名前も何も知らないけど光で遊ぶおもちゃ。
電球が入った暗箱に一面だけ赤や黄色や緑色のアクリルか何かのスティックを入れてキラキラした光の絵が作れるおもちゃが家にあって、2〜3歳の頃はずっとそれで遊ぶのが好きだった。
そしてそれと同じくくらい好きだったのがブラウン管テレビの掃除。
ブラウン管に水滴をつけて見えてくる光の世界に目を見開いて喜んでいた。
わずかな色から無数の色ができる不思議の理由を知りたくて、どうしようもなかった。
興味を持つととにかく何故か知りたくて、ドライバーを握れる歳になったら、おもちゃを分解し放題。
オルゴールも綺麗な箱より何故、音がなるのか知りたくて真っ先に分解される対象だった。
おもちゃだけでは満足できずに電話やテレビに向かい始めた時は流石に怒られた。
我が家には父の「思い」から立派な百科事典(図鑑)が昆虫・動物・鳥・花・木・乗り物・美術などに分かれていてトータル20冊くらいあった。
私は立派な百科事典で夢中になったのは、美術と鳥のソノシートだった。
鳥の鳴き声よりもソノシートの不思議さ。
ソノシート用の比較的手頃なミニサイズのレコードを聴く機械で聞いていたり、
虫眼鏡を使って溝を眺めていたり、赤色が綺麗だと太陽にすかしたり、とにかくわからないものがたくさんあって楽しかった。
美術の図鑑は私の好奇心をくすぐるものばかりだった。
その中の一つが「マーブリング」
普通の絵の具を入手してやってみたけれども、思い描いていたものにならなくて悔しい思いをしました。
そして、もう一つがプロセス印刷の仕組み。
CMYKのフィルターを用意して光をあてると綺麗な絵ができるということで、それも実験してみたくてしょうがなかったけれどもできなくて断念していました。
他にも興味を持ったものはたくさんありましたが、光と色の関係についての強い興味は、この頃には既にあったのだなと。
もし、教育に熱心な母親がいれば、
もし、生まれる時代が遅かったら、
もし、色彩工学や光工学の分野の研究が進んでいたならば・・・。
いくら「もし」という言葉を重ねても、本人の好奇心がそこに向いていなければ何もならない話で・・・。
幸い、少し遅かった気もしますが、「マーブリング」遊びができるようになりました。
プロセス印刷や色光の三原色で見たかった世界が見えるようになりました。
やっぱり色彩や光や音の世界は楽しいんだよ。
その楽しさ、伝えていけたらいいな。
子供の頃の自分と対話して、本当に好きなことって変わっていなかったのだと。
変わっていなかったけれども、仕事にすること、探求することを諦めていたということ。
今なら、何かできるような気がする。
電球が入った暗箱に一面だけ赤や黄色や緑色のアクリルか何かのスティックを入れてキラキラした光の絵が作れるおもちゃが家にあって、2〜3歳の頃はずっとそれで遊ぶのが好きだった。
そしてそれと同じくくらい好きだったのがブラウン管テレビの掃除。
ブラウン管に水滴をつけて見えてくる光の世界に目を見開いて喜んでいた。
わずかな色から無数の色ができる不思議の理由を知りたくて、どうしようもなかった。
興味を持つととにかく何故か知りたくて、ドライバーを握れる歳になったら、おもちゃを分解し放題。
オルゴールも綺麗な箱より何故、音がなるのか知りたくて真っ先に分解される対象だった。
おもちゃだけでは満足できずに電話やテレビに向かい始めた時は流石に怒られた。
我が家には父の「思い」から立派な百科事典(図鑑)が昆虫・動物・鳥・花・木・乗り物・美術などに分かれていてトータル20冊くらいあった。
私は立派な百科事典で夢中になったのは、美術と鳥のソノシートだった。
鳥の鳴き声よりもソノシートの不思議さ。
ソノシート用の比較的手頃なミニサイズのレコードを聴く機械で聞いていたり、
虫眼鏡を使って溝を眺めていたり、赤色が綺麗だと太陽にすかしたり、とにかくわからないものがたくさんあって楽しかった。
美術の図鑑は私の好奇心をくすぐるものばかりだった。
その中の一つが「マーブリング」
普通の絵の具を入手してやってみたけれども、思い描いていたものにならなくて悔しい思いをしました。
そして、もう一つがプロセス印刷の仕組み。
CMYKのフィルターを用意して光をあてると綺麗な絵ができるということで、それも実験してみたくてしょうがなかったけれどもできなくて断念していました。
他にも興味を持ったものはたくさんありましたが、光と色の関係についての強い興味は、この頃には既にあったのだなと。
もし、教育に熱心な母親がいれば、
もし、生まれる時代が遅かったら、
もし、色彩工学や光工学の分野の研究が進んでいたならば・・・。
いくら「もし」という言葉を重ねても、本人の好奇心がそこに向いていなければ何もならない話で・・・。
幸い、少し遅かった気もしますが、「マーブリング」遊びができるようになりました。
プロセス印刷や色光の三原色で見たかった世界が見えるようになりました。
やっぱり色彩や光や音の世界は楽しいんだよ。
その楽しさ、伝えていけたらいいな。
子供の頃の自分と対話して、本当に好きなことって変わっていなかったのだと。
変わっていなかったけれども、仕事にすること、探求することを諦めていたということ。
今なら、何かできるような気がする。