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Carpe Diem

~日本一周ブログ旅 (分割) ~

ゆく年、くる年

2012年12月31日 18時00分00秒 | 日記

自転車で旅を始めて2年目。今年もいろんな所を走ることが出来ました

今年も色んなシチュエーションに遭遇しましたw
来年も色々な場面に遭遇すると思いますが、何とか乗り越えて日本一周を完成させたいと思います。



○日本一週(分割)の状況
・本州は一応一周(能登半島は省略中)
・県庁所在地:46/47
・五街道:3/5(東海道、甲州街道、中仙道は完走、奥州街道と日光街道もあと少しずつ)

○来年の目標
・能登半島ここもきっちり回って海岸線をしっかりつなげておきたいなと。
・北海道一周(珍しく分割数やらコースを検討中w)で日本一周だん。
・日本の中の方(九州、中国、中部、東北)にも行ってしっかりと日本を学びたいなと。
・1地方の市町村制覇(北陸、東海地方が濃厚)。
・どこかの都道府県最高峰を1つ以上(最悪の場合は大阪・葛城山w)。


それでは、みなさんもよいお年を。


~~以下、ダイジェスト~~

・年に1回だけロードに乗った日(滋賀県・甲賀市)


・氷点下に耐えて見た伊吹山(滋賀県・長浜市)


・爆風の房総半島(千葉県・南房総市)


・439の旅(高知県・仁淀川町)


・石鎚ドライブウェイの終点(愛媛県・西条市)


・しまなみ海道(愛媛県・今治市)


・kimotoshiさんから頂いたはっさく(広島県・大崎上島町)


・あぁ、松島や(宮城県・松島町)


・忘れちゃいけない、東北の震災後(岩手県・陸前高田市)


・本土最北端、大間崎(青森県・大間町)


・凶悪な海峡ラインと下北半島(青森県・むつ市)


・竜飛岬(青森県・今別町)


・苦しかった龍泊ラインを超えての岩木山(青森県・つがる市)


・白神山地とパンク地獄(青森県・深浦町)


・残雪の鳥海山(秋田県・にかほ市)


・こちらも残雪の出羽三山(山形県・鶴岡市)


・爆風と笹川流れ(新潟県・村上市)


・深夜の親不知(新潟県・糸魚川市)


・2000kmのゴール地点、気比の松原(福井県敦賀市)


・小豆島と風車(香川県・小豆島町)


・アートの町、直島(香川県・直島町)


・鷲羽山と瀬戸大橋(岡山県・倉敷市)


・雨のやまなみハイウェイ(大分県・九重町)


・神話の町と高千穂峡(宮崎県・高千穂町)


・夏の四万十川(高知県・四万十町)


・祖谷渓谷のかずら橋(徳島県・三好市)


・快晴の鳴門大橋(徳島県・鳴門市)


・明石海峡大橋(兵庫県・淡路市)


・日本三奇橋の猿橋(山梨県・大月市)


・朝焼けの南アルプス(山梨県・韮崎市)


・八ヶ岳(山梨県・韮崎市)


・夏の駒ケ岳(山梨県・北杜市)


・空気、水ともにきれいだった白州(山梨県・北杜市)


・秋の気配漂う、諏訪湖(長野県・諏訪市)


・中仙道と甲州街道の交差する諏訪大社(長野県・下諏訪町)


・灼熱の中仙道(長野県・木曽町)


・恵那山と赤い陸橋(岐阜県・中津川市)


・福島市内を遠目から(福島県・福島市)


・安達太良山(福島県・二本松市)


・宇都宮の二荒山神社(栃木県・宇都宮市)


・関東の水がめ、利根川(埼玉県。久喜市)


・荒川(東京都・荒川区)


・旅の起点・日本橋(東京都・中央区)


・関東屈指の観光地、箱根、芦ノ湖(神奈川県・箱根町)


・パワースポット、九頭竜神社(神奈川県・箱根町)


・日本最高峰、富士山(静岡県・裾野市)


・妙義山(群馬県・安中市)


・碓氷峠の名所、碓氷第三橋梁(群馬県・安中市)


・五街道最高峰、和田峠(長野県・長門町)


・美ヶ原からの日の出(長野県・松本市)


・日本100名城の1つ松本城(長野県・松本市)


・夏の北アルプス(長野県・松本市)


・善光寺(長野県・長野市)


・明治以降の奥州街道と国道4号線の旅(青森県・青森市)


・アートの殿堂、十和田美術館(青森県・十和田市)


・藤原氏の栄華、中尊寺(岩手県・平泉町)


・伊達政宗と仙台城(宮城県・仙台市)


・上杉家廟所、上杉神社(山形県・米沢市)


・蔵王連峰(山形県・山形市)


・月山(山形県・大江町)


・沖縄の守護神、シーサー(沖縄県・那覇市)


・沖縄らしいきれいな残派ビーチ(沖縄県・読谷村)


・沖縄の夕焼け(沖縄県・名護市)


・沖縄最北の辺戸岬(沖縄県・国頭村)


・マングローブの森(沖縄県・国頭村)


・海中道路(沖縄県・うるま市)


・琉球王朝と首里城(沖縄県・那覇市)

ツールド沖縄 糸満~那覇

2012年12月28日 23時55分00秒 | ツール・ド・日本


沖縄には謎の人物がいる。
イヨッキュさんも言っていたが、道端をふらふらする人がちらほら目撃される。

ご覧のようにこの日も何故か道端で寝ているおじさんがいた。
なんでこんな時間、こんな所で?どういういきさつで? Tell me why?
とりあえず寝るなら帰ってから寝ましょう。
えっ、お前も道端で寝てるだろうって?そこは気にしないで下さい (;´∀`)



昨日は、寝袋いっちょうで寝たがこれが失敗だった。
温度的には何の問題もなかったのだが、さすが南国・沖縄。冬でも蚊がいる。
蚊が飛ぶ音が耳について眠れない・・・。
上半身は寝袋から出しているので手を犠牲にして、血を吸わせてどっかいけばいいやと思っていたが
一向に顔のまわりから離れない。いっそ血を吸ってくれればいいのに全然吸う気配もなく、延々耳元を飛び回る。
勘弁してくださいと脳内リピートを2時間繰り返して、とうとう我慢しきれずに撤退。



那覇市入り。

市内の24hマックに退避。



24hマックは本当に助かる。
雨が強い夜、風が強い夜、こんな風に眠れない夜、いろんな状況に対応してくれる。
しかも全国体外どこにでもある。あと給電できるのもありがたい。



給電しようと思ったら充電器忘れた orz

仕方ない、持参した電池で充電しようと思い、USBポートにコネクタを差すが無反応(認識しない)。
何度か抜いたり差したりしてみたが、何度やってみても認識しない。
充電すら出来ないのか ( ;´Д`)いやぁぁぁぁぁー!



よく見たら液晶にそこそこデカい傷が・・・。 ( ゜Д゜)断固お断りしますよ

こないだ水没して新しいのに変えたばっかりなのに・・・。
旧型、といっても2年くらい前のモデルなんだけれどもすでに保護フィルムは何処にも売っていない。
後継機種のシールを買ってみたものの微妙にサイズが合わずすぐ剥がれる。
なので、そのままにしていたのだがやはりとういうべきか。

明け方までうとうとして、出発。
結局うとうとしただけで一睡もしなかった。



海上自衛隊那覇航空基地。





那覇空港は自衛隊と民間の共用空港だそうだ(管制塔などはアメリカ軍も使用しているらしい)。
そのため、那覇空港の隣(実際には滑走路とつながっているわけだが)に自衛隊基地がある。

那覇空港のちょい先で沖一(沖縄一周)完了。



考えてみれば、ただただ走ってきただけで観光もしてないし、地の物も何も食べていない。
"そうだ、観光しよう" と思いたつ。

沖縄=首里城という中学生でも知っている図式しか浮かばないのでとりあえず首里城を目指す。
一昨日の道中、ひめゆりの塔やら平和記念公園とかもあったがスルーしてきた。もうそれは華麗なまでのスルー具合。
えっ?そんなのありましたっけぐらい。
沖縄本島は4、5日くらいかけてまわるのが良さそう。そんな時間が取れればの話だけれど。



ちょっとエロい名前の湖を通り過ぎる。

名前がとにかくエロいので書いちゃうと有害サイトのフィルターとかにひっかかってしまって表示できなくなる
可能性があるのでよみがなは書かない。
漢字で書けば大丈夫そうなので一応書いておく。どう読むかはご想像にお任せします。
どうかコメントにも読み方は書かないで下さいw

"漫湖"



"首里城"はかなり丘の上にあった。城なので当たり前といえばあたり前か。
寝不足の体にはこたえる登り坂。ヒィヒィいいながら丘の上まで。

走行中にクランクが外れるというトラブルのおまけが・・・。
これまでも何度か走行中に外れるということがあったが今回はさらに外れた左クランクが後続のバスに轢かれるというオプションつき。
そんなオプションはいりません。

轢かれた時にとてつもない音がした。"バーン"!!

