goo blog サービス終了のお知らせ 

Carpe Diem

~日本一周ブログ旅 (分割) ~

ツールド東海 立山 ~ 下呂 「復活」

2013年09月29日 12時00分00秒 | ツール・ド・日本
いつもお世話になっております、ほり@チャリダーです。

下呂温泉の"下呂"ってなんで"下呂"なんだ?ってずっと疑問に思っていましたが、その疑問が解決しました。
富山から向かっていくと上呂、中呂、下呂という地名が順に出てきた。"呂"という地名だったんだ。
あ~、すっきりした。

それでは 立山 ~ 下呂 までの旅です、どうぞ。


朝の立山。







びっくりするくらい寒かった。
温度計は持っていないので正確な温度は不明だったが0度前後と思われる。少なくとも1桁台前半なのは間違いない。
となりのファミリーが氷が張っているとキャッキャしていたので、その位の気温だと思われる。

確かに手を寝袋から出すとあっという間に冷える。
今回はモンベルの#3で来たから何とか眠れたが#7とかで着ていたら悲惨だったろうな。



早朝からアタックする人たち。



立山も大汝と富士の折立の峰以外は小学生でも全然行けると思う。というか数人は実際にいた。
あとはぐるっと1周・約8kmほどの山道が歩ける体力次第。

あとテント内の結露が激しい。昨日リゾットをテント内で食べたからかな。
上からボッタボタと水滴が落ちてくる。寝袋カバーしてるから大丈夫なんだが、気になる。
タオルで拭いている時に、ダブルウォールの山岳用テントフラグが立ちました。

もうすでに夜は明けているが、立山が壁になって中々日の光が入ってこない。早く気温上がれ~。

幸い頭痛は治まり、なんとか移動出来そう。
ただ、今は治まっているだけでもしかしたらまたそのうち痛みがやって来るかもしれないので、様子を見ながら走ろう。

モーニングショット。



と、トースト。焦げた(汗



ようやく日が昇ってきて、テント場も明るくなった。





一通り結露は拭いたが、しっかり乾かしたいのでテントをしまい、裏、表としっかり乾かす。



テント張っていた後がしっかりわかるほどの結露具合。



テントを乾かしている間に歯磨き。ここで雷鳥沢キャンプ場の紹介。

管理棟。



ここで受付します。トイレ(寄付制)、水場もこの中にあります。
トイレも水洗で紙も流してOK。朝は若干渋滞します。

管理棟内の水場。他にも外に2箇所ほど水場があった。



水も無料。使い放題。水は凍結しないように流しっぱなしです。

立山・パノラマバージョン。







gooブログ、写真サイズ制限があって、大きい写真がアップロードできない orz


30分ほどでテントも乾いたので、下山開始。

テント場の中心付近はすごい人口密度だった。隅っこにしておいてよかった。





みくりが池近くから雷鳥沢を見下ろす。
こうやってみるとそれほどの人口密度じゃないように見えるんだけどな。



地獄谷。



今も有毒ガスが噴出しているそうで、風向きに寄っては注意が必要だそうで。この近くには吹流しが多数設置してあった。



今日も晴天。いつもこうあって欲しい。



走るおねーちゃん。



山荘の人だろうか。手に荷物を持って、この登山道(主に階段が主体)をハァハァ言いながら駆け上がっていった。

血の池。



地獄谷と大日岳方面。



みくりが池温泉。



日本一の高いところにある温泉だそうです。他にも立山の各山荘には風呂がある。
なので登山後にひとっ風呂というのも全然可能。昨日も頭痛さえなければ雷鳥温泉に行く予定だったのに(無念)
頭痛がなくなっただけ、ありがたいと思おう。

みくりが池と立山。





逆さ富士ならぬ逆さ立山がきれいだった。
ただ逆行なのがちょっと残念。午後だったらもっとキレいに撮れていただろうな。
写真は、立山はその地形上、午前より午後の方がキレいに撮れます。これ間違いなし。

そして、室堂に到着。



最後に立山の水を飲んで、一休み。



いやぁ~、体調不良こそあったものの、楽しかった~♪
良いこと半分、悪いこと半分、それが山ですよね。

誰かが"今日は天気良いから5割増しだ"と言っていたが、本当にその通りだと思った。

帰りのザック、12kg。



水を抜いたら10kgになるかもしれないけれど結局下で水を買いなおすことを思えば一緒だなということで、
素直に300円払って、切符購入。



バスを待っている間に何か食べておこう、ということでりんごのおやきとコーヒーを。
それを買いに行く時にブーツの紐が反対の足の金具に引っ掛かって大勢の前でコケた。かなり恥ずかしかった(照)

帰りのバスから見た景色。(大日連峰)



ちょっとガスって来た。やっぱり昨日で良かった。本当に運がよかったんだな。

立山駅まで無事下山。



自転車に乗ってる人もいた。(俺も仲間♪)

何か甘い飲み物が無性に欲しくなったので、オレンジジュースを購入。
ここまで下りてきたら値段は一般価格(嬉)



自転車も無事回収。



ここからはこのスタイルで走る。



ブーツは紐で縛ってザックにくくりつける。
ダンシングするとブーツがぶるんぶるんなって立ち漕ぎNGとなるが、まぁそこは我慢しよう。
おいおい良い方法を模索していくとするか。

昼飯は富山ブラックそばめし。



富山の濃い~しょうゆ、通称"富山ブラック"を使用したそばめし。
美味しかった。山に入ると食べれるものが限られるので、下界の世界が天国のように思える(食に関しては)。

さぁ、ここから岐阜を目指しますよ。



とはいえ富山から高山まではひたすらゆる~い登り。
体調が万全ではないから様子を伺いながらゆっくり目で。あと、エスケープしやすいように鉄道沿いを進む。

神通峡。







のどかでキレイな峡谷でした。紅葉していたら絵になるだろうな~。

道の駅・細入で休憩。巨峰ソフトを。



ここで大事な分岐。



このまま国道41号線を行けば鉄道から離れる。右の国道360号を選べば鉄道沿い。
通常であれば若い国道沿いをいったほうが栄えていて安牌となるのだろうが、今日は特別。鉄道沿いをチョイス。

岐阜県イン。



朝はあんなに寒かったのに、気温差が厳しいな。



無理はしない。マイペースで進む。





高山市到着。



飛騨と高山の市街地は今までの峡谷沿いとは景色が一変して、こんな山の中に平野部があるんだっていうくらい開けた。



自転車通行禁止のバイパス出現。



ちょうどこの日に開通したとのこと。交通整理のおっちゃんにさっそうと左に行ってねと誘導された。

ここを左折すれば乗鞍岳にいけるらしい。



体調が万全なら無理して行っても良かっただろうが今回はさすがにパス。
というか乗鞍より上高地に行きたい今日この頃。いつかは奥穂高。

高山市街地





旧市街の保存地区があったらしいが、探す元気もなし。というわけで男は直進。

高山駅。も富山駅と同じようなたたずまい。



飛騨の夕暮れ。のどかな風景だな。癒される。
もうすぐ稲刈りかな。



分水嶺にあたる宮峠。



さぁ、あとはひたすら岐阜まで落ちるだけ。

の前に、服を着替える。濡れたままでは寒そうだった。
実は宮峠にはライブカメラが設置されており、おっさんの生着替えが中継されていた模様w

ここからはまた峡谷を走る。というか落ちる。





下呂市に到着。





道中で日没。ちょっとだけナイトラン。

下呂の温泉街。



連休ということもあり、沢山の浴衣姿の人たちで賑わっていた。絵に描いたような温泉街って感じだった。

下呂駅。





今日こそ風呂!!



