with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第20話《地元のバルだよ!》

2023年02月06日 | 2009年バルセロナ・バレンシア

 

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ベルギーのお友達は一足先に帰宅。

今夜はそのままなっちゃんがよく利用してる地元のバルへ連れてってくれました~

メスタージャの近くだから、おしゃれなバルって感じじゃないですね。

それよりもリーズナブルに楽しむ場所。居酒屋って感じ

「わぁ 壁にはワインがぎっしり

日本ではあり得ない・・・地震があったらすご~く危険

地震がない国ってことだよねえ。

それに大きなタッパ一杯のオリーブ。

ワインの入った樽がズラーっと並んでるよ。

スライス前の生ハムが・・・いくつも重なって吊るされてる

人気店だねえ。一杯のお客さん。

一度は断られたけれど、なっちゃんが交渉してくれました。

「明日、彼女は日本に帰っちゃうから、最後の夜なの・・・」

ちょっぴり帰国の日程を早く伝えてくれたらしい

「私の為にお世話をおかけします、なっちゃん

満席だったから、カウンターの隅で頂くことになったけど、

なっちゃんがお薦めのハモンとケソとサルチチャ(ソーセージ)を注文。

ワインはコップ ビールみたい・・・

生ハムもチーズもソーセージも「厚切り、 山盛り~

そして明るくて人懐っこいスペインの人たち。

楽しそうに大騒ぎで飲んでる。

早速、お店の様子をカメラに・・・

「お~お

カメラを持ってる私に手を振ってアピール

「ハイ チーズ

言う必要もないか・・・笑顔が素晴らしい

そして、どこからかおじいちゃんがやってきて、私を手招きしてる。

ついていくと、重ねて吊るしてある自慢の生ハムを指して、写真を撮らせてくれたよ。

離れたカウンターから撮影してるのが見えたみたい。

「優しい

言葉なんか必要ないんですね

もっともっとここで楽しみたかったけれど、なっちゃんは明日もお仕事。

なっちゃんのお家はこのバルのすぐ近くだから、私はタクシーでホテルに帰ることに。

今日も、市場やスタジアム、試合も観戦してバルでうぃ~っ

出会った人達、みんなみんなありがとー

 

 

 

 

続く

 


第19話《マタ! ホアキン! バネガ!》

2023年02月06日 | 2009年バルセロナ・バレンシア

 

