Whats Up Matsui?
松井秀喜 ヤンキース
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  今日のニューヨークのスポーツ面は凄い!「Jason Giambiマイナー行け!」の類の記事が溢れている。Jason Giambiにとって運が悪いのが、今、Tino Martinezが絶好調だということ。ここ4連勝の立役者で、4試合で4本塁打。今季既に、8本塁打を放っている。これはヤンキース・ファンが7年120億ドルの契約を結んだJason Giambiに求めている打撃成績だ。

  マリナーズとの3連戦の2戦目の試合前。Jason GiambiはTorre監督及びGMのCashmanと30分ほど話し合いを行ったらしい。その内容について、記者からの「マイナー行きを打診されたのか?」の問いに対して、最近精神的に参っているJason Giambiは「そのことについても触れた」と口を滑らせれしまった。彼は慌てて、「本来の調子を戻すのには、1軍でDon Mattingly打撃コーチと調整するのが一番だ」と付け加えた。しかし時既に遅し。この発言を記者たちはクローズアップさせ「Jason Giambiマイナーへ!」と騒ぎ始めたのが今回の経緯である。

  そもそもJason Giambiは5年以上連続してメジャー登録をしているので、ヤンキースは強制的にマイナーに行かせることは出来ない。それはJason Giambiに拒否権があるからだ。しかし、記者によっては意地悪く、Jason Giambiがマイナー落ちを承諾すれば、ヤンキースが支払う贅沢税が1試合につき、7.5万ドル節約できるとコメントしている。

  さらにJason Giambiをからかうかのように、このペースでヤンキースがJason Giambiを起用すれば、今季500打席で30打点はいけるとデータを並べる記者もいる。しかし私は、これらのヤンキース担当記者たちに『黙れ!』と叫びたい。

  Jason Giambiの7年120億ドルの契約を生み出したのは、今回「Jason Giambiマイナー行け!」の記事を書いている記者たちである。ヤンキースがマーリンズに2000年のワールドシリーズに負けた時、打撃陣が弱いと散々ケチを付け、オーナーのGeorge Steinbrennerに是が非でも金を惜しまず大型補強をすることを迫った。結果、ヤンキースは他の球団にFAのJason Giambiを奪われまいと、球団の首を締める契約を提示してしまった。

  Jason Giambiは今後「マイナー行け!」記事に参ってしまい、かつ、ヤンキースのフロントにプレッシャーをかけられ、マイナー落ちを承諾。マイナーで打撃の調子を取り戻せず、ヤンキースと何らかのバイアウトが成立し、引退。こんなストーリーが待っているように思えてならない。記者は何の責任も取れない。ヤンキースは、過去最悪のバイアウトの例であるエンジェルズのKevin Appierの15億ドルバイアウトを楽に越す、80億ドル(2008年まで残っているJason Giambiの年棒)をさっさと払って、この後始末を取るしかない。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
単位が・・・ (qqfwf)
2005-05-19 18:44:25
久しぶりに拝見しました。

ティノ・マルティネス頑張ってるんですねえ。

デビルレイズ開幕戦で去年日本に来てましたよね。再び檜舞台に舞い戻って主役級の活躍とは驚きです。



ところで、7年120億ドル=1兆2000億円

バイアウト80億ドル=8000億円になってしまいます。金融機関に注ぎ込む税金のような額です。

これは・・・

なんか、さらっと読んでると流してしまうとこなんですが、我々ファンも、だんだん感覚が麻痺してきてるんでしょうかね(笑)
 
 
 
そもそも (whatsupmatsui)
2005-05-20 17:27:40
彼の年棒自体が間違っている。

デビルレイズの全選手の年棒が40億ドルくらいだから、本当にバイアウトすることになると、弱小球団の2年間分の予算。ヤンキース・フロントとしてはGiambiが精神的に参って、50%引き(それでも40億ですが)で了解してもらのがおとしどころでしょうかね?



でも残念なことに西海岸のアウエイの試合でそこそこの結果を出してしまった。どうやらマイナー行きはしばらくなくなりました。これからもダラダラとGiambiとヤンキースの関係が続くのでしょうかね?ヤンキースにそんな余裕はないと思うのですが・・・

 
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