最後の浮世絵師月岡芳年の作品を見てきました。
浮世絵とか日本美術には疎く近年勉強をしているところです。
昨年開催された国芳様のお弟子で最後の浮世絵師と言われた芳年。
この展覧会は小学校5年生の課外学習と事前に調べていたので、その日と土日を外しての絶妙な鑑賞日。
アプローチの段階で期待は高められました。
同じ題材を2人はどう描いているのかの違いという導入部分は、学芸員の質の高さを感じました。
わかりやすい比較解説。
ニノ巻きは、芳年ならではの残酷な絵シリーズ。展示がおしゃれに区切られていましたが、日本と西洋の残酷絵の表現方法は全然違っていて、日本の方が私はシュールでグロいと思うのです。西洋のグロいと絵は平気でも、今
回は凝視すると気分悪くなりそうな苦手な描写もあり、そそくさとその場を離れてしまいました(笑)
美人画のタイトルは、絵を見て気持ちが素直に通じて、比較的軽い気持ちで楽しめましたね。
月の絵シリーズも構図にこだわりがあり、後半は独特の構図解説や物語の内容など、こう感じ取ってもらいたいんだなという学芸員の意図がみえて嬉しかったです。
それにしても、明治に入ってからの赤い顔料は人工的で退色もなく、どぎつい感じは、やはりしましたね。明治の浮世絵の赤はやはり好きにはなれないなぁ。
全体的に見て、私個人的な感覚は国芳の方が、遊びごころが多いし、集中してたくさんの題材を貪欲にこれでもかというくらい好きに描いている感じが好きですね。
芳年は線が多くて、リアルでグロくて変態な印象が強い。ライトな作風もあるけれども、目の付け所がどこか違う。そんな風に感じました。
浮世絵とか日本美術には疎く近年勉強をしているところです。
昨年開催された国芳様のお弟子で最後の浮世絵師と言われた芳年。
この展覧会は小学校5年生の課外学習と事前に調べていたので、その日と土日を外しての絶妙な鑑賞日。
アプローチの段階で期待は高められました。
同じ題材を2人はどう描いているのかの違いという導入部分は、学芸員の質の高さを感じました。
わかりやすい比較解説。
ニノ巻きは、芳年ならではの残酷な絵シリーズ。展示がおしゃれに区切られていましたが、日本と西洋の残酷絵の表現方法は全然違っていて、日本の方が私はシュールでグロいと思うのです。西洋のグロいと絵は平気でも、今
回は凝視すると気分悪くなりそうな苦手な描写もあり、そそくさとその場を離れてしまいました(笑)
美人画のタイトルは、絵を見て気持ちが素直に通じて、比較的軽い気持ちで楽しめましたね。
月の絵シリーズも構図にこだわりがあり、後半は独特の構図解説や物語の内容など、こう感じ取ってもらいたいんだなという学芸員の意図がみえて嬉しかったです。
それにしても、明治に入ってからの赤い顔料は人工的で退色もなく、どぎつい感じは、やはりしましたね。明治の浮世絵の赤はやはり好きにはなれないなぁ。
全体的に見て、私個人的な感覚は国芳の方が、遊びごころが多いし、集中してたくさんの題材を貪欲にこれでもかというくらい好きに描いている感じが好きですね。
芳年は線が多くて、リアルでグロくて変態な印象が強い。ライトな作風もあるけれども、目の付け所がどこか違う。そんな風に感じました。