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そうなんです。 ビジャとシルバはいません

ビジャは出場停止です。シルバは怪我をしちゃいました。

2人のいないバレンシア・・・心配です。

リールの選手は知らないです。

ジェルビーノってルマンで松井選手と一緒だった記憶が・・・

あっ もう一人見覚えのある人

主審はイングランドのマイクディーン

試合開始 さあ始まったよ

「え~~~

まだ2分 ゴール

左サイド、マタからホアキンへ・・・ホアキンはワンタッチでシュート

ゴール

「いきなりのハイテンション

ホアキン、またディフェンダーをかわして抜ける。

ディフェンダー、ファウル スタジアムはブーイング

「もう、スタジアムは熱い~

マタからバネガ! バネガ、自分でディフェンダーを交わしてシュート

キーパー、止める。

パブロからホアキン、ホアキンはパブロに戻してマタ・・・シュート

シュートはポスト。

ビジャもシルバもいないのに、攻撃の迫力は変わらないよ。

この流れるようなパスは面白~い

またホアキンからマタへ、ホアキンはペナルティエリアへ走り抜ける

やっとボールを奪ったリール、ロングパスで一気にジェルビーノへ。

ジェルビーノ、シュート リール最初のシュート

「あっ 雨が降ってきた

パリでなっちゃんと会ったお話、覚えてますか

なっちゃんは雨女なんです。

2008年の旅行では、

パリでなっちゃんと過ごした日だけが暗い雲に覆われてどんよりしたお天気でした。

でもピッチでは、ミゲルが走って折り返したボールにマタが突っ込む~~~

パブロのスルーパス・・・マタが裏から

時間が追うごとに雨、雨、雨、酷くなってきたよ

WOWOWで見たことのある風景どおり、傘さして観戦してる

ちょっと気を使いながら、私達も傘をさして観戦・・・

テレビで観戦してる時には不思議だったけど、やっぱり傘さして観戦するんだ~。

えっ 試合は って・・・

パブロが仕掛けて後ろから倒された~。

「ファウル

フリーキック。 マタがクロスを上げてアレクシスがヘディング

「惜しい~

エメリ監督 いつもテレビで見る光景。

選手と一緒に戦ってる~

あっ マルチェナからロングパス一本

ホアキン、右足でトラップ・・・左足でシュート

「ゴール

「素晴らしいやっぱりホアキンって凄~い

不安げのない試合展開だね。

ショートカウンター バネガが自分で抜けた、抜けた、抜けた

キーパー、足で抑える。

「やばいよ、ELでリヴァプールと対戦になったら・・・」

後半はリールの選手が2人交代。

いきなりリールが遠目からシュート やっぱり攻めてきます。

2点のビハインド。攻めて来るのは想定済み。

そこを狙ってマタ。 カウンター攻撃

中央へカットイン、バネガーに渡してシュート

「惜しい

またまた、「マタ

抜けてディフェンダーを交わして、切り返してシュート

ゴール

「鮮やか~、ビジャの不在を感じさせないね」

バレンシアが一方的に勝ちって試合で、安心して見てられる試合。

マタに代えてミク登場。

そしてホアキンに代えてジョルディアルバ。

「おおー 

ホアキンにスタンディングオベーション

マルチェナも交代。もう余裕のバレンシアCF。


こんな試合だから雨が酷くなって帰ってくサポーターも多い。

だって心配なさそうなんだもの!とは言え、私達は最後まで観戦。

だってこんなに遠くバレンシアまでメスタージャを訪ねてきたんだもん。

ついに後半ロスタイム。

あ~ リールがセットプレーから押し込んで1点返す

またリール ドリブル、ドリブル、ドリブル、ディフェンダーを外してシュート

「惜しい

またまたリール ドリブル、ドリブル、折り返してシュート

リールの攻撃にドタバタのバレンシア

やっと試合終了

最後はヒヤヒヤだったけれどバレンシアがリールを下した。

こうして試合を振り返ってるけど、ELでリヴァプールが次回対戦するのはリールなんですよね。

後半に強いリール。 リヴァプールのディフェンス、頼みますよ~

「ビジャ~ シルバ~ 会いたかったよ~

 

 

 

 

続く

 


第18話《観戦の前には・・・》

2023年02月06日 | 2009年バルセロナ・バレンシア

 

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今夜はなっちゃんとメスタージャで試合を観戦予定です。

スペインの試合は時間が遅くって21時開始。

昼休みが長いからなんだって

こんなに開始が遅いスペイン。 夕食は22時頃から

これもスペインのお国柄

昼間のメスタージャはちょっとショックだったけど、試合にはサポーターが集まるはず。

アラゴンの駅で仕事帰りのなっちゃんと待ち合わせて、まずは一杯

サポーターの基本で~す

なっちゃんとルームシェアしてるベルギーのお友達も観戦することになりました。

一緒に試合前のカンパイです

またまた、会話は大変

ベルギーの彼女は私の為に英語で・・・

なのになっちゃんは私のために日本語で通訳・・・

そして、2人はスペイン語・・・

結局、状況は

言葉は通じなくても「楽しい

彼女のために当日券を求めると・・・

なっなっなんと

前売りで購入した私たちの席と並びの席が買えちゃいました~

またまたショック

「だって一階のサイドライン12列目だよ

「こんな席の並びなのに、当日も買えちゃうなんて・・・」

気持ちを取りなおして3人でスタジアムの中へ・・・

スタジアムの中はガランとしていて、小さなショップがあるだけ。

そしてやっぱり古さを隠せない

それにヨーロッパリーグだからかなあ。あまり混雑もしていない。

でも、スペインの人達って

試合が始まってからゆっくり観戦にくるって聞いたことがあるし。

さあ、シートを探しましょ

なっちゃんが前の方の席を手配しておいてくらたから、選手が近いよ~

こんなに目の前で試合が行われるなんて期待出来るよね。

迫力を味わいたい



でも、でも、でも、スタジアムは空席だらけ・・・

バレンシア~~~

 

 

 

 

続く

 


第17話《さあ、ついにメスタージャへ!》

2023年02月06日 | 2009年バルセロナ・バレンシア

 