Google先生の案内で近くの銭湯へ。一応温泉とのこと。
受付のおばちゃんにざっくはここに置いていってねと言われた。衛生的によろしくないってことだったのかな。
小汚くてすんません。

風呂からあがりワンセグ入るか確認するも入らない orz
結局ワンセグって都会のもんってことか。

風呂から上がって、近くの公園へ移動。あほみたいな斜度をよいしょ、よいしょと登り公園到着。
登ってる途中で絶対誰も来ないと確信。

夜食は昨日と同じコンソメスープの元でリゾットを作る。



標高がわりと普通(と言っても600m)なので、米の芯もそこそこ取れた。
やっぱり米は腹に溜まる、満足、満足。

そして、怪しい月の光に照らされて就寝。



明日は、岐阜ファイナル !!

【本日の走行】
走行距離:156.6km
累積標高:1442m
走行時間:9時間
本日のルート(ルートラボ)

ツールド北陸 富山 ~ 立山 「こちら標高3015m」

2013年09月28日 23時00分00秒 | ツール・ド・日本
いつもお世話になっております、ほり@チャリダーです。

先日、立山に行っている間にかみさんも比良山系の獅子岩と言う所へ行っていたそうです。今流行のボルダリングですって。
ハーネスつけたり、エイト環つけたり、かなり本格的なクライミングをしていたそうな・・・。
うらやまし~な~。かっこいいぜ、嫁。

それでは 富山 ~ 立山 までの旅です、どうぞ。


今回は自宅には戻らず会社からそのまま直行です。富山って近いようで意外と遠し。

事務所で革靴からブーツに履き替えてザックを背負って「行って来ます」と言ったら、
「どこ行くねん?」と聞かれたので、「標高3000mの世界まで!!」と言って出発。





こうやって見てみると、夜の大阪駅も結構キレイなもんだな。
今は、涼しくて気持ちの良い季節だから余計にそう感じるのかな。

乗車券を買いに行ったら、ご覧の行列。



やっぱり連休前ということもあり、大渋滞。まぁ大丈夫だろうと高をくくって、自由席で。
ホームに行ってみるとこちらも行列(汗)

1本前の金沢行きのサンダーバードにはほとんど人が乗らない(何故だ?)
とりあえず、富山行きのサンダーバードの自由席に乗り込んでみる・・・と、意外とすんなり座れた。



道中はやることもないので駅で買った弁当だけ食って就寝。

23:00 富山駅到着。



直行しても、この時間。やはり富山は近いようで、意外と遠い。
福井や金沢だと近く感じるのに・・・。倶利伽羅峠の壁は厚い。



外に出て、自転車を組み立てる。そして富山駅を初めて見た。非常に残念な具合だ。
本当に県庁所在地ですか?北陸新幹線があと数年で開通するのにこれでいいんですか?と心配になるほどだ。

明朝、7時のバスを予約しておいたので、今日中に立山駅にある程度近づいておきたい。
早朝ヒルクライムとかは勘弁願う。

※立山のケーブルカー&バスは今はこちらから予約出来るようになっています。
別に現地で買っても良いんですが、一度に輸送出来る人数に制限があるので早い人から順番となります。
混雑時はかなりの待ち時間が予想されますので、前もって予約することをおすすめします。

というわけで、富山の市街地を進み、立山駅から5kmくらいのところにあった"立山博物館"の駐車場にお世話になる。



朝、撤収準備していたら職員の方の車が止まって降りてきた。
注意されるなと思っていたらスルーされた。時々こういうヤツがいて慣れっこなのかな・・・。

朝飯を済ませて、立山駅へ向けて出発。



立山駅までは常願寺川沿いを遡るのだが、楽をしたい人は向かって左の県道6号線をオススメします。
右側の県道43号線はやたらとアップダウンが多い。あと立山駅以上まで上って最後はダウンヒルとなる orz

県道43号線を走りながら、何で向こうの道はゆっくり一定に上ってるんだよ!!と突っ込みながら立山駅到着。



ここで、靴交換。ここからは登山靴。



このblogでは、お初にお目にかかります。"AKU ジャスパーGTX"。

IBS石井スポーツで購入。定価4万円のものを型落ちで2万5千円でゲット。
最近のお洒落&高機能なブーツと比べると、パッと見地味だが、皮製(中はゴアらしい)だし。

まぁ、これについてはまた後日感想を。



自転車はここまで。しばらくここで待機しておいてくれ。



駅で切符を受け取り、ケーブルカーに乗車。やっぱ混んでるな。





ケーブルカーはザックの持込はせず、ケーブルカーの後ろの荷台に載せて運ぶ。
立山駅(標高450m)から約7分で美女平(標高1000m)まで行けちゃう。(楽チン)



美女平からはバスで室堂まで。もちろん立山もマイカー規制。



ちなみにバスは10kg以上のザックは別料金300円が必要。10kg未満は料金は要らないが、荷台には入れてくれない。



写真だとよくわからないですが、左のお兄さんが指差している方向に猿の群れがいた。

道中、日本一の落差を誇る称名滝が見える。ちなみに称名滝までなら車でいけるそうだ。



美女平(標高1000m)から徐々に標高をあげて室堂(標高2450m)を目指す。



こちらはソーメン滝。



室堂に到着。およそ1時間のバス移動。





情報収集中。



毎週のように山岳救助活動中ですか・・・。漫画・岳の世界は現実だったか・・・。



まぁ今回行くのは大日岳でもなく、剣岳でもなく、登山道が整備された立山だから大丈夫だろう。



ちょっとビビリながら室堂を出発。

今回のルートは 室堂 → 一の越 → 雄山 → 大汝山 → 富士の折立 → 真砂岳 → 別山 → 剣御前小屋 → 雷鳥沢キャンプ場
の定番コース。

8:20 室堂出発

最初は緩やかな道からスタート。











この時期でもまだ残雪があるのか。もうじき次の冬が来るというのに。やはり3000mクラスの山は桁が違うということか。





一の越手前は階段になっていて若干キツめ。



9:00 一の越。

北アルプスが見えた。



槍ヶ岳も見えた。えっ?見えない。じゃあ、寄りましょう。



9:10 一の越出発。

ここからは、本格的登山。



岩場となる。ただし、鎖場はない。浮石に注意しながら登る。
何度か前方の人が軽い落石を起こしているのを目撃。自分も落石を発生させないように注意。



渋滞中。おかげでのんびりと登れた。



9:30 三ノ越。



ここまでくれば雄山までもう一息。山頂小屋もしっかり見える。



超が着くほどの秋晴なので、富士山まで見えた!!