あまりの音の大きさにクランクよりもバスのタイヤのほうを心配してしまった。
走り去って行ったので大丈夫そうではあったが・・・。パンクしてたら本当にごめんなさい、東陽バス。
クランク回収したらクランクに若干傷が・・・。若干だったので付けたらなんとか付いた。

そんなこんなで首里城到着。


"首里城" といえば "守礼門"。




何これ? 奇跡? もうこれは奇跡としか言いようがない。
何故、俺が行く時にかぎって復元工事中なわけ?

やっぱり何か "憑いてる"。



本来ならこんな感じらしい。テレビとかで見たことある景色だ。
これを期待していたのに(涙)








何か嫌な予感が・・・。ビニールシートが見える。

まさか正殿までもが工事中なのか?

そうなったら俺は何しに来たのか?ただただハァハァいいながら石段を登って門を見に来ただけになっちまう。
なんだそりゃ。そうなったらリアルな変態なだけじゃん。



券買所で、工事中か聞いてみたらこっちは大丈夫とのこと。

ε-(´∀`*)ホッ



おぉ、本当だ。正殿は大丈夫だ。

ここからは 南殿 → 正殿 → 北殿 と室内の資料室を閲覧出来る。

撮影禁止のため、写真はなし。



ただここだけは何故かみなさん、パシャパシャ写真撮りまくり。
いいのか?係りの人も何も言わないのでここは撮影OKのようだ。(本当か?未だに怪しんでいる)

琉球王朝の歴史をさらっと学んだところで、チャリダーの一部で有名になりつつあるアイス屋へ。



というか、アイス屋のおね~さんもチャリダーをメインターゲットにしているのか、30m位の距離でロックオンされた。
笑顔で手招き攻撃。いや、手招きしなくても行くんですけどね。
格好があれだな、確実に旅人(アウトドア)でもはや チャリダー=ここのアイス みたいな図式になっているんだろうな。

独身チャリダーなら運命とか、あの子気があるんじゃないとか思って、ころっといっちゃいそうなお色気攻撃だが、
そんなものは俺には通じない。そう、俺は妻帯者。家には恐~い、恐~い奥さんが待っているのだw



とりあえずの "ゆみこ" 。

上から "ハイビスカス"、"紅いも"、"マンゴー" 。

なぜ俺のカメラはおばちゃんをロックオンしているのだ。
それよりもアイスにフォーカス合わせようぜ orz

この日は風のせいもあってめちゃ寒い。カッパを着ていてもちょい寒いくらい。
なのでアイスなんてものを食っているのは俺くらい。

それを見て5歳くらいの子が親に言う。"あの人、すごい寒いのにアイス食べてるよ"。
親:(し~っ、見ちゃダメ)。

子供って素直で残酷だな。
こう見えてもおっさんチキンハートなんだぜ ( ゜д゜)ドカーン!!



首里城を後にし、国際通りへ。

道中、変速の具合が著しく悪くなる。
これまでも自動変速機能が付いているかのごとくギアが上がったり下がったりをしていて、
シフトワイヤーが伸びているかと思っていたが、そうではなかった。

何気なくリアディレーラーを見てみたら・・・






右舷被弾!!

弾幕薄いよ何やってんの!!


アウターケーブルの根っこがボキッと折れていた。
ワイヤーの予備ならあるがアウターの予備はもってないよ orz

こんなこともあるんすね。そりゃ雨の中、何日も走ってたらサビも出ますわな。
とりあえず走れることは走れるようだから新しい機能だと思って走ってしまおう。ワイルドだろ~。



とりあえず沖縄らしいものでも食べておこうと思い、適当に見つけたカフェへ。



と思ったらカフェはカフェでもボートレースカフェだった。
ごめん競艇には興味ないんだ。馬なら興味あるんだけど。
競艇はとりあえずモンキーターン(小学館・全30巻)読んでから、出直してくることにするわ。

注文は、タコライス。



昨日の道中に "タコライス 発祥の店" というのぼりを掲げた店があったけど本当だろうか?
元祖やら本家やらよくわからない戦いが日本中で繰り広げられている、そのひとつじゃないかと思いスルーしてしまった。

お味は、なんというか・・・。
チーズとトマトとひき肉がそれぞれの味を主張してくる感じ。
こらっ!お前らもっと仲良くせい!って感じです。(`・д・´)コラ、ナカヨクシタマエ!!



後はかみさんオーダーの特殊なシーサー人形を探し、店々をたずね歩きようやくお目当てのシーサー人形をゲット (σ・∀・)σゲッツ!!
(特殊=シーサーの中に魔よけの塩が入っている手作りの人形。昔、このあたりで買ったので新しいのを調達するように指令を受けまして)

そして予定通り12時過ぎに那覇空港へ。







ここで昼飯。沖縄らしいものということで "ソーキそば" を食べに、そば屋へ。

沖縄そば・・・

沖縄県内では単に「そば」、あるいは方言で「すば」「うちなーすば」とも呼ばれる。
農山漁村の郷土料理百選に選ばれている。
そばという呼称だが、蕎麦粉ではなく小麦粉を100%使用しており、麺はかんすい(かん水)または
伝統的に薪(ガジュマルも使用される)を燃やして作った灰汁を加えて打たれる。
製法的には中華麺と同一であり、公正競争規約の上でも「中華めん」に分類されているが、麺は一般に太めで、
和風のだしを用いることもあって、その味や食感はラーメンよりむしろ肉うどんなどに類似する。

ソーキ・・・

「ソーキ」とは梳(すき)の訛りで、豚の肋骨が櫛に似た形状であるため、あばら肉もソーキと呼び習わすようになった。
昆布や大根・冬瓜などと煮込んだ汁物「ソーキ汁」にしたり、昆布、大根、豆腐などと共に「煮付け」として食される。
また、沖縄そばの具材としても用いられ、ソーキがのった沖縄そばを「ソーキそば」と呼ぶ。

の前に、自転車を預ける。今度は倒されなかった( ゜Д゜)グラッチェ




"こーれーぐす" という泡盛で作った香辛料を "お好みで" どうぞとのこと。



まずは無難に、ソーキそばのみを食す。
なんとも言えんな・・・。そばっていっても"お蕎麦"ではなく、"中華そば"の親戚を出汁で食っているような感じ。
肉も軟骨だらけで、コラーゲン好きな女子にはたまらんのだろうけれども、正直軟骨があまり好きではない俺にとっては・・・。



続いてこいつを投下。
どんな香辛料か知らずにさらっと一周たらす。

ぶっ!!ゲホッ、ゲホッ・・・!!


