのレストランに到着

お店を覗くとオーナーは電話中。

でもすぐに私のことを理解してくれて、なっちゃんのお友達らしい女性に案内されました!

「ホッ だってスペイン語出来ないんだもん

でも挨拶しなきゃ

だって遠いスペインで一人で暮らすなっちゃんがお世話になってるかも知れない。

「エンカンターダ

英語では「nice to meet you」って感じかな・・・

海から戻るバスの中で練習してきたよ。


「オー 赤ワインと生ハムとチーズだ

「美味しそう

でも、海ではあんなにたくさん歩いたし「ビールが飲みたい

よし 勇気だして「ぺルドン

これは「excuse me」と同じはず。

振り向いてくれたよ。

「ウン セルベッサ ポルファボール」

「ビールが来た~ヤッター


こんどは大きな鉄のお鍋から、パエリアをお皿に盛ってくれたあ。

「これだね本場のパエリア

なっちゃんが頼んでくれたのは大好きなシーフード

「美味しい~

スタッフがやってきて「ブレッド」って・・・

「No, thank you

スペイン語が出来ないのを知っているから、英語で聞いてくれたんだね。

会話は出来ないけれど、お店のスタッフはニコニコしてくれる。

近くを通る度に微笑みかけてくれるよ

「優しいスタッフの皆さん ありがとう


スペインでは量が多いから食べきれないって心配だったけれど、

お腹が空いてたんですねえ。ぜ~んぶ食べちゃいました。

満足した後はコーヒーが飲みた~い

「ペルドン

「ウン カフェ ソロ ポルファボール」

「エヘン」 ブラックコーヒーがテーブルの上に置かれたよ。

「グラシアス

せっかくこうして慣れてきた頃には、帰らないといけないんだね。

明日はもうバレンシアを離れる日・・・

 

 

 

 

続く

 


第22話《F1コース散策していたらウロウロし過ぎちゃて!》

2023年02月07日 | 2009年バルセロナ・バレンシア

 

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そろそろ引き返して、

「さあF1のコースへ行ってみよう

あの港が見えてる方に海岸沿いを歩けばいいはずだよね。

「広くて広くて遠いなあ・・・」

あまりの景色の美しさに時の経つのも忘れて歩いちゃったんだもの。

来た時と同じ距離を戻るしかないよね


遠くに見えている港。歩いても歩いても中々辿りつけません。

途中、観光客相手らしいレストランもあるよ。

「お腹が空いたなあ

でも、最近は観光客相手のお店だと冷凍のパエリアも多いらしい。

「冷凍なんてダメです」食事は諦めて港を目指します。


「お~っ

テレビでも見覚えのあるF1のコース



またまた夢中でパチリパチリ 写真に夢中

サッカーだけじゃなくてモータースポーツも大好きな私です。

「感激

特にMoto GPはとても好き。

モータースポーツ好きなスペイン人です。

バルセロナのナチャとはサッカー以外にMoto GPのお話でも会話が弾みました。

1シーズンにスペイン国内だけで3ヶ所もレースが開催されるんですよ

日本はF1もMoto GPも1ヶ所だけですよね。


気がつくと

「お腹が空いたよ~

「そういえばまだ本場バレンシアのパエリアを食べてないで~す。」

シティセンターへ戻らなくちゃ

地図を確認すると港の近くに地下鉄の駅があるよ。

ここから地下鉄でシティセンターに戻ればいいよね。

地下鉄ならもう経験済み。

「な~んだ、簡単


「地下鉄の駅ってこの辺りなんだけどなあ・・・」

通りでお仕事してる男性がいます。「尋ねてみよう

いつもの様に地図を指して「ポルファボール」

これでOKだったはずなのに・・・何だかダメらしい・・・

だって首を横に振ってるもの


地図でシティセンターを指してみました。

そうしたら私が歩いて来たバス停のある方を指してるよ。

「まさか 『あそこに戻れ』じゃないよね」

目の前には別のバス亭があるよ。「ここのことかも」

私も指して「オートバス」って確認。

彼はこんどは頷いてる。

「グラシアス!」って道路を渡ってバス亭の方へ・・・


「ええっ

前から来た別の男性が怒鳴るような声でさっきの男性にまくし立ててる~

「何なの~」

2人は私を真ん中にしたまま、話し合いを続けてる。

「何なのよ~


暫くするとやっと結論が出たみたい。

さっきの男性がもう一度遠く私が歩いてきた方を指して何か言ってる。

数字みだいだけど「分らない~

そんな私の表情を察して携帯電話を取り出したよ

そして彼が携帯電話のディスプレイを利用して見せてくれたのは「32」

「32

海岸に来る時に乗ったバスの番号です。ってことは・・・

「戻るしかない トホホ」

「グラシアス

ちょっとがっかり。だけど、優しい2人の男性に心から感謝です。

後でなっちゃんに話したところ、港からの地下鉄は地図では簡単そうだけれど、

地上に出て、別の車両に乗り換える必要があるので難しいらしいです。

思い通りにいかないことも旅の思い出ですよね

32番を伝えるためにあんなに苦労してくれた2人にもう一度「グラシアス

 