誰かが"あれ富士山やで"っていったから気付いたw 言ってくれなかったらきっと気付かなかった。
真ん中にうっすらちょろっと出ているのが富士山。

こっちは白山。



こっちも別の人が"白山見えてる"って言ったから気付いた。
あれが北陸の霊峰・白山か。いつかは登ってみたいぜ。

9:50 雄山



現在2991m。実際の雄山山頂(3003m)はお堂がある所だそうだ。



北アルプス方面。





浄土山方面。



山頂小屋もたくさんの人で賑わっていた。



ハイパーインフレーション価格。1mlあたり1円ですか。
そんな大金は持ち歩いてませんよ。こちら貧しいチャリダーですから。



でも超うまいんだろうな・・・。くっ、ここは水で我慢だ。



山頂神社。



神主までいる。剣山の山頂神社と同じだな。神主さん山小屋詰めなのかな。

金取るのか・・・



諦めます orz



しかし雄山まではとにかく人が多い。



ここから先、大汝山方面はやせた稜線や岩場歩きとなるのでここで折り返す人も結構いるようだ。



奥に見えているちょろっと尖った峰が大汝山。あそこが富山県の最高峰か。



9:55 雄山出発

たしかに踏み外して滑り落ちたら死ぬなって感じの道(決して道幅がせまいわけではないので)だが、その分景色は最高だ。



別山(手前)と剱岳(奥)



奥大日岳(手前)と大日岳(奥)



大汝の真下に到着。最後はここを登りきればいきなりの3000m峰ピークハント。



10:15 大汝山



まさか本当に自分が3000mの世界に来るとは夢にも思っていなかった。でも来た。ちょっと感動。

感傷に浸っていても感じる。3000mって本当に空気薄いんだ。
右肺に疾患があるので特に下界との違いを感じる。肺が膨らまないっていうのかな。
うまく表現できないけど、違いを感じる。ネスカフェ、ゴールドブレンド。

黒部ダム。



思ったほどエメラルドグリーンじゃなかった。この前の台風の影響が残っていたのかな。

室堂方面。



北アルプス方面。



次の目的地、富士の折立。



ここが立山で一番危なかった。



ここを登る。(鎖なし、浮石多し)



10:40 富士の折立



頂上にはかわいい看板があるだけ。頂上は10人は無理かなという程度の広さ。
写真だけ撮ってすぐに下りる・・・も、登り以上に下りがキツい。



前の前の人が落石させてしまい "ラーック!!" って叫んでいたのが印象的だった。

無事に下りることが出来、あとは真砂岳への稜線へ。



北アルプス方面。有名な山(爺ヶ岳とか鹿島槍ヶ岳)?なんでしょうがどれがどれやらw





稜線は斜度も緩やかで歩きやすい。何より快晴。





空に向かって歩いているような感覚。登山、最高 !!



11:20 真砂岳





北アルプス方面。



別山方面。



ここでようやく昼食。朝6:00から行動食(チョコレート)程度は口にしていたけど、もう腹が減って、腹が減って。



とりあえず、うどんを作る。



それだけではさすがに足りないので、例のごとくトースト×2とコーヒーを。





12:10 出発









おかしい・・・。飯も食べたはずなのに、体に力が戻ってこない。疲労の具合も酷い。足が上がらない・・・。頭痛い・・・。

ここまで来てしまっては、すぐにはキャンプ場に下りることさえままならない。何だ、この苦しさは。



何度も休憩をはさみ、息も絶え絶えになりながら別山を目指す。下りたきゃ進め。





12:35 別山



なんとか別山に到着。ここでザックを下ろして、腰も下ろしてしっかりめの休憩。



剱岳。



超かっちょいい♪
剱岳を見ながらがっつり休憩していたら、ちょっとだけ元気出てきた。



いつかは登ってみたい剣岳。チャレンジしたくばもっともっと経験を積まないとダメだな。
直感でわかる、素人が行っていい山じゃない。

寄ってみる。尾根線を歩いて人がわずかながらに確認できる。



剱小屋。



剱沢キャンプ場。カラフル。



剱に行くクライマー。みんなヘルメット持っているのですぐわかる。



ここからは下り主体な道・・・。でもやっぱり頭痛が治まらない。





大汝方面。



室堂方面。



あ~、なかなか標高が下がらない(涙)





13:15 剣御前小屋



後はひたすら下るだけ。









もう足元がおぼつかない・・・。キャンプ場が果てしなく遠くに感じる。









まだか。全然近づかない。







14:25 雷鳥沢

ようやくの思いで、キャンプ場到着。完全にグロッキー。もうここで倒れたいくらい。



とりあえず、テント張らなきゃ倒れるに倒れられないので、管理棟で受付を済ませる(1泊1人500円)。

受付の山ガールからキャンプ場の説明を2分ほど。3日前に熊が出たから食べ物は外にうんぬんかんぬん。
もう熊とかどうでもいい、もう今すぐにでも俺は倒れたいんだよ、おねーさん。

何とかテントを張り終わり(シングルウォールの2分で設営出来るドームシェルターで良かった)、
サーマレストを敷いて、ザックを置いたらバタンキュー。ブーツ履いたままでしばらく眠る。

1時間くらい眠っていただろうか、寒さで目が覚める。
流石は標高2300m。9月といえど、じっとしていると寒い。







靴を脱いで、寝袋にくるまり再度就寝。

夕方再度目を覚ます。

夕日を浴びる立山。きれいだ。
おしむらくはこの頭痛と疲労感。全然ダメだ、俺。





頭痛をこらえて、夜食作成開始。作ったのはコンソメ味のリゾット。今回は米持参で。

標高が高いから米の芯がなかなかとれない・・・。

何とか食える程度に芯が取れたのでそこで我慢した食べてみる。も2回ほど嘔吐。
でも、食べなきゃもっと元気がなくなる、気合で吐き気を堪えながら完食。

その後で思ったのがもしかしてら高山病かもってこと。症状的にはビンゴだ。いきなり疲労MAX、睡眠不足で3000mは無茶だったかも。
まぁ今は2300mだから高山病だったとしても良くなっていくだろうし。
ただ単に疲れが爆発しただけって可能性も捨てきれないから何とも言えないな。

とりあえず、明日の朝起きてみて頭痛が治まっていなければ素直に帰る、
回復していれば様子を見つつ、岐阜方面へ行くことにした。

夜、トイレに行くために起きる。



BlackDiamondのLEDランタンめちゃくちゃ明るいから、夜は自分のテントがかなり目立っていて見つけやすかった。



岐阜まで行く、行かないよりも、この頭痛から開放されることを切に願い就寝。
あ~しんど。

【本日の走行】
走行距離:31.8km
累積標高:523m
走行時間:2時間
本日のルート(ルートラボ)

ツールド近畿 龍神 ~ 橋本 「台風一過」

2013年09月26日 23時00分00秒 | ツール・ド・日本
いつもお世話になっております、ほり@チャリダーです。

山に行った人のブログを見ると目印となるような地点の時刻をマメに載せていてくれる方が多いな~と思っていたんですが、
あれって後日の参考というだけでなく、道迷いを防ぐためのものだったと最近気付いた登山初心者です。

山の地図にはある地点からある地点までのおおよその時間が記載されている。普通に歩いているはずなのに、
異様に時間がかかっている場合(例:地図上では20分となっているの40分以上歩いている)、
正規コースから外れている可能性大というわけですね。知ってて良かった~。

それでは 龍神村 ~ 橋本 までの旅です、どうぞ。



朝起きてもまだ雨は上がっていなかった。昨日は川の轟音でいまいち眠れず・・・。勘弁して下さい。



ちなみにこれでも水かさは減ったほうだ。昨日は道路近くまで水位があった。

朝飯はラ王・塩味。



今日は橋本までの80kmほどを走ればいいだけなので出発が遅れても問題ない。というわけで雨が上がるまでバス停内でのんびり。





やることがなさ過ぎなので、近くの自動販売機でお茶を買って温める。ふぅ~。



最近買った便利物シリーズ。Platypusのハイドレーション。



基本は自転車の2ボトルだったけど、登山するとなるとどうしても2ボトルだと持ち運びに難儀するので、
ザックをおろして出し入れしなくて良いこれは非常に助かる。あまった水は調理などにも使う。
唯一の難点は水が若干ゴム臭くなるという点か。