めちゃくちゃ、辛い。何これ!こんなに辛いの!?
やばい・・・、ちょっと入れすぎたかも。

でも意外と唇がしびれるような辛さがクセになる。結果、これで辛いもの好きにはちょうど良かった。
フライ級ボクサーが一気にヘビー級のボクサーに。どんだけ~。

とりあえず時間が余ったので、空港内を探索する。





南国フルーツ。



沖縄って食べ物の検疫があって今でも持ち込んだり、持って帰ったりしちゃいけないものがあるそうな。
でも、ここにあるってことは持って買えってOKってことか、きっと。









やはり那覇空港はでかい。おみやげ屋もそれに比例して多い。
でも売っているものは体外同じ、値段も同じ、悪そうな奴は大体友達、悪そうな奴と大体同じ♪( from Dragon Ash )



ってか、あんた誰。

中の方にも売店がいくつかあったなというのを思い出し、少し早めに搭乗ゲートへ。





紅芋ソフト(ミックス)。



首里城前のアイス屋で食ったのと被ったと後で気付く。
まぁ、美味しいからいいんですけどね( ´З`)=3 ゲップ



という感じで初の沖縄上陸作戦は完了。
帰りもANA。帰りは景色見たいので "晴れろオーラ" 全開で搭乗。





やっぱりジェットエンジンの近くなんだ。なんだかなぁ~。( from 阿藤快 )



でもやっぱり曇り(;´Д`)ゲロゲロ
ただ若干、雲がきれい。雲のじゅうたんみたい。



念が通じたのか一瞬晴れる。COACHの上空(後から推測するに安芸付近のようだ)



たぶん、室戸岬。(あってますか、師匠?)



で、また雲の中へ。



ここから和歌山 → 堺 → 八尾空港上空 → で左旋回(気持ち悪い) → 大阪市 → 伊丹 という感じで無事着陸。





さぁ、残すは北の大地・北海道!!

といっても、まだまだ東北、甲信越、関東、東海、北陸、中国、九州にも走りたい場所が
沢山あるんで合い間、合い間でそっちにも行きますけどね!!

【本日の走行】
走行距離:27km
累積標高:117m
走行時間:5時間
本日のルート(ルートラボ)

ツールド沖縄 国頭村~糸満

2012年12月27日 23時30分00秒 | ツール・ド・日本


南の島の天気はややこしい。
雨なんだけど晴れ。そして昨日とはうって変わって寒い。
雨があがるまで半日ほどレインウェアを着て走ったんだけれどもそれでちょうど良いくらい。
ややこしや、ややこしや。



昨日のなんちゃってゴスペラーズのお陰で3時間しか寝れんかった。
しかも何度も歌うから歌詞覚えちゃったじゃないか!
愛してる~って、最~近~♪



テント張った場所は、日本ハムファイターズの2軍が春季キャンプで使用する球場だったらしい。
ど~りで立派な球場なわけだ。ブルペンも黒土で沖縄は野球が盛んだからかな~って勝手に想像していたけれども
それだけじゃなかったんだ。



今日は国道58号から辺戸岬の先で折り返し、県道70号線に乗る。
明け方はザーザーだった雨も、出発する頃には小雨になる。



まずは、食料の調達。
辺戸岬を折り返してもその後100km位はコンビニもないだろうから(いわゆるヤンバルゾーン)、2千円弱の食料を購入。
というか実際なかった。20km間隔くらいである集落に共同売店というものがあったがあまり期待は出来なさそうだった。
菓子パンとかお菓子の類ならあるのかもしれないが・・・。

沖縄のコンビニは圧倒的にファミリーマートが多い。たまにローソン、忘れた頃にココストア。
比率は7:2:1くらい。
あと、沖縄のおにぎりはこんぶや梅といった定番でも何か少し味が違う気がする。気のせいかな・・・。



とりあえず辺戸岬へ向けて出発。
というか風がえらく強い。風向はばっちりの向かい風(北西の風)。
辺戸岬で折り返すのでその後追い風になることに期待◎。

20kmほど向かい風にひたすら耐えて辺戸岬到着。







売店跡らしきものがあったがそれ以外はこれといって何もない。
そして自分以外は誰もいない。1台車が止まっていたが主が見当たらない・・・。





かなり尖がった山があった。金剛石林山という山だそうだ。









方位に従い最北端らしき岬へ。







こっちは本州方面。



さっきの金剛石林山の資料室があった。





温かい。こんな施設があったんなら昨日の内にここまで来ておけばよかった。
ここならゴスペラーズも聞かずにすんだだろうに。
あと室内なので雨風も防げるし最高じゃないか!

とりあえず、あったかいお茶で一服。しかし、じっとしてると寒い。
トイレで用だけ足してすぐに出発。

折り返して小さな峠を超えたら国道58号線の終点の"奥"という集落に出た。
そのまんまだな、ネーミングセンス疑うぜ( ´∀`)





ちなみに国道58号線は分断国道。



鹿児島市内(1km弱しかないらしいw)から種子島、奄美大島などを経由して沖縄本土へとつながっているそうだ。
というかそれぞれ別の国道でもいいんじゃない?ダメ?



絶対いらぬw



冒頭にも載せた不思議な天気突入。



ついでに虹も出た デタ━(゜∀゜)━!!



おまけでヤンバルクイナも出た デタ━(゜∀゜)━!!

けど、残念ながらカメラに収められなかった。飛べないけれどもとにかく俊敏。
坂をとてつもない速さで駆け上がって茂みの奥に消えていった。その間2秒位(当社調べ)。
奴は、生粋のスプリンターか!!



あの九官鳥のようなくちばしは間違いなくクイナ。( ゜∀゜)o彡°やんばる!やんばる!
とりあえず何か "憑いてる" けど、 何かも "持ってる" らしい。

後は雨の中をただただひた走る。

西海岸が向かい風だったから東海岸は追い風を期待していたが不思議なことに向かい風。(右斜めからの風)
島を一周する場合は、風は半々という人がいるがあれはほとんど嘘だと思う。
地形如何で風はいかようにも向きを変えてくる。
たぶん今回も中央部の山を越えて谷に入ってきて、北西の風が向きを変えて西風になっちゃったんだろうな。







牛もいた。



ヤンバルゾーン、それはただただつらい道のり。
ツールドおきなわのコース(山岳ポイントはもうちょっと中の方)にも指定されているだけあって、ひたすらアップダウンが続く。
三陸、京丹後、志摩、紀伊のようなリアス式海岸風の地形。オェオェいいながら登って下る。

こんな感じ。



さすがにノンストップでヤンバルゾーン脱出は難しかったので、久々の道路分岐で休憩。
道路の分岐が久しぶり(20kmぶり)ってどういうことw





次の集落までもえらく遠そうだ ( ゜∀゜)・∵. グハッ!!

と思ったら "安波" という集落がすぐ近くにあった。





まぁ、20軒あるかないかくらいの小さな集落なので、これといったもののなかったけれど。
でも、自販機があるだけでもないよりはまし。ボトル満タンにしておいた。(えぇ、坂ばっかりなんですがw)

ふと何気なくタイヤをみたら、もう限界まで来ていた。



コンパウンド突き抜けちゃったよw
まぁいっか (ヾノ・∀・`)ムリムリ











何かの米軍施設。



うっかり踏み込もうものなら確実に射殺されるんだろうな・・・。
冗談が通じないって恐い、恐い。 kill me ?

米軍施設の近くにはあいかわらずの横断幕と監視小屋。





ようやく気持ち晴れ間が出てきた。ただし、まだわずかながら雨は降っている状況。
アメダスって1mm以上の雨じゃないと報道しないからいまいち信用出来ないんだよ・・・。
0.5mmが数時間続くみたいな状況が伝えられない orz









これが共同売店。



集落に1つはある。というか1つしかない。
ここが僻地の生活の支えになっているんだろう。ついでに郵便局も必ず併設されている。
こんな田舎の郵便局長になって給料もらってのんびり暮らすのも悪くないよなとわけのわからない妄想とともにスルー。
だって食料はしこたまあるから。



東村役場近くの集落で昼飯。



共同売店に入ってみたけれども誰もいない。田舎にはよくあるパターン。
呼んでも誰も現れないので諦めて外の自販機でさんぴん茶購入。



きわめてジャスミン茶。もうジャスミン茶でいいんじゃない?やっぱダメ?



