サブウェイ・シリーズ第1戦。4回裏。向かい風でなければホームランになっていたであろう松井稼頭央の打球は、左中間へグングン伸びって行った。最近Bernie Williamsのスタメン落ちでセンターへシフトした松井秀喜は、キャッチを諦め、壁からバウンドする打球を拾うポジションに入った。一瞬ボールから目を離し、ランナーの動きを確認した。そして壁に直撃したボールを素手で取り、クイックモーションで中継プレイに入っているDerek Jeterへ送球。Derek Jeterへのスローは、肩がいいと決して言えないスローであったが、無駄な動きがない、素晴らしいプレイだった。
残念なことにその中継に入ったDerek Jeterは、松井秀喜の肩が弱い分、かなり外野の方まで出てきていた。そのためホームへの返球を慌ててしまった。返球はJorge Posadaの待ち受ける位置を大幅に反れた。Derek Jeterのスローイング・エラー。ランナー生還、松井稼頭央はサードへ。Derek Jeterのエラーがなければ、記事として取り上げられたプレイだった。
センターへシフトしたことで、松井秀喜が守備でプレイに絡む機会が増えそうだ。守備のセンスでどこまで弱い肩を補えるか。Tony Womackが来期もレフトでプレイすることは考えづらい。松井秀喜がどこまでセンターをこなせるか。ヤンキースの来期の補強と松井秀喜自身の契約更新に大きく影響が出そうだ。
《松井秀喜: 交流試合で活躍する秘訣は?》
"I don't know," Matsui said through an interpreter. "My first year and last year I guess I did well, but if I knew the reason, I'd be doing it every game. Not just interleague."
《松井秀喜: 上向いてきた打撃について》
"Compared to earlier in the season, I think my swing is much better," he said.
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