まだ雨は上がらない。ので、自転車メンテナンスタイム。

雨の中ダウンヒルを繰り返したので、念のためブレーキシューを交換。



自転車にオイルさそうと思ったら、北海道でオイル没収されたんだった orz



豪雨の中1日走ったら、油が完全に流れ落ちて、錆びまで出てしまうのか。恐るべし。

アメダスだと、橋本方面から徐々に雨が上がってきているので多少雨が降っている中、出発。



も、中々雨が上がらない・・・。



護摩壇山へ着く少し前にようやく雨が上がった。







ただし、ここからは雲の中に突っ込んで視界不良に。



頂上に着くころにはご覧の模様。しかもかなり風が出てきた。台風一過の標高1300mの稜線の風は尋常じゃなかった。
こんなに強い風は久しぶりだ。濡れた衣服では異様に寒かった。

護摩壇山の道の駅に着いても、護摩山スカイタワーが真下にいてもほとんど見えないほどのガスっぷり。なんだこりゃ。

風が強いので自転車が倒れないように輪行に使う紐で柵に縛り付ける。



とりあえず服を着替えて、2Fにある食堂へ。



今回はきじ丼をオーダー。



食べ終わって、外に出てみると結構霧が晴れてきた。強風のおかげか。





もちろん大台ケ原で折り返さず、雨の中ここまで来たのは、和歌山県の最高峰・龍神岳へ行くため。



少しずつではあるが、遠くまで見渡せるようになってきている。ありがたい。



さぁ、いざ龍神岳。



龍神岳へ行くには、本当は旧最高峰・護摩壇山を経由して行くのが正しいと帰路で知る。
本当はこの分岐を右に行くのが正解。間違って左に行ってしまった(恐)

途中下りもあったので、道を外しているのではと不安になる。(正解)
通常なら20~30分程度とわかっていたので、40分歩いて着かなかったら引き返して誰かに道を聞こうと思っていた。

でも、何とか通常コースに復帰。



※この場所に階段があるので、そこを上がると龍神岳の東側に出ます。







ようやくたどり着いた和歌山県の最高峰。





正真正銘の最高峰。



和歌山県の最高峰は10年前まで護摩壇山だったそうですね。
たまたま隣の山(現・龍神岳)のほうが高いと判明し、訂正された経緯を持つおもしろい山。
いろんな意味で記憶に残る山になった。

走ってきた高野龍神スカイラインも見下ろせる。





帰りは正規ルートの護摩壇山経由で。台風の影響か倒木が多かった。



護摩壇山に到着。







道の駅に復帰。





戻ってきて、さっき2Fの食堂で買ったおにぎりを頂く。栗が秋を感じさせる。



道の駅を去る頃には晴れ間まで出てきた。龍神でもうちょっとゆっくりしてから出ればよかったのかな。



NHKの電波塔が立っているあたりが龍神岳。



高野竜神スカイライン、噂にたがわぬアップダウンの連続。
景色が開ける場所は少ないが、開ければご覧の景色。小辺路(高野山~熊野大社まで)はこの山々を駆けて行くのか。
時間があれば、トライしてみたいな。



箕峠。台風一過といった感じで、雲が抜けてきた。写真だけを見ると夏に戻ったみたいだ。





花園という所からの景色。



パノラマバージョン。

台風は過ぎさったと言っても、やはり爪あとは残っている。





実は、道の駅・龍神を出るときに、一部通行止めで高野山まではそのまま行けないと言われていた。
まぁ、ダメなら自転車を担いで渡るか、野迫川村へ林道使ってエスケープするという手もあるし。
何より龍神岳までは行けるなら行かなければ。そこまで行ければ後は田辺ないしは有田あたりへ出ても良かった。

崩落その1。



崩落その2。



崩落その3。



そんなこんなの道のりで、奥の院に到着。





最短で橋本まで下りようと玉川峡方面へ。R371はあいにく通行止め。
警備のおっちゃんに聞いたら今朝高野山周辺では1時間で100mm近い雨が降ったそうな。そりゃ道も壊れますわな。。



久しぶりの大門。



花坂まで下りるも、こちらもR370は通行止め。致し方なくかつらぎ町へ下りる。
かつらぎ町に出るも、橋本まで15kmの看板を見てげんなり。

和泉葛城山を越えてやろうかと、空元気を出すも10秒で意気消沈。普通に橋本まで行って輪行します。



紀ノ川も増水中。





あと一息。



ようやく橋本駅に到着。



なんか知らんけどめっちゃ疲れた~。

この3日間の自転車の走行距離は全然大したことないんだけれど、登山+ザック担いでの峠越えは想像以上に体力を消耗するようだ。
下半身もさることながら、上半身の筋肉痛も結構なもので。

でも、これからはこのスタイルが基本となるのでもっと体力をつけねば。


追記:

今回は写真の分岐を間違って左に行きました。正しくは右です。



よく見たら、小さい案内があった。




【本日の走行】
走行距離:88.2km
累積標高:1667m
走行時間:8時間
本日のルート(ルートラボ)

ツールド近畿 上北山 ~ 龍神 「ただの移動日が・・・」

2013年09月25日 23時00分00秒 | ツール・ド・日本
お世話になっております、ほり@チャリダーです。

日本三大酷道の一角をなす、国道425号。
ただでさえ、険しい道なのに台風の力が加わって、もはや道路じゃなくなってました。

それでは 上北山村 ~ 田辺市龍神村 までの旅です、どうぞ。


朝起きたら、テント水没。



やはり雨の日に橋の下で寝るのは無理だった。



もう地面がびっしょびしょ。

グランドシートを持ってないので、ほんの少しの浸水は防げるものの、一晩はさすがに無理。
浸水が始まれば後は野となれ山となれ。

幸い、エアーマット(イナーティアのXフレーム)のお陰で寝袋が水没するのだけは免れた。

とりあえず、これ以上被害が大きくならないように寝袋はしまって、テント内をタオルで拭き拭き。

その後は、定番の朝ラーメン。今朝は、サッポロ一番・塩ラーメン。



飯を食べたら急いで撤収作業。そして雨の中を出発。

小一時間くらい走ったら下北山村に到着。

写真は撮っていないが、R169を北から行った場合、大きなダム&スポーツ公園に出る。
とても奈良の山奥とは思えないほどの立派なスポーツ公園。もちろんキャンプも出来る。
コテージなんかもあって、テント持たなくてもOK。合宿とかに使えそう。サークル活動とかに是非どうぞ。

そこから結構厳しい目の坂を登りきったらようやく下北山の役場がある中心街。
役場より小学校の方が立派ってw



そこからR425の本領発揮。

まずは白谷トンネル。みたらい渓谷のR309と同じ風景・・・が勾配が圧倒的にキツい。





途中、雨が酷くて。トンネルでやり過ごす。



汗で濡れているのか、雨で濡れているのかもう不明。いや、一応カッパは着てますよ。
しかし、だいぶ登らされている。後で気付いたが、行者還トンネルに近いくらい登らされている。
そりゃしんどいわけだ。

雨が大分ましになった所で白谷トンネルへ。



すごい屈強な岩山だな。

車が1台停まっていたが、ドライバーは見当たらず。
まさかこの天気の中を大峰奥駆道?ガッツあるな~。

白谷トンネルも真っ暗で明かりのないトンネル。行者還を無灯火またはしょぼい自転車用ライトで走ったことがある人なら
わかると思うが、まず間違いなく平衡感覚なくなる。白谷トンネルはそのさらに長い版。
幸い、GENTOSが2灯あれば何とか足元は見えるので何とか突破。※ただし浮石とかは見つけられない

そこからはまったく景色が開けないまま、The・酷道的な岸壁のワインディングロードを行く。
しかも何故か十津川までそのまますんなりとは下りれず、下りたり上ったりを繰り返す。なので、一向に標高が下がらない。