何も買えなかったので、ファミマで買ったおにぎり×3でビーチを眺めながら腹を満たす。
飯食ってたら犬が寄ってきた。余裕があればあげてもいいんだが、ヤンバルゾーンがあとどれ位続くのかわからないのであげられない。
ごめんよ (´・ω・)スマソ



東村はパイナップル押しらしい。

食いたかったが売店らしきものが見つからない orz



慶佐次という集落のマングローブ林。



名護市、突入。





犬に追いかけられる。たぶん野良犬ではないだろう。
首輪なし、鎖なしのドフリー状態で飼われているんだろう。びっくりした~。

こういう道だけが唯一の救い。



普段は山の中を登って下るの繰り返しだけどたまに海岸線まで一気に下る。
その時の景色だけが癒しタイム。あとは・・・まぁ、本物の変態かメンヘルな人が行く道ですよ( ゜Д゜)y─┛~~



年末だからだろうか、やたら工事が多い。
しかも対面通行。工事なんかしなくても十分きれいな道じゃんか。(`・д・´)コラ、ヤメタマエ!!



キャンプ・シュワブと辺野古。





ここに基地を移設(増設)しようとしてたのか。
で、結局どうなったの?

辺野古岳。



沖縄高専。





えらい、立派だな。他に建物ないからやたら目立つ。
もうちょっと低層の建物でも良かったんじゃない?
えっ、ダメ?あっ、そうですか。

久方ぶりのコンビニ。



おぉ、友よ!!国頭村のファミマから実に120km。長かった orz
ここらあたりでヤンバルゾーンは終了。あとは小高い丘がちらほら続く。
といっても那覇までひたすらそんな感じの道のり。









うるま市の海中道路付近でウィンドサーフィンをしていた。







これだけ風が強いとさぞ楽しいだろう。
こっちは地獄なんだがな。

海中道路。





道路上はとてつもない爆風。
自転車なんて漕いでられない。最大瞬間風速は恐らく15m以上。
歩いていてもまっすぐ歩けない。なんじゃ、こりゃ。
対岸の島まで行こうかと思ったが断念。

こんな強風は秋田、新潟以来。
あの時はもろ向かい風で、いきなりブレーキがかかったように失速して最後は停止して気持ちバック。もう笑うしかない状況。



是非、そうして下さい。



第1のパンク。



リム打ちパンクっぽい。



第2のパンク。



第1のパンクから1km程しか走っていない。
いきなりパーンという音と共にパンク。タイヤがチューブを噛みこんでいたみたい。

そこから数km。第3のパンク。もう謎。
調べるのも面倒だったからタイヤごと交換。とりあえず "俺、持ってる" 。

交換ついでに近くのコンビニピットイン。こんなイベントもあるようです。



ついでに日没。

なんのイルミネーション? もう年の瀬ですねアピール?



とりあえず1年を振り返って見るも、危ないので思考停止。
夜間は特に集中して運転しないと。また指を縫う破目になるのも嫌だし。

のりさんが良いって言ってた奥武島。





気持ち見えた。コンデジなのでいまいちだが、肉眼ではもう少し建物がぼんやり見える程度には見えた。





糸満市に入ってだいぶ風もましになってきた。といっても風速6m/s。



那覇まで行こうと思っていたが、あまり都会に近づきると寝床探しに苦労するし、ちょうど良さそうな公園があったので
そこでテント張らずに寝袋いっちょうで就寝 zzz

【本日の走行】
走行距離:234.2km
累積標高:2813m
走行時間:15時間
本日のルート(ルートラボ)

ツールド沖縄 那覇~国頭村

2012年12月26日 21時39分50秒 | ツール・ド・日本


直前の天気予報では3日間(12/21~12/23)曇/時々雨の予報だったのに、初日は予想外の晴れ。
最近の天気予報の外し具合はすごい。まぁ、良い方向に転んだので助かったんだけど・・・。




今回は間違えないように注意して、南ゲートに到着。




今回は朝一の便ではなく、朝二(11:00)の便で出発。というか、前日の夜まで朝一で出発するんだくらいの勘違い具合。
帰りの便も最終ではなく、何故か2時・那覇発を予約していた。何なんだこのぐだぐだ具合は・・・。
何故だか昔から南の島というのに特別惹かれるということがない。海派、山派で二分するなら間違いなく山派。だからだろうか。
でも寒いの嫌いだから冬山は行きたくない。どっちなんだ orz



今回もスムーズに手荷物を預けて・・・と思ったら受付のおねーさんが俺の前で2度も豪快に自転車倒しよったΣ(゜Д゜ υ)
1度目はまぁ寛大に許そうと思ったけど、2度目はさすがにカチンときた。とりあえず大丈夫そうだったから良かったものの・・・。
免責の誓約書にサインした後だから、もし何かあっても向こうも何だかんだと言い訳するんだろうな。
結局、ゴネてもゴタゴタになるだけで解決に時間がかかるんだろうな・・・。最悪裁判で決着みたいな・・・。面倒くさっ(´Д`)



とりあえずイライラしたところで何も得るものがないので、展望デッキで頭冷やす。







それでも時間がやたら余ったのでスタバで適当に時間を潰す。





カプチーノをオーダー。そしたら、店員が注文をとばした(後で気付く)

俺のカプチーノが一向に出てこない・・・。次々と後から来た客に抜かれて行く・・・。
5人位に抜かれたあたりで、

店員:お客様、ご注文は?
俺 :カプチーノ、トールサイズです。
店員:(無言で"えっ"という顔)
俺 :(あっ、飛ばされたのねと気付く俺)



何だ、このやりとり。今回は天気、手荷物といい、ついてないな、ほんと。
注文飛ばしてずいぶん待たせたわりには、グランデにしておきましたとかのサービスはないんすね・・・。感じわる。



平日なのに、沖縄行きの便は結構人がいる。みんな沖縄大好きなんだな。
そんなに好きなら沖縄に住めばいいのにとか余計なお世話ですと言われそうなことを考えながらテイクオフ。







じゃ、ちょっくら沖縄行ってくる。

余談だが、東日本へ行く便は伊丹を離陸した直後、上昇しながら左へ旋回(180度ターン)しながら上昇を続ける。
これが毎度、毎度、気持ち悪くてたまらんかった。
西日本へはそのまま直進だろうと思っていたが意外にも左旋回をした。(ただし、関空付近を通る程度の90度旋回)
やっぱり気持ち悪い。




大台ケ原か八経ヶ岳かはたまた違う山か、きれいな山並みが見えた。
これがきれいだと思えるあたり、やはり山派か。





道中、機長から室戸岬付近の上空ですというアナウンス。どうせ何も見えませんって。…(;´Д`)ウウッ…
というかジェットエンジンでかい。
今回の機体は今までで一番でかい3シート×3列の機体。おかげであれだけ乗っても空席が目立つ。
自分のいたシートは自分以外は誰もいない。それでは快適な空の旅を Good Luck!!



沖縄に近づくにつれて少しづつ晴れ間が目立つようになってきた。
写真は奄美大島。(σ・∀・)σゲッツ!!
雨の予報は何処へいったんだ、"気象協会" よ。



沖縄本島が見えた。
あの北端が、辺戸岬。あそこで折り返しなわけか。

機内アナウンスで伊丹と那覇の気温さ18度と告げられると一同騒然。
というか、みんなそれを期待して来たんじゃないのか?何をそんなに驚いているんだ?
ひとり波に乗れないチャリダー。とりあえずお約束事として覚えておこう。





那覇空港、えらい混んでた。いや、混んでないのか、これが普通なのかも。
路線数がやたら多いみたいで、地方空港からの直行便が多い。もしかしたら伊丹より多いとか?
あと、修学旅行生がやっぱり多い。とりあえずお前らじっとしとけ (-∧-;)



手荷物受け取りもちょっとシャレているじゃないか、那覇空港。
他のレーンも沖縄特有のものが飾ってあった。



"めんそーれ"ってどういう意味?
ここにあるってことは"ようこそ"みたいな感じ?
わたるがぴゅん(全58巻・集英社)で多少の方言は会得しているが、残念ながらこいつは出てこなかった。



もう、こんな時間か。出発が遅く、那覇空港で駐機場が混雑しているため滑走路上で待機させられたり、
なんやらかんやらしてたから余計遅くなってしまった。
まぁ、焦っても仕方ないからのんびり行こう、ウチナータイム(沖縄時間)ってことでよろしく。
ちばりよ~!