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今朝は、朝一番に中央市場を目指します

昨日、ホテルにチェックインした後に訪ねてみたら、閉店後でガラガラ。

そうです 市場だから、朝早くオープンで昼過ぎには終了なんですね。

その時、日本人のツアーの方々と出会いました。

バレンシアには1日の滞在で、明日は出発と言ってました。

朝の活気溢れる市場を訪ねることは出来なかったんですねえ

ツアーって予定が詰まってるものね

朝の市場はとても賑わってます。

野菜や果物、肉や魚介類はもちろん、パエリア鍋なんかもあるよ

バレンシアは海の近く。魚介類は充実してるね

スペイン人もお魚が好きなんですねえ。

「よし 決めた 明日からはここで新鮮な果物を買って朝食にしよう


「それにしても、バルセロナのサン・ジュセップ市場と雰囲気が全然違う。」

「どう違うって

「それは、あなたも是非訪ねてみてください 

とっても楽しい市場です

その後は少し街を散策・・・

ショッピングセンターの方を歩いてみましょ

小さな街、バレンシア。ちょっと歩いたら街のはずれです。

いよいよ地下鉄でメスタージャを目指そう

リヴァプールファンになる前、一番好きだったチーム、バレンシアCF。

アイマールやカニサレス、アジャラ・・・それに監督はベニテス

UEFAカップで優勝

レアルマドリーやバルセロナFCを差し置いてリーグ優勝

ワクワクさせて戴いた記憶がよみがえってきます。

ベニテス監督がリヴァプールの監督になったことは、

私がリヴァプールのフットボールを観るきっかけの一つでした

「あっ 前にも書きましたね

「ドキドキ


地下鉄5号線、アラゴンで降りたらサッカーボールの表示

「お~お~目の前

メスタージャは団地のようなビル群の中で「ドーン」と構えてました。

日本で例えたら、多摩ニュータウンって感じかなあ・・・

大阪だったら千里ニュータウン

それにしても古い感じが否めないなあ。

コンクリートの色がくすんでる。

近づいて辺りを歩いてみることにしましょ

広い通りは車が行き交ってるけれど、反対側はとても静かな住宅街なんだね。

そういえば何だか不思議だよ。

私だけ・・・

今夜はヨーロッパリーグの試合だよね。

フランスのリールとの試合当日なんだよねえ。

写真を撮ったり、訪ねてきてる感じの人ってだぁ~れもいない・・・

一周回ってみたけど・・・スタジアムツアーしてるって雰囲気もない・・・

スタジアムはこんなに大きいのに、地方の小さなチームみたい

ビジャやシルバやホアキンがいるチームだよ

オフィシャルショップはどこ・・・

昼休みで閉まっちゃってるの

ファンは買い物に来ないの

カンプノウではスタジアムツアーのお客さんが大勢いたよ。

メガショップなんて買い物が出来ないくらい人々で溢れてたのに・・・

そう、アンフィールドを訪ねた時も、

ユニフォームを着たサポーター達に出会ったよ。

そしてオフィシャルショップだってお買いものする人が一杯。

これがバレンシアCFの現状なのかな

ちょっと悲しくなってきちゃいました

 

 

 

 

続く

 


第16話《いよいよ友人と会える~!!!》

2023年02月06日 | 2009年バルセロナ・バレンシア

 

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夕方まで街を散策してホテルへ戻り、なっちゃんを待ちます。

ドキドキ

2008年のリヴァプールへの旅の時、パリで待ち合わせた時と同じ感じ

ついにバレンシアまで来ちゃったんです。


「ピンポ~ン

「きゃ~」「元気だった~

思わず強く抱きしめ合っちゃいます。

でも、

あのリヴァプールを初めて訪ねた時から1年しかたってないんですけどね

早速、なっちゃんの友人ご夫婦が待つバルへ・・・

昼間歩いたカテドラル近くだ~

「さっき、ここを歩いたよ。」

「すごく混んでる」人気のバルみたいで~す。

なっちゃんのお友達がいました~。

「はじめまして~

日本人の女性と彼女の旦那様。旦那様はイタリア人です。

「バレンシアでイタリア人の旦那様と暮らしてるんだあ


思わず日本語で会話が弾んじゃって、

イタリア人の旦那様はチンプンカンプン



もうスペイン語やイタリア語や英語がゴチャゴチャの会話。

「わぁー みんな凄い

私には理解不能な言葉が行きかってる

「だけど楽しい

スペインのビール「セルベッサ

彼女が選んでくれた

「ハモン(生ハム)」「ケソ(チーズ)」「サルモン(サーモン)」

「ウヒャー~ 美味しい


さあ、バルのハシゴ、 今度はイタリアンらしい

カルパッチョはイタリア人の旦那様が選んでくれました。

「プエイ(牛肉)だよ~

こんどはティエント(赤ワイン)と一緒に「頂きま~す


楽しい夜が更けるのは早くて、なっちゃん達はナイトバスで帰るとのこと。

市庁舎広場前はバスのターミナルでもあるんですよ。

私はみんなを見送ってホテルへ。

感動の夜でした~

いよいよ明日はメスタージャでヨーロッパリーグを観戦する予定。

なっちゃんがチケットを買っておいてくれましたよ。

こちらのチケットは20ユーロ。

現地で直接購入が可能だとリーズナブルなんですねえ。

なっちゃんのお陰です。

「ありがと、なっちゃん

 

 

 

 

続く