ようやく下りきったら"大泰の滝"というのがあった。





そこからほどなくして、ようやくR168に合流。





まっとうな道に出ただけなのに、何この安心感。すげーうれしい。



十津川村の中心部にスーパーがあったので、そこで昼飯&行動食を追加で調達。

ここからすぐに果無山脈への入口があるらしいので行こうかと思ったが、激雨なのでパス。

そしてここからがR425の真髄、"牛廻峠"越え。

雨の力で道がもはや川。まさに川を遡上している状態。推定・水深10cm。

ただ、さっきの白谷トンネルまでよりは若干勾配が楽。(たぶん気持ち程度だけど)



ようやく旧龍神村との境、牛廻峠に辿り着く。

後は下るだけ・・・と思ったけど、下りも川の中なので、漕がないとほとんど進まない・・・ orz

しかも十津川村より龍神村側の方がはるかに道が汚い。途中、何箇所か道が崩落していた。
ずっと前から崩れているのか、今しがた崩れたのかは不明だが、自転車を降りてゆっくり安全に回避。

そして何箇所か道路横の通常であればチョロチョロ程度の滝が"瀑布"と呼ぶにふさわしい状態に。
道路の八割程度まで絶賛放水中・・・。

なので、滝の中を割って進む。まさか自転車に乗っていて滝に打たれるとは。
しかし、滝に打たれたところで悟りも何も開かないよ、俺は。

R425の真髄を味わったところで龍神温泉到着。

護摩壇山あたりまで、進もうかとも考えたが雨がますます酷くなりそうだし、温泉もあるし、
近くに道の駅もあるということでとりあえずこのへんでビバークできそうなポイントを探し始める。

といきなり温泉街の入り口にドアつきの立派なログハウス風バス停を発見。時刻表をチェックすると19時台が最終。
これはツイてる。(いや本当はツイてないんだけれども)

早々に寝床も見つかったので、後は風呂と飯。風呂はもちろん龍神温泉で。



いや、美肌には興味はないんだけれども・・・。



風呂のあとは道の駅・龍神でご飯。





猪丼をいただく。



食後は温かいお茶をのみつつ、道の駅が閉まる17:00頃までのんびりと。



最終バスを見送った後は、貸切状態。も、隣を流れる日高川が増水していてめちゃくちゃうるさい。
雨の中テントで寝ることに比べれば超高級スイートルーム。とりあえず耳栓をして就寝 zzz

【本日の走行】
走行距離:111.7km
累積標高:2249m
走行時間:10時間
本日のルート(ルートラボ)


ツールド近畿 下市~上北山 「1915m」

2013年09月24日 23時00分00秒 | ツール・ド・日本
いつもお世話になっております、ほり@チャリダーです。

山、初心者が単独行でいきなり近畿最高峰にチャレンジ。
いいんでしょうか?いいんです、くぅ~(川平慈英)

それでは、八経ヶ岳(奈良県)と日出ヶ岳(三重県)の旅です、どうぞ。


いったん自宅に帰り、シャワーと軽い夕食だけ済ませてすぐに出発。
久しぶりに近鉄に乗って下市口まで。



登山の基本、早朝から行動開始が出来るように、夜の内に黒滝村まで移動しておく。

本当はみたらい渓谷まで行きたかったが時間的に難しい。深夜着なら可能だが睡眠時間が削られるし。
寝不足も登山の天敵なので、それは止めておいたほうが良さそうだと判断。



黒滝村の道の駅で起床。

朝、起きて看板見たら"キャンプ禁止"。すいませんね、夜暗くて看板気付きませんでした。



とりあえず、朝メシ。今朝は、ラ王の袋麺。CMの通り本当に生麺のようだ。



夜明け頃に道の駅を出発。



一山越えたら天川村到着。天川と言えばやはりこれだろう。



旧"モーソン" (現"MORIKURA HULAHULA")



現在も営業中のようだ。

そこからまたしばらく進むとみたらい渓谷に。











前回来た時はスルーしたけど、今回は止まってしっかり鑑賞。
(いや、先に進めよお前。山はどうした?)

ちなみにご存知の方も多いでしょうが、走っているのは国道309号線。(ジモティーはサンマルキューと呼ぶ)



一応これでも国道です。天川から行者還トンネルを越えて169と合流するまでの20km程度は、こんな感じの道が続きます。



みたらい渓谷を上がっていき、この山(弥山の稜線、たぶん弁天の森あたり)が見えたらあと一息。



昔撮った写真と同じアングルで・・・、全然違ったか。



行者還トンネルの直前の駐車場は何故か斜度が上がる。それを何とか登りきりトンネルに到着。





トンネル前は以前は、車10数台程度が駐車可能な原っぱだったが、今は公営の駐車場になっていた。
管理人が常駐しており、トイレが併設されているのと飲み物程度の販売をしていた。

自転車は当たり前といえば当たり前だが、無料だった。



とりあえず、服を着替えて登山準備。ザックはColumbiaの45リッターのやつ。こいつに1日分+αの食糧、水(3リットル)を
詰め込んできた。お陰様の15kg。今回はトレッキングポールも出動。Let's カーボン !

今回のルートは、行者還トンネル西口→大峰奥駆道出会→弥山→八経ヶ岳のピストンで。

7:40 行者還トンネル西口 出発。



本屋で立ち読みした地図に載っていた平地、テント設営可能と書いてあったが本当にいけそうだ。
というか誰かがキャンプした跡があった。



大峰奥駆道出会まではひたすら噂に違わぬ急勾配。時折止まって呼吸を整えながら登る。





笹の葉が生えた場所に出たらあと一息。



8:20 大峰奥駆道出会





ようやく稜線に到達。汗びっしょり。

ここからしばらくは斜度も緩やかになり、トレッキング感覚で進める。





一人だとちょっと不安なので、前のパーティーについて行く。

8:40 弁天の森





ここらへんからガスってきて景色は不良。





9:05 聖宝ノ宿跡





ここからまたちょっと登りがキツくなってきた。
所々、階段が出てきて楽になるかと思いきや、逆に階段の方がツラい。







唯一のハシゴ?のような階段を登れば、弥山は目前。

9:40 弥山小屋





誰もいない。人気もない。山小屋=にぎわっているというイメージだったがどうもここは人気の山ではないようだ。



いったん、弥山山頂へ。







9:45 弥山







ここを下っていけば、ハムさんが何度も行かれている狼平へ行けるんですね。



優雅に狼平でキャンプ・・・とは行かず、今回も弾丸で。
今日中に大台ケ原まで行って下まで降りておかないと、台風をモロに食らってしまう。

とりあえず今はこっちへ進む。



本当にあった、鹿用の防護作。そういえば、大台ケ原周辺では鹿の食害がひどいと教科書に載っていたな。





稜線に出てもやはり景色はまったく。

10:10 八経ヶ岳山頂



大峰奥駆道なだけあって、今も信仰の厚い方々がお供えしていくのだろうな。





山頂も景色は絶好調。





景色も開けるわけでもないし、半袖でじっとしていると少し肌寒いのでそうそうと弥山小屋へUターン。



こちらも八方塞がり。



10:30 弥山小屋

とりあえず、小屋前で早めの昼食。寒いのでフリースを羽織る。



気圧差でパンパンに膨れあがっとる。

昼もラ王。今度は味噌。(朝食はしょうゆ)



11:10 弥山小屋 出発

戻りも同じくガスってる中を下っていく。下りなので行きより快調に進む。(ここまでは)

