
ついに完成したようだ。一切手助けをせず、
妻が一人で作り上げたロボット「ロビ」。
小出しで送られてくるパーツに、貯めてからある程度まとめて作業に取り掛かるさまは
恐らく、学生時代のテスト勉強から変わっていないのだろう・・。
自宅居間の片隅で行った完成披露会、
電源を入れると、眠りから覚め欠伸をしながら起き上がり、
ロビの第一声。
「僕を作ってくれて、ありがとう!」
突然の言葉に、妻は苦悩と歓喜で涙が・・、とおもきや、
鋭いまなざしでロビの一挙手一投足に目を凝らしている。
恐ろしいくらいな管理責任者の目をしている。
来賓席にいたウチのえるびすはというと、ロビの横でのんきに丸くなって寝ている。
最初は少し反応したものの、相手に「魂がない」と早くに気付いたようで知らんぷりだ。
ロビは一通り問題なく動いたため、ロビへの質問コーナーとなったのだが
生まれたばかりのはずが、ロビは少し耳が遠く、耳元でゆっくり話をしないと理解しないようで
もしかしたら先輩の設定なのかもしれない!?
そうなると家での対応も少しややこしいぞ・・。
すごーい。本当に完成させてしまったんですね。うちだったら私の部屋に頭部だけが押し付けられてしまうだろうなと妄想していました。
恐れていた煙もなく初回で完動であれば事前チェック、テストの積み上げで。。まさにエンジニアリングそのものだと思います。
しかし。。。この容姿で先輩の設定とは。。。たしかに家庭内の秩序が。。やっかいそうです(笑)
仰々しく披露会を行い、問題なく動いたことにより
披露会は無事に終わったのですが、
その後二度と立ち上がることが・・・・。
現在では、早くも起こすのに介助が必要で
関節の動きが悪く
グルコサミンの処方が必要なようです。
妻は手術、いや分解をするかどうか悩んで下り、
当のロビ先輩は安静にしております(笑)
大変です・・。