 

 

 

続く

 


第21話《充実の3日目はオフィシャルショップ・地中海へ》

2023年02月07日 | 2009年バルセロナ・バレンシア

 

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さあ、朝は市場からスタートです。たくさんの果物に迷いますねえ。

「決めました」今朝はイチゴを1パック

そして近くのカフェでカフェオレもテイクアウト

実は、エクスペディアで予約の時、朝食のことに気がついてませんでした

四つ星ホテルが安く予約出来たのでひとまず安心。

チェックインの時に初めて、朝食なしのプランだって気が付いた訳です

でも、新鮮なフルーツの朝食だって魅力的でしょ

今日は、まずバレンシアCFオフィシャルショップに行ってみよう

サッカー観戦が目的の旅なのに、まだ訪ねてなかったよね。

市街のショッピングセンター近くにもあるらしい。

こちらのショップは大きなデパートのすぐ近くだから、お買い物の人でいっぱいかも・・・

ホテルから5~6分位あるくと・・・

「ありました~

すぐに見つかりましたよ。

だってウィンドーはオレンジ色のグッズで一杯

「嬉しいなあ~

「どんなものがあるのかなあ~


店内に入ると、

「えっ お客さんがいない・・・」閑散としてます。

すぐに目につくのはバイクや自転車

「へえ~バイク サポーターはバイクもオレンジなんだあ

生活に使われるものもずら~り。

「でも、お客さんがいない・・・


きっと今日が平日だからだよね。

FCバルセロナのメガストアでは買い物が出来ない位人で溢れてたんだから、

「今日はゆっくりお土産を選べるじゃん・・・」

バレンシアCFのカラーはオレンジと白とそして黒。

黒を基調にしたグッズはかなりカッコイイですね。

「よしシルバ君へのお土産は決めた

バレンシアCFの黒いグッズから選ぶことにしました。

黒いグッズならサポーターじゃなくても使いやすいデザインが多いですね。


「今日も良いお天気 ショッピングだけじゃもったいない

次は昨夜なっちゃんから教えて頂いたとおりバスに乗って海へ行こう

「だってバレンシアの海は地中海だよ

海岸をゆっくりお散歩しよう

それに港の方に行くとF1のバレンシア市街地コースもあるよね。

「見てみた~い

シーズンオフだから入れるらしい

シティセンターのバスターミナルから32番のバス

1.25ユーロだって(当時のバス代)

海が見えてきたらブザーを押して合図すればいい。日本と同じなんだね。

降りたら目の前は海岸ってことは言葉なんて必要ないよね。

「よし、 バスに乗っちゃおう~

ドキドキ・・・


無事に運転手さんにコインを渡して、席に座って落ち着いたよ。

バスの中を見渡してみる。

「ブザーってどこ

「見つからな~い」

椅子の周りをキョロキョロ。

「どこ

急に焦っちゃいます。ブザーが見つからないなんて


「ありました~ 出口の手すりに黄色いブザー

「ホッ

降りたい時には立ち上がって出口まで行かないとブザーを押せないんだあ。

いつも感じるのは、日本って至れり尽くせりなんだってこと

日本の良さも再確認出来ちゃいますね。

これで安心。あとは海が見えたら降りま~す



ブザーを押してバスを降りると・・・

「海だ~」「地中海だよね~」「海岸は広~い

「12月だよ。 泳いでる人がいる

でも、Tシャツで大丈夫なくらい日中は暖かい毎日です。

「ワンちゃんも楽しそう~

海岸を走り回ってるワンちゃんやゆっくりお散歩してるワンちゃん。


海を眺めてるとカメラを手に持ってる男性に声をかけられました。

彼もひとり旅らしくて、写真を撮ってほしいらしいです。

海岸のホテルをバックに「ハイ チーズ

青い海をバックに「ハイ チーズ

そうしてカメラを渡すと彼が「ダンケシェン


お~ ドイツ語です

「ドイツから来たのですか」聞いてみました。ドイツ語で

イエイエ、もちろん英語です

彼は「イエス」「あなたはどちらから

不思議ですね。英語圏じゃないと何だか英語が使いやすい。

英語が出来ない私としては嬉しい気持ちになっちゃいます。


夢中でどんどん歩いちゃってます。

新しく購入したカメラも観戦以外に大活躍。

どこまでも続く海岸・・・

遠くに見える黒い雲がこちらに近づいてきました。

「あ~バレンシアの海岸と美しい地中海、見上げると空には虹が

「ヤバこんなに遠くに来ちゃった~ 戻るのが大変

 

 

 

 

続く