12:15 大峰奥駆道出会



ここからが悲惨だった。

行きの急峻な斜面を今度は下る・・・のだけれども、砂が浮きまくっていて足場が安定しない。



木につかまったりポールを支えにしたりしつつ半泣きで下山。



この小川が見えたらゴール。

13:10 行者還トンネル西口

無事、帰還。

登り:2:30
下り:2:00

本格的な登山は八経ヶ岳だけなので(龍神岳と日出ヶ岳はお散歩程度のコース)、登山靴ではなく、ランニングシューズで来たのが敗因。



下りではすべる、すべる。もう心臓バクバクいわせながら下りてきましたがな。あと、岩場では足痛い。(当たり前だろ)

まぁ、何にせよ無事下りられたし、いい教訓になったということで。次回からは手抜きはせず、ブーツ持参でGo。

駐車場の管理人のおっちゃんからお茶を購入し、世間話を・・・してたら雨がポツポツと。
大台ケ原にも行くなら、早く行って下りてきたほうがいいよとおっちゃんのアドバイスに従い、先へ進む。



トンネルの東側は少し景色が開けた。



相変わらずの酷道っぷりで小石が散乱しているので慎重にR169まで。



そこから和佐又峠を超えて、大台ケ原ドライブウェイの入り口まで。



いつもの自販機でコーラと水をチャージ。重てぇ~!



大迫ダム近くのループ橋が見えた。



今回は登山もあるし、まだ後2日も残っているので、無理はせず、ちょこちょこと写真を撮りつつ、
息も整えつつ、えっちらおっちらと登ります。



上北山からの林道との合流地点。大台ケ原のヒルクライムの大会はこっちから上がってくるんですね。









1時間半以上かかって、やっとこさ駐車場に。



駐車場にある売店を腹を満たして、持参した食糧は温存しようと思っていたが、食堂は16:00までだった、現在 16:10 orz
(売店はやっていた)

とりあえず靴を履き替え、売店でお菓子を購入。腹ごしらえをして、合羽を着こんで出発。
目指すは、三重県の最高峰・日出ヶ岳。

16:20 ビジターセンター



日出ヶ岳は最高峰といっても、大台ケ原の駐車場からは徒歩20分程度。
ウォーキングコースが整備されていて道に迷う可能性はまずない。





後半はやはりの階段地獄。





16:50 日出ヶ岳山頂

小雨が降りだして来た中、無事ピークハントに成功。



一等三角点は、ケルンに埋もれてた。





一応、山頂の展望台に登る。





絶好調!!





中畑清です!!



大台ケ原は雨と雷が多い地域。(今、雨が降っているのも雨男だからではないです( ー`дー´)キリッ)



ビバークには十分。グランドシートがあれば今すぐテント設営してしまいそうだ。



ごくたまに晴れ間が出てくる。でも雨は止まない。



大台ケ原はごくごく一部だが、紅葉が始まっていた。



17:20 ビジターセンター

帰りの身支度を急ぐ。日没後の雨の中、ダウンヒルは勘弁願う。



帰りは上北山の市街地へ出れれば良かったので、ヒルクライムコースの林道を下っていった。

半分過ぎまでは何とか持ったが、結局最後の方はライトONで。ただ後半は斜度が緩やかだったのと雨が上がってくれたのが救い。

無事市街地まで出てきたら、道の駅の川向にある温泉で一服。



寝床を探してさまようも何も無さ過ぎて全然見つからない。もうじき雨が降り始めるってのについてないな。
結局、村の中心街を3往復ほどして、諦めて橋の下で寝る。

※雨の日に橋の下で寝る場合は、濡れる覚悟が必要です。詳細はこちら

【本日の走行(その1)】
走行距離:14.9km
累積標高:330m
走行時間:1時間
本日のルート(ルートラボ)

【本日の走行(その2)】
走行距離:86.6km
累積標高:2071m
走行時間:13時間
本日のルート(ルートラボ)

ツールド北陸、東海 ダイジェスト

2013年09月23日 21時00分00秒 | 日記
いつもお世話になっております、ほり@チャリダーです。

いや~、人生全ての晴れパワーをもう使い切ってしまったんではないかという位の好天に恵まれて楽しい登山となりました。
こんな景色見せられたら登山にはまっちゃいますよ、まったく♪

さぁ、まずは近畿からきっちUPしていこう。

2013/9/21 ツールド北陸 富山 ~ 立山 「こちら標高3015m」



2013/9/22 ツールド北陸 立山 ~ 下呂 「復活」



2013/9/23 ツールド北陸 下呂 ~ 岐阜 「ありがとう、岐阜県」



詳細はまた後日 m9(・∀・)stay tune.

ツールド近畿 ダイジェスト

2013年09月18日 22時30分00秒 | 日記
いつもお世話になっております、ほり@チャリダーです。

はやく記事を書きたいんですが、時間が取れませぬ。
しかも今週も3連休ときたもんで、また今週も北東の方角に行ってきます。
なので、詳細については、今しばらくお待ち下さい。(とっとと書きやがれ、このボケナスが!!)

2013/9/14 ツールド近畿 黒滝 ~ 上北山 「1915m」








2013/9/15 ツールド近畿 上北山 ~ 龍神 「ただの移動日が・・・」






2013/9/16 ツールド近畿 上北山 ~ 龍神 「台風一過」






詳細はまた後日 m9(・∀・)stay tune.

ツールド北海道 八雲 ~ 江差 「雨、上がる」

2013年09月09日 21時30分00秒 | ツール・ド・日本
いつもお世話になっております、ほり@チャリダーです。

"荷物からは目を離してはいけない"

北海道ではかばん類を外に放置しておくのは大変危険だと学んだチャリダーです。
カラスやキツネ、たぬき、野良犬、野良猫(場合によっては熊とかもかな)がやりたい放題やってくれます。

それでは、八雲~江差 までの旅です、どうぞ。

横になったのは良いが風が強い。テントがばたばた言う程度だったらなんとか我慢すればいいのだが、
風が強すぎてテントが転がされる。どんだけ風強いねん・・・。
仕方なく、奥義のテント寝袋(テントを寝袋カバーにする)発動。風を受ける面積がかなり減ったので、これで大分ましになった。
雨は屋根のある屋外ステージなのでたまにパラパラと風に運ばれてくる程度なので我慢。
脳内では山岳用テントを買ったらどうかとかペグ買ったらどうかと妄想。

ウトウト・・・

ガサガサ!!

何だと思って見てみると黒い生物(暗いからよくわからない)がザックをあさっていた。
"うぉっ"と思って起きようとしたら黒い物体もびっくりしてダッシュで逃げ出した。

大きさと影から恐らくキツネだと思うんだが、不意をつかれてあせった。熊じゃなくて本当に良かった。
もう来ないとは思うが、念のためかばん類はすべてテント寝袋の中にしまっておいた。

結局、その後もウトウトはしたものの風の音と黒い生物事件で興奮して朝まで眠れず。


朝、というか明け方(5時前)に起床し、撤収準備。天気は小雨。スマホで天気を確認するも昼過ぎまで檜山地方は雨の予報。
待っていても仕方ないので朝飯を調達しにすぐ近くのセイコーマートへ。も、空いていない・・・。