しかし、冬でも南国だな。10分もしたら汗が出てくる。インナーに着ていたコンプレッションウェアも早々と脱ぐ。
完全に、半袖、半パンの夏スタイル。それでちょうどいい感じ。(現在の気温25度)



那覇市内に到着。いきなり着いた瞬間から那覇市内なので、何の感動もない。当たり前かw



沖縄でも、一応"クリスマス"はあるようだ。



沖縄県庁。





沖縄一の繁華街、国際通り。
みやげ物屋ばかりで沖縄の若者は何処で服を買っているんだろうか?



第1シーサー発見。以降、シーサーまみれのため割愛。



浦添市・・・ってか車のおっちゃん携帯で話してない?頬杖ついてるだけか?
(拡大してみたけどはっきりと携帯かどうかはわからなかった)





沖縄県内は本当に米軍関連の施設が多い。
基地は要らないってデモが多いけど、本当にそれで(米軍がいなくなって)大丈夫なのかな?
沖縄ってそんなに経済が発展しているようには見えなかったんだけど・・・。
もし本当になくなったら沖縄中プーであふれかえるんじゃなかろうか・・・。







オスプレイで話題の嘉手納基地。
沖縄の西海岸はほぼド平坦で道もかなりきれい。意外と快走路。



残派岬へ行くために、いったん国道58号線を外れる。
この国道58号線、海から少し入った所を走っているから海が見えない・・・。
ようやく海が見えた。と思ったら好きなタイプの道が(海まで下る感じの道)。

残派岬。いや、別に何があるというわけではなく、何となく寄ってみた。



シーサー、でかい。





たそがれるおじさんとそのたそがれるおじさんをみてたそがれる自分。 ← ひらがな多い。





あの海の向こうは中国だろうか。



誰?

泰期(たいき)という人だそうだ。

泰期(たいき)・・・1372年招諭使、楊載が来琉した際、中山王察度は弟泰期を初めて遣使した。
『おもろさうし』によると、読谷山宇座に勢力をはる豪族であったらしいとわかるが、それ以外の詳細は不明。







道が続いていたので来た道を戻らず反対側へ出られるのかなと期待して進んだけれども、
強制的に公園を一周させられて元の駐車場へ出た orz







テンション急降下のため、残派ビーチで一服。
沖縄らしい、きれいなビーチだった。



沖縄はさんぴん茶押しらしい。そこらじゅうの自動販売機で販売されていた。
むしろメジャーな爽健美茶や十六茶よりスペース多かった。



とりあえず足跡だけ残しておいた。
どれかが自分のSPD足跡。どれかはすでにわからない。



米軍のヘリだろうか。結構低いところを飛んでいた。



残派ビーチ近くにあった教会。たしかにこれだけきれいなビーチだったら結婚式を挙げたくなるのも納得。
そして、リア充カップルがガン見してくる。こっち見んな、こっちは妻帯者だっつ~の!







名護市の手前で日没近くになったのでとりあえず休憩がてら夕日を撮ろうと思い、ビーチへ。
流石に沖縄の日没は冬至の日でも結構長い。これで5時半。
こないだの東北は4時半になると完全に真っ暗だった(ライトなしでは走れない状態)。



珍しくまともな夕日を鑑賞し、名護へ。





今度こそ本当の日没。マジックアワーがきれい。



道の駅・許田。



何と、ここにも仮眠室が!
ここで終わりにしたい衝動に駆られたが、翌日雨、翌々日の14時の便のことを考えると進まざるを得ない。
なんで14時の便にしたんだと猛烈に後悔。





瀬底大橋。きれいな橋だった。
悲しいかな、コンデジではいまいち感動を伝えられない。





ここを曲がると美ら海水族館らしい。
というか、那覇から遠いな~。







南国でもイルミネーションするんだ。
まわりが真っ暗だからかなり目立つ。というかこんな沖縄の北部の田舎でイルミネーションして誰得?







道の駅・おおぎみで休憩。
警備員がいて、すごい視線が・・・。トイレと飲み物買うだけなんだが・・・。

琉球コーラにも惹かれたが、アメリカンクリームソーダをチョイス。
う~ん、アメリカン。とてつもなく甘かった。



沖縄最北の市町村・国頭村。



道の駅・ゆいゆい国頭。残念ながら仮眠室はなかった。
とりあえず、最低限の目標はクリアしたので後は寝床探し。









適当に進んでいたら"JAL プライベートリゾート オクマ"なるやたらはりきってる感が出ているリゾート施設に出てしまった。
ここの敷地でこっそり野宿してみようかと考えてみたけど、さすがにそれはないよなと思い、近くの公園へ移動。



星がめちゃくちゃきれいだったから写真に撮りたかったが、コンデジなもんでまったく撮れず orz

翌朝から雨らしいので屋根のある所でテントを広げて、さぁ寝ようと思ったら若者が1人どこからともなく現れた。
そして、テントの近くの東屋に陣取った。当然向こうからもテントが見えているはず。
普通、テントがあったら気持ち悪がって近づかないってのがセオリーなんだけど・・・ウチナー人には関係ないようだ。
でそこから携帯電話で誰かと話始めた。何故かハンズフリー状態。
ハンズフリーなもんで聞きたくもない会話を聞くハメに。

どういういきさつでそうなったのか不明だが、沖縄県民(♂)と山形県民(♀)が初めて電話で話す状況らしい。

男:いまどこおると思う~?
女:わかんな~い。
男:アメリカだよ~(笑)

みたいなつまらない会話をえんえん2時間聞かされ、しまいにはゴスペラーズを歌いだしようやく会話終了。
そしたらこんどは沖縄県民が仲間×3人(ハモり隊)を招集し、なんちゃってゴスペラーズ結成。
再度山形県民にTELし、ゴスペラーズを延々2時間聞かせて雨が降り出したので解散。

時計を見たら朝の4時。オツカレチャ━━━━( ´∀`)━━━━ン!!!!

そしてしばしの平穏とともに、就寝 zzz

【本日の走行】
走行距離:144.4km
累積標高:753m
走行時間:7.5時間
本日のルート(ルートラボ)

沖縄を研究する会

2012年12月10日 21時00分00秒 | 日記


こう寒くて、雪が降ると日本海側と内陸は近づけませんね。日本は本当に山が多い。
太平洋側は積雪もないんでしょうが、全部走ってしまいました orz

ということで、沖縄へ行くことにしました。



そんなわけで、沖縄を研究する会発足。

次回の旅のタイトルは"ツールド沖縄"でいいんだろうか・・・。
"ツールドおきなわ"とかぶっちゃう・・・Σ( ゜∀)ゲッ!!

