with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第32話《今日のフライトはどうなるの???》

2023年02月22日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

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もし空港へ行ったとしても会話が出来ない私。

だから行っても何も出来ないよね。

「ホテルでニュースを確かめられないの

「英語だからそれも無理だよ


「あっ そうだ

確か海外旅行保険に付帯サービスで『通訳』ってのがあった

「保険証書・・・保険証書・・・」

「これだ

証書には思った通り「通訳のサービス」をしてくれることが書かれてるよ

でも、このサービスはどの時点でお願いしたらいいんだろう。

だって日本を出発前、噴火の影響でフライトのキャンセルが続いた時なんか、

KLMのコールセンターは全く電話が通じなかったじゃない

だからこういう時って保険会社のコールセンターだって混んじゃっているんじゃないの


それにどこのコールセンターに電話をかけるんだろう。

「日本 それともイングランドにいるからロンドン

いざ利用しようとすると迷うことも多いなあ。


でも、これでめげちゃう私じゃないですよ もう皆さんは御存じですよね

「まず、ロンドンへ電話してみよう

「そうだよ~そうしたら携帯電話に『発信記録』が残るじゃない

「空港へ行ってからも電話をし易いよ。」

「我ながら素晴らしいアイデア

私ってアクシデント強くなってきたみたいだ

ドキドキしながら電話番号を押します。

「大丈夫 ロンドンだけど日本語のはず

「もしもし・・・」

「日本語だ~




ホッとしたところで今朝のニュースの話をします。

「あれ 保険会社の方は呑気に噴火のニュースを知らないよ。」

「がっかり

飛行機は飛んでいるんだから良かったけれど。

これから空港へ行って、そこでフライトがキャンセルになっていたら、再び電話をするというお話をして電話を切りました。

「使えるよねえ

海外旅行保険って突然の病気や怪我をした時だけじゃないんだね。


でも、加入するときにちゃんと調べよう

サービス内容は保険会社によって違うからね。

これで何とか落ち着いて空港へ向うことが出来ます。

 

 

 

 

続く

 


第31話《また噴火なの?火山灰が!!!》

2023年02月22日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

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今朝はいよいよジョンレノン空港からアムステルダムへ移動ですよ。

朝食ももう慣れたもの

いつものテレビが一番見やすい席に腰かけて、いつものメニューで朝食タイム。

この席で初日にお医者さんと英語でお話をしましたね。

そんな思い出も連れて帰ることのできるダイニングです。


ふとテレビに目をやると何やらまた噴火の映像が映し出されている。

「やばい

「心配していたことが本当に起きたの

「よりによってなにも私が移動する日じゃなくたって

「これはやばい

ゆっくり朝食を頂いている場合じゃないです。


ニュースはもちろん英語。

「何を言っているの

理解できるはずもない私。

映像は噴火の様子と人のいない閑散とした空港。

その映像を見てると、私の耳に聞こえた単語は「remain」

たしか「取り残される」とか「~のまま」とかだったような・・・

「えっ 本当にヤバいかも

「ここは部屋にもどろう。」

「落ち着かなきゃ




部屋に戻るとまずテレビを付けて、

スーツケースの整理をしながら聞き耳をたてます。

「聞き耳立てても分らないでしょ

「はい 確かに

でもこう言う時って何故かそうしちゃうんですよね。

そして頭の中は「どうしたらいいの 何か方法はないの」の繰り返し。


「取りあえず空港へ行ってみようかなあ」

「サポーターズクラブの方は今朝早くマンチェスター空港から帰国だよね。」

「もし、フライトがないようなら連絡をくれるはずだよ

「連絡がないってことは無事に飛び立ったこと

「もしかしたら早朝のフライトだから大丈夫だったのかな。」

「そうだよね。噴火はその後に起きたことかもしれないよね

 

 

 

 

続く