とりあえず40km走れば江差までいける。ちょうど着く頃にはコンビにも空いているだろうとやむなく出発。腹減った。

半分くらい行った乙部という町の中心部にセブンイレブンがあった。ありがとう、セブンイレブン。
とりあえず朝飯を食べていたら、雨ザーザー。ガッデム。

もう濡れてもいいやとそのまま雨の中、出発。
厚沢部町にタッチして江差に無事到着。で、雨上がる。残念無念。

そのまま、駅に行っても、電車の時間までやることがないので(2、3時間に1本しかないので)、その辺をぶらぶらと。

幕末に活躍した軍艦 "開陽丸" を再現したものだそうだ。





朝早すぎて開いていない orz



見方によっては座礁しているともいえなくはない。

となりのヨットハーバーでは、沢山の人がヨットの出航準備をしていた。海、寒くないのかな。



他に寄りたい場所といえば、本場のうにを食べたい(積丹、奥尻あたりのうには夏がシーズンらしいので)なと
思ってスマホで調べるも、どこも大体11時くらいから。
新千歳に4時に着くためには、江差駅10時半の電車に乗らないとダメ。その次の電車、13時・・・間に合わない。

仕方ないので、江差駅へ。



これが最果ての駅か。確かに線路はここまでになっている。



1時間前にはすでに折り返しの電車が到着していた。



とりあえず、トイレで服を着替える。靴は相変わらずぐしょぐしょなので気持ちが悪い。
せめて温かい飲み物でもと思い、自販機で水を買い、コーヒーを作って一服。

何気なく、手を見ると血豆が出来ていた。そういえばここ半年くらいグローブしてないな。



まぁなくてもいけるかと思い今までやってきた。もうすぐ冬だしもういいよね。
次買うグローブは自転車じゃなくて山用の厳冬期用の物ってまたまた妄想タイム。

出発時刻が近づいて来ると、鉄男たちが何処からともなくやってくる。



俺の被写体は電車ではなく、ヤツらだ。電車を撮る鉄男を撮るのだw

乗換案内では函館でホームの外に行ったりする時間はなさそうなので、江差で昼飯用の駅弁をゲット。



そして乗車。





乗客の9割ほどが一眼レフ装備の気合の入った鉄男達だ。で、君たちは江差に何か用があったのかね?



昼飯用にと買った弁当だが、腹がグ~グ~言うので、いきなり食べてしまった。現在時刻は10時半。



木古内で特急に乗り換える。

その時に、寝台列車の北斗星が通る。もちろん俺の被写体は北斗星に群がる鉄男達だ。



その後、10分以上遅れて、特急"スーパー白鳥"が到着。



そのお陰で、函館での乗換え時間が1分程度に。売店に寄る時間もなく、立ったまま新千歳空港へ。腹減った。

空港に着いたら即効で手荷物(自転車)を預けに。
むぅ、やはり新千歳は自転車でも検査が厳しい。あえなくガスは没収。ついでにチェーンオイルも没収。
知らんかった。チェーンオイルもダメなんですね・・・。



荷物預け終わったら、空港内にあるラーメン道場へ。



小樽にあるお店の塩ラーメンをチョイス。



腹が減っていたのでとてつもなく上手く感じた。でもまたここから夜10時過ぎまで家に着く間は何も食べれない。(現在16時)



帰りもバードがストライクしたせいで出発が1時間ほど遅れる。おのれ、バードめ。



低気圧(雨雲)が日本列島を覆っているせいか、いつもより高度を上げて大阪まで。



1時間遅れのまま関空着。



どうしても半沢直樹が見たかったので、なんばで半沢直樹をワンセグで見てから、地下鉄に乗って帰宅。

とりえず、函館まであと160km !!

【本日の走行】
走行距離:40.2km
累積標高:287m
走行時間:3時間
本日のルート(ルートラボ)

ツールド北海道 積丹 ~ 八雲 「キャリアは折れても、心は折れない」

2013年09月07日 18時00分00秒 | ツール・ド・日本
いつもお世話になっております、ほり@チャリダーです。

いつかこんな日が来るんじゃないかと想像はしていたんですが、ついに来た。
しかし、あともうちょっとなのにこのタイミングでか!

それでは、積丹~八雲 までの旅です、どうぞ。


まだ薄暗い時間帯(5時)に起床し、活動開始。





今回は、ロースター持ってこなかったので朝はおにぎりとインスタントの味噌汁の和風スタイルで。
こっちもなかなかいい♪

昨晩びしょ濡れになった衣類も自転車につるしておいたら乾いていた。
それだけ昨日も風が強かったってことだろう。ちなみに道南といえど北海道、朝は半袖だと寒い。

着替えを済ませて、積丹岬に移動。ちなみに積丹岬の手前は距離は短いものの結構な坂。
朝一からハードな運動だった。



朝、早すぎて誰もいない。



トンネルを抜けると・・・



島武意(シマムイ)海岸。







今日は、積丹ブルーじゃないね・・・。



ただ、何となくエメラルドグリーンっぽいってのは伝わってきた。
雨が降っていないだけありがたいと思わないと駄目か・・・。

本物の積丹ブルーが見たい人は、今すぐ積丹へ。

帰りはキツネと遭遇。でもすぐ逃げた。あんまり人馴れしていないヤツだったみたいだ。



今日は1日全部、追分ソーランライン。



追分ソーランライン・・・from wikipedia

日本海追分ソーランライン(にほんかいおいわけソーランライン)は、北海道津軽海峡・日本海側函館市から
小樽市までの国道228号、国道229号、国道5号の愛称である。

100名道にも指定されている追分ソーランライン。
というか北海道の海岸線沿いの道路は全部100名道に指定されている。

道道106号サロベツ原野、宗谷国道、道道950号野付半島、
知床横断道路、北太平洋シーサイドライン、黄金道路、追分ソーランライン、積丹半島セタカムイライン。

ちなみに、積丹半島セタカムイライン(神威岬周辺の道)は追分ソーランラインとかぶっている。



しかし、本当に午後から雨なんだろうか。とても雨が降りそうには見えない。



風が強く、波しぶきが舞っているのがよくわかる。帰ったら注油しないといけないな。

神威岬着。



開門は8時から・・・。まだ6時半・・・。



先に進もうか迷っていると、管理人らしき人が現れて死刑宣告。

"ゲートは開かない"

先週、熊が岬に出没したらしく安全のためしばらく岬自体が完全閉鎖中とのこと。
おのれ、熊め。次、会ったら容赦せん。

しょうがなく遠目から神威岬。



ツールド北海道開催中だそうです。



というかツールド北海道っていうのがちゃんと本家であったのね・・・。
沖縄は"沖縄"と"おきなわ"の違いがあったから良かったんだけど、完全にかぶってるね・・・。

この日も洞爺湖でトライアスロン(アイアンマン)があったらしく洞爺湖と羊蹄山周辺は交通規制が行われていたらしい。
北海道はスケールのでかいレースとかが頻繁に行われてるんだな。

窓岩。



道の駅・オスコイかもえない。何もない。自販機もない。あるのはトイレのみ。



北海道電力の泊原発。



これで国内の原子力発電所はすべてコンプリートか、いやまだ福島には未到達。
死ぬまでに行けるとは思えないけれども・・・。

岩内町付近まで来るとニセコの山々が見えた。あの山(雲の中)を越えていく道がニセコパノラマライン。



もうあと200メートルで 道の駅・いわない というところでバキン、ガガガガっていう嫌な音が・・・。

最初は鉄の破片か何かを踏んでしまい、ド派手にパンクしたのかと思ったがそうでもないようだ。
なんだったんだろう、まぁいっかと再度走り始めるとやっぱりガガガって何かがこすれる音が。
リアバッグを見てもタイヤに巻き込んでいる様子もなく、何が起きているのかと探っているとキャリアが異様に
傾いているのに気付く。もしやと思ってシートポストを見てみると・・・正解。キャリアの留め具が折れてた。



Oh,No~!!



神が与えた試練か・・・。とりあえず道の駅までキャリアを手で持って自転車を押して歩く。

道の駅・いわない。



テントは私のではない。別のチャリダーのものだ。もう朝9時過ぎているのにまだ寝てるのか。
ガッツあんな、すげー目立ってるよ。道の駅の職員さんがこっちを見ているが、俺じゃないって!!