以上、ただのネタなしチャリダーでした( ´Д`)ノ~

メンテナンススタンド、譲ります

2012年12月09日 21時00分00秒 | 日記




ミノウラのワークスタンドを無料で譲ります。(買ったのはいいけど、結局うち(マンション)では使えないため)

※嫁ぎ先が決まりました m(_ _)m

箱はありません。付属品はすべて揃っています。
状態は、ほぼ新品(1年間、押入れにしまっていた状態)です。
※詳細はメーカーHPのほうで。(メーカーHP)

欲しい方は、ご連絡ください。当然ながら、先着1名のみですw

北摂あたり、大阪市内程度であれば手渡しします。(裸でw)
もちろん近く(千里中央付近)まで取りに来て頂いても構いません。

遠方の場合は・・・、ちょうど良い箱が見つかるまで待ってください。
(送料は着払いで送ります。送料は場所にもよりますが、2~3千円程度だと思われます)

連絡先:wh_oops@hotmail.com



ツールド東北 山形~東根

2012年12月02日 20時00分00秒 | ツール・ド・日本


将棋の駒で一番好きな駒は "飛車" 。

斜めには進めないけれども、縦・横にびゅーんと突き抜けられるその機動力に惚れる。
当然チェスでもルークが好き。

ポリシーは"王は取られても、飛車だけは取られてたまるか" というもはや将棋でも何でもない自分ルール。

クソだなw



ネットカフェを出たら、蔵王の雄姿が一望出来た。
あっさり見えすぎてありがたみが全くない。山形市民の気持ちが何となくわかった。
"あ~、蔵王ね" みたいな感覚。
蔵王エコーラインも宮城県側はめちゃくちゃ混むらしいが、山形側はそうでもないらしい。

山形新幹線。



車庫が山形駅近くにあったので、たくさん見れた。
なんかちょっと得した気分だ。





山形空港からのフライト時間(18:00)までは完全フリー。
蔵王エコーラインを朝一登ってみようかと思って調べたら冬季は通行止め。
そりゃそうだよな、樹氷が出来るくらいの場所。冠雪が始まったこの時期にはもう行けない。



でもせっかくなので昨日夜景を見た"蔵王見晴らしの丘"から蔵王でも見ておこう。
でもその前に山形市内で朝食と散策を。

山形県庁。







諏訪神社。



別に諏訪神社そのものが珍しいわけじゃない。
全国には出雲神社、稲荷神社、愛宕神社、諏訪神社、住吉神社、熊野神社など同じ系列の神社がたくさんあるっていうだけ。

山形駅。







"蔵王見晴らしの丘"に向かう。



同じ道を通ってもおもしろくないので、羽州街道を通って。



この道をたどっていけば秋田まで行ける。それはそれでおもしろそうな道だ。
東北の日本海側と太平洋側、と内陸の太平洋側を走ったから、内陸の日本海側を走るのもおもしろかろう。









山形市内。



確かに駅前の高いビルまではっきり見える。



蔵王の主峰・熊野岳は雲の中。



もうどこからどう見ても山に行く人だよな。
自転車乗る人のオーラがかけらもない。まぁオーラがあろうとなかろうとそんなことはどうでもいいんだが。

羽州街道跡。





帰り道にローディーを発券。



奥羽山脈。





山形はりんごの産地だそうだ。





紅玉、ふじ、王林といった品種が栽培されている。
これからが収穫時期だろうか。





今度こそ本物のローディー発見。
当方次の交差点で左折。追いつけず。



出羽三山。



山形市からはもっと遠いものだと思っていたが、意外と近い。こっちへ来て良かった。
冠雪した雄姿をみれるとはついている。"俺、持ってる"。

とりあえず朝日町まで入ってUターン。



パンクブーブー。







完全なリム打ちパンク。
ほとんど車も通らない田舎道だったのだが、何故か車が併走してきやがった。
路面に大きな陥没があるのはわかっていたが、よけることも出来ずに突っ込み案の定パンク。
奴は確信犯なのか。山形の高感度 -1。

道の駅・大江。







玉こんにゃくはGWに日本海側の道の駅・あつみで食べたので今回は別のものを。



芋煮鍋。



冷えた体にしみる。五臓六腑にしみわたる。
唐辛子がまたいい。あったまる。そして、何より美味しい。
素朴な味なのだが、具が沢山入っていて野菜好きにはたまらん。

おしんのロケ地。







このシーンだそうだ。








"おしん"を知らない1980年生まれ。
正確には知ってはいるが、見たことがない。今見ても感動するのだろうか。
TSUTAYA でレンタルしているだろうか。もしあるなら見てみようか。

道の駅・寒河江。



まずは昼食を。



河北町周辺の名物の"肉そば"。
本当の名物は "冷たい肉そば" だったそうだが "温かい肉そば" を選んでしまった。
どこにでもありそうな肉入りのそばだった。山形の名誉のために言っておくが、決して不味くはない。
ただ温かい肉そばなら家でも作れそうというだけ。





だだちゃ豆の大福を試食。





山形は麩も有名のようだ。



山形名物の不動のエース、ラフランス。センターポジションをゲット(σ・∀・)σゲッツ!!
この時期でもシーズンらしい。ハウスではないそうだ。

天童へ。





全国の将棋の駒の大部分を製造している天童市。
冒頭でも述べたように自分の棋力は小学生並。いやそれ以下か。

本当は松尾芭蕉が"静けさや岩にしみいる蝉の声"の句を詠んだ山寺に行きたかったが、残念ながらタイムアップ。
山形空港からかなり近いのでまた次回行くことにする。

天童温泉。







お土産コーナー。



地サイダー。





さくらんぼをチョイス。



甘い。あまりさくらんぼらしさがなかった。

河北町へ。



葉山がきれいだ。





反対側の奥羽山脈もきれいだ。







もうじき日が暮れる。



最後に道の駅に寄ってから空港へ行こう。

道の駅・河北











秘伝の豆ソフトクリーム。





ストーブにあたりながら食べる。シュールな状況だ。
店員さんの視線が痛い。まぁいいや、どうせ二度と会うこともなかろう。

山形空港。







今回も無事、帰れそうだ。
いつも無事に帰れるのだろうかと普通の人が心配しないようなことを考えなければいけない旅をしているが、
未だに慣れない。むしろ慣れないほうがいいのだろう。油断こそがトラブルの元。



山形からはあまり路線がないようだ。
後1時間、空港内の土産物屋でも物色しながら時間を潰そう。



ほぅ、山形代表とな。一戦願おう。



不味い。

カウンターはガラガラ。



地方空港の経営は大変だというが本当に大変そうだ。
こんな状況で黒字なんて出せないよな。これ以上路線が休止されないことをただただ願うのみ。



芭蕉の歩いたルートと俳句。





最上川沿いに、月山や出羽三山を抜けて庄内へ向かうのも良いかも。
景色も良さそうだし、温泉も沢山ある。

ちょっと乗客も増えた。



テイクオフ。



結局、満席にはならなかった。

どこかの上空。



夜の飛行機に初めて乗ったが、どこも同じような景色に見える。
日中に乗るのが個人的には楽しくて好きだ。自分の走った道を空から眺めるのもまた楽しい。

伊丹到着。



これで 45/47 完了だ。

残すは、沖縄(那覇)、北海道(札幌)


【本日の走行】
走行距離:84.7km
累積標高:325m
走行時間:9時間
本日のルート(ルートラボ)

ツールド東北 仙台~山形

2012年12月02日 15時00分04秒 | ツール・ド・日本


これ、実は俳句だったということはあまり知られていない気がする。

江戸時代、米沢藩主の上杉鷹山(ようざん)の歌で前半部分はよく耳にする。
後半部分は・・・ほとんど聞いたことがない。これもゆとり教育の弊害か。

なせば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり


【意味】
人が何かを為し遂げようという意思を持って行動すれば、何事も達成に向かうのである。
ただ待っていて、何も行動を起こさなければ良い結果には結びつかない。
結果が得られないのは、人が為し遂げる意思を持って行動しないからだ。

この石碑を見んがため、日没までの2時間で福島から45km(峠超えあり)を必死に走って来た。
道中吹雪いたりもしたが、この言葉を思い出し必死でペダルを回した。
本当になせば成るもんだと実感。



朝、いつもより遅め(8時頃)に出発。



お天気はまずまずだ。
ここ2日は雨スタート、この日も午後から山形は雪マークだったがまぁよしとしよう。



室内でオイルを溶かし、差してみたのだが・・・。





すぐに固まってしまう。効果があるのかないのやら。
次回、東北や北海道など寒い地域へ行く際は粘土の低いオイルを持参したほうがよさそうだ。

仙台駅へ向けて出発。



ベガルタ仙台の本拠地。





特別大きなスタジアムではなかった。



銀杏並木がきれいだった。
ただ銀杏臭い。地面に落ちた銀杏が車に引かれて悪臭が漂う。

毎日新御堂筋で嗅いでいるあの悪臭。
昔は銀杏は嫌いではなかったが、かくも毎日あの悪臭の道を通り通勤していると嫌いになった。
ついでに自転車の裏側に銀杏の破片が多数へばりつく。剥ぎ取るのも苦労する。