とりあえずリアバッグをキャリアから外して、水や食糧なども最低限にしてほとんどの荷物をザックに移動・・・クソ重い。
でもとりあえずリアバッグの横のスペースは空に出来た。キャリアは本体とサイドフレームにばらし、リアバッグと共に
ザックにくくりつける・・・とてつもなく重い(推定重量20kg弱)。



そしてスマホで自転車を検索。

ニセコパノラマラインなんてそっちのけで自転車を目指す。



ダメもとで行ってみるがやっぱりダメなものはダメ。町の自転車屋さんレベルではどうにもならない。
むしろ板金屋で溶接頼んでみるべきだったのかも。

とりあえずキャリアは自転車屋さんが処分しといてあげるよとのことなのでお言葉に甘える。
何だったらその山用品全部置いてきなよ、おじさんが有効活用してあげると言われたが、それは全力でお断りだ。

この状態でもとりあえずあと200km走ってやるぜと何故かポジティブシンキングでリスタート。
(何故ならこっちの海岸線沿いには鉄道が走ってないからだ)

しばらく走ってみたものの本当に重い。ザックが肩にめり込んでくる。
ダメもとでヒップベルトしてみたらこっちは何とかなって自転車でも有効なことが判明。
(ただ、ペダルは何もない時に比べるとやはり漕ぎづらい。が何とかなる。)

ただ、ダンシングは異常にしずらい。ぶら下げているだけの状態のリアバッグが振り子になってしまい、
めちゃくちゃバランスとりづらい。なのでニセコパノラマラインはあっさりカット。この状態で1000m 直登するのはマジやばい。

そんな時に限って現れる長いトンネル。こちらは雷電トンネル。3.5kmか・・・。



寿都の風車群。



風車があるってことは年中風が強いということ。
寿都の周りの湾が見事に風の通り道になっているようで、今までにも増して風が強い。
GWの時のような風だった。ということは 風速10m/s か。

ひぃ~ひぃ~言いながら 道の駅・みなとま~れ寿都 に到着。はい、喜んで止まります。むしろ止めてくれ。





温かい飲み物を飲みつつしばし休憩・・・してたら雨が本格的に降り出してきた。

弁慶岬という岬を発見。







絶対うそだ。こんなところで何日もいたら熊に食われているはずだ。というか食糧はどうやって調達してたんだよ。

道の駅・よってけ島牧という上から目線な道の駅にも一応よってみる。



も、ここから雨脚が強まり、先を急ぐことに。

瀬棚あたりを通過する頃には向い風にやられヘロヘロに(GWのサロベツ原野状態)。



途中、今金町に寄り道し、しばらく海から離れて山の中を走り(海沿いの道がつながっていないため)、
道の駅・てっくいランド大成に到着。

この日はここまでにしておいて、翌日一山越えて八雲(太平洋側)に出て電車で千歳へ向かうつもりだったが、
江差まで50kmの看板が・・・。八雲まで出ても同じ距離だということに気付く。というわけで急遽今回のゴールを江差に変更。
ちなみに何故ここに鉄道が走っているのかわからないが函館から江差線とローカル線が走っている。

温泉&セイコーマートがあるということで、今日は八雲(旧熊石)というところまで進むことに。
ちなみに熊石は伊吹五郎の出身地だそうですよ。

熊石に着いたらとりあえず温泉に入り、晩飯をセイコーマートで買出し、港の広場にあった屋外ステージで就寝。

深夜、謎の生命体が現れたり、明け方にかけて爆風が吹き荒れたりといろいろあったがそれはまた次回に。 m9(・∀・)stay tune.

【本日の走行】
走行距離:238.9km
累積標高:1475m
走行時間:12時間
本日のルート(ルートラボ)

ツールド北海道 札幌 ~ 積丹 「始まりは雨 2nd」

2013年09月07日 09時00分00秒 | ツール・ド・日本
いつもお世話になっております、ほり@チャリダーです。

札幌から南下するか、函館から北上するかぎりぎりまで迷った。新千歳空港に着いても迷っていた。
どっちかは雨を回避できるのかとか、風はどっち向きなんだろうとか、散々迷った結果に "南下" に決定。

それでは、札幌~積丹 までの旅です。どうぞ

朝、4時半起床。関空遠いな・・・。



調べてみてわかったんですが、LCCって行ってもいろいろとタイプがあるようで、
確かに運賃はどこも安いんですが、手荷物にかんする扱いがまちまちで、一番勢いのあるPEACHは
自転車1台4000円前後(距離によって変動する)と意外と高い。
場合によっては、ANAやJALの早期割引利用時とほとんど同じ値段なんてことも・・・。

とりあえず自転車持って、新千歳へ行くのならJetStarがお得なようだ。
15kgまでの受託荷物は無料。旅人でなければ15kgを越えるなんてまずないだろうし。(+数百円程度で超過分を預けられる)



自転車を預けたら、悲しいお知らせが。

使用機がバードストライクしたので点検中。出発が遅れますとのこと。

あ~、暇だ。



2時間遅れで、ようやくフライト。



新千歳から札幌まではJRで移動。
昼飯は、新千歳の駅の売店でホットドッグとコーヒーで済ます。本当は札幌でラーメンの予定だったんだけど・・・。

札幌駅は小雨。

札幌駅で自転車を組み立てていたらまさかの岡山県民に話しかけられる。
お兄さんもバイクで日本一周したそうで、進む方向のことをいろいろ教えてもらった。
これから1ヶ月も富良野に滞在する、でも一応会社員らしい。この兄さん、何もんだ。

とりあえず前回と同じ道で石狩市まで北上し、オロロンラインを目指す。

ホーマックでガスを調達。



オロロンラインに出たら、学生チャリダーたちを発見。
大学のサークルだそうで、ここから小樽まで合計30台くらいの自転車を追い抜いた。
特に坂道では本当にゆっくり進んでいて、ツーリングを満喫してるな~って感じだった。



小樽市。



どうしても腹が減って我慢が出来なくなったので、山岡家へ。



鉄板の味噌ラーメン。なんでだろう、腹が減っているから?それとも気温が低いから?美味しい。
最後の1滴までおいしく頂きました。

小樽運河。







特に興味なし。

余市町あたりで雨が再びパラつきだす。





余市町のシンボル、ローソク岩。

そういえば同期入社のK沢君は余市町出身って言ってたな。今どうしているんだろう。
何度か転職して川平慈英がCMやっているカード会社に転職したことまでは聞いたんだけど。ムムッ、くぅ~。



積丹町。



天気が荒れだしてきた。



積丹町の市街地で、リアバッグのチャックが開いていたため、カメラを落としてめちゃくちゃあせる。
落としたカメラを回収しに戻る。レンズフード、PLフィルターが犠牲になったが本体とレンズには目立った傷はなかった。
開け閉めを面倒くさがらずにチャックは閉めておくべきだな。気を引き締めて行こう。

積丹岬までの最後のセイコーマート。
ちなみにここから岩内町あたりまで約70km、スーパーもコンビニも何もない。なのでしっかりと水と食糧を調達しておく。



海沿いに出るまでにひと峠超えなければいけなかったんだが、ここで雨が本降りに。
あと10kmだから合羽も着ずにそのままダウンヒル。結果びしょ濡れに。そりゃそうだ。

岬近くの小学校の軒先を借りて、夜食で締めてこの日は終了。




【本日の走行】
走行距離:110.7km
累積標高:863m
走行時間:6時間
本日のルート(ルートラボ)