宮城県庁。



仙台駅。









次は仙台城を目指す。

やはり東北一の街。栄えている。
街もきれいだ。道もきれいで走りやすかった。



仙台にもモンベルがあった。しかもでかい。
開いていればのぞいてみてもよかったんだが、まだ早かったようだ。

杜の都・仙台は意外と坂が多い。
仙台城へ行くまでにも結構アップダウンを超える。



立派な石垣だ。城自体もかなり高台にあり攻め落とすのが非常に難しそうなお城だ。



ようやく本丸跡に。



せっかくここへ来たので伊達正宗像の撮っておこう。



裏。



あと、何かの塔。地震で壊れたのだろうか。



本来ならこのような姿らしい。



城内にある宮城縣護國神社。



福島へ向けて出発。ここからは仙台道という位置づけだ。(ここまでは松前道)



国道6号線との分岐。



前回は海沿い(国道6号線)に進むためにこちらへ進んだ。



今回は内陸(国道4号線)へ。



ようやく蔵王が見えるようになった。



奥の方にかすんで見えるのが蔵王連邦。
蔵王も蔵王という山は存在せず、最高峰の熊野岳を主峰とした山塊だそうだ。
いつかは蔵王エコーラインも自転車で超えてみたい。11月初旬から翌年4月下旬までは冬季閉鎖されるそうだ。







ボートの練習。





神埼川でも時折見かける。あのオールを漕ぐぶっとい腕にあこがれる。自分とは対極の存在。
ただいまのスペック、178cm、50kg。二の腕の太さ、手首+α程度。(手で一周まるまる掴める)
コンプレッションウェアがコンプレッションしないなど色々と弊害があるほど痩せている。
遅筋比率が平均より高いのでもはや無駄な努力はしない。とりあえず動ける痩せで行く。武井壮まじでリスペクト。







時間が経過してもやはり蔵王の雲は取れない。むしろ増えたかも。

誰かの結婚式。



自分も4年前はあんな感じだったのだろうか。
きっと彼(女)等にもいろいろな困難が待っているのだろうな。二人で頑張って乗り越えていってくれ。
お幸せに。良い事言った、そんな俺は今日も一人旅。 God bless you.





道中はよく柿を見かけた。福島県周辺は柿の産地だそうだ。
収穫した柿はあんぽ柿になるそうだ。

【あんぽ柿】
渋柿を硫黄で燻蒸して乾燥させる独特の製法で作られる。
単に干しただけの干し柿は、乾燥して黒く堅くなり、さらに時間が経過すると糖分の粉を白く吹く(ころ柿など)。
これに対してあんぽ柿は、半分生のようなジューシーな感触で、羊羹のように柔らかいのが特徴。
硫黄は乾燥中に揮発するため毒性はない。カリウム、ビタミンなどの栄養素を豊富に含んでいる。
原料には主に、蜂屋柿(はちやがき)や平核無(ひらたねなし)などの渋柿を使用する。
蜂屋柿は大粒で柔らかく、平核無は小粒で甘みが強いのが特徴である。
( from Wikipedia )





白石に入って昼食を。



道の駅が近くになかったのでマックで冬限定のグラコロを注文。
蔵王を眺めながら食べれるとは白石市民はなんて贅沢なんだと思ったが、地元民からしたら特に何も感じないんだろうな。
地元ってそんなもんだよな。
かくいう自分も、東京に5年間住んだからこそ大阪の良いところ、悪いところが見えるようになったわけで・・・。













福島県突入。



福島市街。







やはり柿が多い。









奥羽山脈南部。(西吾妻山方面)



やはり雲がかかり、はっきりしない。

福島市内へ。





前回通って来た国道155号線と合流。



これで奥州街道は郡山までつながった。
五街道、残りは郡山~宇都宮までの150kmと宇都宮~日光までの50km。もう一旅で終われそうだ。

このまま右折して、山形へ向かっても良いのだがせっかくなので万世大路を起点から進むことにした。

【万世大路】
1876年(明治9年)、山形県の初代県令三島通庸は「交通の整備が県を発展させる」として、
反対意見を押し切り隣県との間に多数の大規模な道路建設を開始した。
山形県と福島県を結ぶ従来の幹線路は、上山と桑折を金山峠・小坂峠経由で結ぶ羽州街道であったが、
三島はこれを廃し米沢と福島を栗子峠経由で結ぶ道を新たな羽州街道として計画した。

途中には苅安、栗子山、二ツ小屋の3本の隧道を含んでいたが、中でも県境の栗子峠に掘られた栗子山隧道は866mという
当時としては考えられないような長大な隧道であり、地盤の固さとあいまって難工事となったが、
奇跡的にも1名の死者も出さず日本最長の隧道として完成した。

当時はまだ自動車はなく、道路を通る最大の物といえば馬車であったが、それには充分過ぎる程大きな道であったと伝わる。
計画途中に福島県から、栗子山隧道を約100m延長して線形を改良する提案が出されたことがあった。
栗子山隧道掘削の費用を全て持つことになっていた山形県は難色を示し、延長による工事費用を福島県で持つならばよいと回答した。
検討を重ねた結果これは廃案となり、当初の予定に従って掘削が行なわれた。

現在の福島市内においては路線上の土地家屋の強制収用が行われ、市内陣場町(現在の万世町通りとの交差点)から
大笹生(現在の十六沼公園の南側)までの路線(現在の陣場通り(市道)、福島県道3号福島飯坂線、福島県道312号折戸笹谷線)は
ほぼ一直線に道が伸びていた。

そして1881年(明治14年)の開通式の際、参加した明治天皇により、「萬世ノ永キニ渡リ人々ニ愛サレル道トナレ」という願いを込めて
「萬世大路」と命名された。明治天皇巡幸の後、太政官公達により國道3等に指定された。
さらに1885年(明治18年)には、当時の内務省により國道39號に指定され、首都圏と東北地方を結ぶ重要な幹線として利用されてきた。
( from Wikipedia )

なので起点へ向けていったん進む。



ここが万世大路(国道13号線)の起点。



阿武隈川の直前だ。ここを右折すると万世大路が始まる。

ほどなく福島県庁。



そして福島駅。



何かに群がる福島県民。





が、それが何だったのか結局わからなかった。聞きたかったが、東北弁がトラウマに・・・。
聞いて言葉がわからず "は?" みたいな失礼な態度もどうかと思い聞けずじまい。そんな非コミュ系、32歳チャリダー。



時計を見ると2時。東北の日没の4時過ぎまでに米沢の上杉神社まで(45km)たどり着くのが難しくなってきた。
米沢までに栗子峠(標高620m)も超えなければならない。
日没後にダウンヒルも勘弁してもらいたいし、何より日のあるうちに上杉神社に行って写真を撮りたい。

なせば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり


上杉鷹山の言葉を思い出し、やれるだけやってみる。



福島市郊外へ出ると栗子峠への登りが始まる。





いくつもの登坂車線とトンネルを通り抜ける。



登坂車線、以前は嫌いであったが、最近は好きになってきた。
というのも峠まではいずれにせよ登らなければならない。だらだら数十キロ緩く登り続けるより、
きついがここで一気に標高を上げておけば後で楽が出来る。そう思うようになったからだ。

でも、やはりきついものはきつい。





今も工事が続いている万世大路。





標高400mを過ぎたあたりから雨が降り始め、標高500m付近からは雪に変わった。
山の天気は変わりやすいというが本当にそう思う。





東栗子トンネル。



とてつもなく長いトンネルだ。長いトンネル=ピークという法則がある。
なのでここがピークだと勝手に思い込んでしまった。トンネルは若干下り勾配だったのもよりそう信じてしまった原因だろう。

トンネル内は湿った空気が滞留しており、入った瞬間から眼鏡が曇り前が見えない。
仕方なく眼鏡なしでトンネルを通過。トンネルを抜けるとそこは山形県米沢市。



再び登り勾配に。

そして、ようやくさっきのトンネルがピークでなかったことを悟る。

標高がさらにあがり、若干吹雪きになってきた。
吹き付ける雪で顔が痛い。頭は合羽のフードで覆われているのまだましなのだが顔だけはノーガード。
日本一周すると様々な状況に出くわすものだ。まさか自転車乗るのに目出し帽がいる状況に遭遇するとは。

今度こそ本当のピーク。



路肩は雪が積もり始めた。



こちらのトンネルも長い。



同じく眼鏡が曇るので外して走る。

日中なのに気温が低い。



まだ1℃あるだけラッキーなのかもしれない。0℃ないしは氷点下になると路面凍結が始まり、危険度が桁違いにあがるだろう。
もうすぐ日没だ。ここから更に気温が下がるだろう。一刻も早く標高を下げないと危ない。
そう思いすぐにダウンヒル開始。

途中道路工事箇所が何箇所もあり、跳ね上げる泥がとてつもなく汚い。
はっきり目で黒いのがわかる。体中が汚れていくのがわかり切ない。
口の中に砂利が入り込み何度もつばをはくがきりがない。

しかし、今はそんなことを言っていられない。路面が凍ったら一環の終わり。
何とか日没までに上杉神社へ行くんだ。

米沢市街地でも道路工事中の万世大路。軽く渋滞に巻き込まれる。1分1秒が惜しい。
間に合うのか?体も完全に冷え切ってしまった。体も震える。自転車を漕いでいても寒い。
しかし諦めたら終わる。そんなぎりぎりの攻防を繰り返すこと20分。なんとか日没前に上杉神社へ滑り込む。









餐霞館(さんかかん)跡地









案内図に句碑とあったので、ここだと勝手に思い込んでしまいこっちへ来てしまった。
確かに句碑はあったのだが、これじゃないんだ。意外なところでタイムロスしてしまいもう日没だ。











あった、これだ!



若干、タイムオーバーな気もしなくもないが無事写真をゲット。(σ・∀・)σゲッツ!!

後は気兼ねなく上杉神社を散策出来る。温かい飲み物も買いに行ける。トイレにも行ける。





上杉謙信 銅像



天地人(上杉景勝と直江兼続)銅像



上杉鷹山 銅像



伊達正宗 石碑



伊達政宗は実は米沢生まれだったのか。朝、仙台で銅像見てきた。
意外な所でつながった。何だか得した気分だ。

米沢=米沢牛という貧困な発想しかない俺。
しかしいつも好きなものはという問いに対して野菜と回答してきた草食系男子、肉にはあまり興味がない。
何かないかとコンビニで観光雑誌を読みあさる。

どうも米沢には以下の名物・特産物があるらしい。
・米沢牛
・米沢ラーメン
・鯉



他にも山形県の名物として玉こんにゃく、芋煮鍋、ラフランス、リンゴ、さくらんぼ、すいか、ずんだなどが紹介されていた。
ただ、明日は道の駅巡りの観光主体となる日だったので米沢らしいものが良かったので米沢ラーメンに決定。
後は店を探すだけだ。こんな時こそスマホだ。米沢ラーメンとGoogle先生に打ち込めば候補が出てくる。
便利な時代になったものだ。

【米沢ラーメン】
細打ち縮れ麺とあっさりとした醤油味のスープが特徴。出汁は野菜や鶏ガラ、煮干しなどを使う店が多い。
1920年代に、米沢に居住していた中国人が始めた中華そば屋台が原形という[要出典]。
後に、東京の精養軒で修行したコックが「手揉み」による縮れ麺を発案するなどの改良を加え、現在の特徴が形成された。
米沢市内だけでも100軒を超えるラーメン店があり、中には米沢ラーメンの特徴から外れたラーメンを供する店もある。
また、ほとんどの店舗で「ラーメン」ではなく「中華そば」と呼んでいる。米沢ラーメンの名を掲げるチェーン店も存在する。
( from Wikipedia )

Google先生で出てきた"一麺亭"


この店を選んだ理由は進行方向上にあるということと、コインランドリーがすぐ近くにあるということ。
ラーメンで冷えきった体を温めることも大事だが、乾いた衣類に着替えることも山形市まで行くためには重要なファクター。

おまけに近所に風呂まであった。



山形は俺に優しい。日本海側でも悪い思いではない。
むしろ景色も良かったし、食べ物も美味しかった。
山形 Love Foerver.

コインランドリーで服を乾かし、ひとっ風呂浴びてラーメンへ。
こんな贅沢旅で経験したことがあろうか。最高のひと時だ。

無難に、ラーメンと餃子のセットを注文。
何よりトッピングに納豆があったのに驚いた。山形県民はラーメンにも納豆を入れるのか。







スープはあっさりの魚介系、麺は米沢ラーメンの売りの縮れ麺。
米沢ラーメン=中華そばの図式が成り立った。特に変わったラーメンではなくなったが普通に美味い。

完食。後は山形を目指すのみ。





南陽市には赤湯温泉があった。
さっき風呂入ったばかりだったからあっさりスルーしたんだけど。
知っていたら天然の温泉に入っていただろうに。ちょっともったいないことをした。



上山温泉(かみのやま)。






上山市にある上山温泉。
山形は至るところに温泉がある。この先にもまだ黒沢温泉というのもある。
ちょっとルートから外れれば蔵王温泉、天童温泉、小野川温泉、小さい温泉も含めると無数にある。
明日はどこかの温泉に入ろう。

上山城。




シャッター通り。



3連休なのに大丈夫だろうかというくらい閑散としていた。
時間はまだ人が出歩いていておかしくない9時頃。都会の9時と田舎の9時はやはり違うのだろうな。
ただ、まったく人がいないのでちょっと恐い気もしつつ通過。

山形市内に到着(看板なし)。これで本州の県庁所在地すべてに到達。

山形市の夜景。




蔵王見晴らしの丘というところから山形市内の夜景を一望できた。
肝心の蔵王は夜のためうっすらと稜線だけが見える程度。

こんなきれいな夜景が見えるところに入るとカップルが来そうだなと思っていたが、誰も来ない。
もっときれいな夜景スポットがあるのだろうか。

市街地に入り、ネットカフェに避難・・・と思ったが財布に現金がない。
何はなくとも金。とりあえずコンビニATMで現金チャージ。

残高が妙に増えていた。
あぁ今月は25日が日曜日だからすでに給料振り込まれていたんだ、そして自分がサラリーマンであるということ思い出す。
今度からアンケートの職業欄に"旅人"って書いてみようかな。

ネットカフェへ移動。寝カフェとはうまいこと言ったもんだ。
しかし、悪天候×3日も走行すると自転車がとてつもなく汚くなる。













さすがに Swiss Stop といえど三日三晩も走れば劇的にシューが磨耗した。
今回は予備を持ってきていない。旅の直前に前後新品のシューに交換しておいたから。
それでも危なかった。もう1日雨の日があったら完全に磨耗しきってブレーキが握れなくなっていただろう。
やはり連日になる旅の場合は、シューは持参すべきだな。

今までフルフラットシートは取れたことがなかったが、初めて取れた。店内はがらがらだったからだ。
他の都市では他に行くところがないヤンキーやオタク達のオアシスに成り下がっていることが多いネットカフェ。
珍しいこともあるものだ。山形県民はおとなしいのだろうか?それともこんな電脳文化とは相容れないのだろうか?
どっちでもいい。自分にとってはありがたいことだ。

とりあえず軽くテレビで翌日の天気予報をチェック。
明日は終日お天気大丈夫そうとの予報。
明日はゆっくり村山地方を見れるといいなと願いつつ就寝 zzz

【本日の走行】
走行距離:189.4km
累積標高:1354m
走行時間:13時間
本日のルート(ルートラボ)