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Carpe Diem

~日本一周ブログ旅 (分割) ~

ツールド九州 小林~志布志

2013年01月28日 21時00分00秒 | ツール・ド・日本

当たり前だけどマクドナルドなので一睡もせず。(うとうとはした)

とりあえずやることがない。強いて言えばSONYのウォークマンで音楽を聞くことくらい。
最近はミュージックプレーヤーというらしい。ジェネレーションギャップ・・・ orz

後は、靴下とグローブをひっくり返して自然乾燥を待つくらいか。
防水用品が水没した場合、コインランドリーもほぼ役に立たないのは昨日実感した。
とりあえず外より中を乾かしたかったので裏返しで一晩放置プレイ。

夜中、清掃のため 「移動してもらえますか?このクソ野郎」 と声をかけられる。
断る理由は沢山あるんだけれども、一晩お世話になる身、快諾。(WinWinの関係、いや違うなw)

何とか朝を迎え、朝マックをオーダー。
こいつ一晩いたくせに注文はこれだけかよの視線が痛い。
痛かったので100円のチキンなんとかを追加。やっぱヘタレ。( ゜Д゜) 逝ッテヨシ



何だかんだ言っても出来たては、美味しい。
というか温かい食べ物だったら何でもおいしく感じる、それが野宿旅。Feel The Nature.

朝8時頃に雨が上がったのでようやくの出発。



昨日、やばいと感じたブレーキシューを改めて観察。

フロント。



リア。



リア側が特に危なかった。( もうすでにアウトとも言うが (ノ∀`)アチャー )
うまく調整しないと舟がリムに直接あたって嫌~な音が発生する状態。
やはりいつ何時も予備シューは持っていかねばならんな。



昨日えびのに入った時は既に日没後だったため、初めて霧島山を拝む。
雨上がりだから雄姿とまではいかない微妙な感じ。
まぁ、また霧島温泉方面に行く時にでも見させてもらおう(何年、何十年後?)

高原町に入っても、まだ雲が低くよく見えない。(主峰の韓国岳がちょうど雲の中)





昨日までの2日間のコースが嘘のように今日は下り基調。
志布志(海)まで緩やかに下っていくルート。ありがたや、ありがたや。

宮崎県、最後の町・都城市イン。





途中、蜂蜜製品押しののぼりが多数あり、山の方に "山田" なんて地名が出てきたので、
山田養蜂場って宮崎なの?と勘違い。
帰って調べてみると、岡山県の鏡野町(蒜山の近く)でした。あぁ、勘違い。



真っ黒なやわらかい土。
桜島は近くになくとも、霧島も活火山。地質は鹿児島特有のシラス台地。



大淀川という川から見た宮崎市方面。あの山の向こうが日南海岸。
宮崎も意外と近いんだな、帰りのフェリーは宮崎からでも良かったのかも。



雲がとれた高千穂岳。携帯カメラなのでいまいち美しくない。
肉眼ではもっと綺麗に感じた。Come back LUMIX !!



国道10号に出たところで 道の駅・都城 発見。





これがかなり美味しかった。



霧島の中腹にある えびの高原 は酪農が盛んらしい。
その付近の牧場で採れた牛乳を使用したチーズが入っているらしく、実に美味。

お土産に買って帰りたかったけど、志布志まではまだもうちょっとある。
志布志まで行ってしまうと鹿児島になるのでこれは売っていない。
悩みに悩んだ挙句、買わないことに決定。(関係各位、あいすみません)

あと、これも買った。



素朴と言えば素朴な味。もちなんだけれども伸びないもち。
微妙に不味かった。

結局 4/6 しか食べれず、残りは補給食として道中食すことに。

都城駅。





国道10号を離れ、269号へ。
鹿児島(曽於市)まではもう一息。



しかし、今日は天気がいい。昨日の雨が嘘のようだ。3日間こんな天気だったら楽しかったろうに。



びっくりするくらい温かいので、ここら辺から素手で。
さすが本州最南端。晴れれば冬でもかなり温かい。



ついに鹿児島入り。( ゜∀゜)ノィョ―ゥ



通常県境は山だったりすることが多いが、何故かど平坦の真ん中に県境。
ちょっと拍子抜けだ Σ(゜Д゜ υ) アリャ



しばらく進むと 佐多岬 の案内が。
思えば1年前半、土砂降りの中必死でたどり着いた佐多岬。懐かしい思い出だ。
忘れてしまいたい過去、でも忘れられない。
自転車で2度と行くことはないだろう。特に大隅半島の東岸は頼まれても行くまい。



道の駅・おおすみ弥五郎伝説の里、到着。
ちょうどお昼時だったので、お昼にする。





黒豚焼きのどんぶりを注文。



うまい。と俺が言っても説得力ゼロ。
何を食べてもうまく感じる状態なので仕方なし。( ゜д゜)ウム

まぁ、デザートのフルーツがビタミン不足の体に染みるってことで ( ・∀・)イイ!!

食後は道の駅内を散策。





どん!!




弥五郎どん!!






弥五郎の解説。



腹も膨れたってことで志布志港まで、もうひとっ走り。

道の駅のすぐそばに、官軍の墓地があった。





いつも思うんですが、幕末の人は思想こそ違えど日本を良くしたいという思いの一心で命かけて戦ったんだなと。
なんかカッコよす (*´Д`)

大隅半島にはそれほど高い山はない(最高1200mちょっと)といっても、それなりに高い山に感じる。Σ(゜д゜`)ヌオッ!!
佐多岬はあの山の向こう。



足元は大根畑だった。

桜島大根・・・ではなく、普通の大根のようだ。



実は鹿児島は、静岡に次ぐお茶所。生産量は全国第2位って知ってました?



薩摩半島(指宿~枕崎間)は、お茶畑が広がっていたが、大隅半島側もお茶畑が広がっていたんだ。
いや、勉強になった。

最後の町・志布志市イン。



本当に良いお天気。自転車漕いでるとうっすら汗をかく。

まさに、"自転車日和"。





そうこうしていると海(志布志湾)が見えた!!



国道220号に無事到着。



これで1年前半の道とつながった。何となく見覚えのある道だ。

国道220号を横切り、海の方へ。



見事な松原を越えて志布志湾へ。



ふぅ~。

今回も雨でブレーキシューが終わってしまって一時はどうなるかと思ったけど何とかここまで来れたと
感慨にふけっていたら、おまわりさんが見回りをしていて職務質問タイム。

チャリで走ってきて、これからフェリーに乗って帰りますと説明したらあえなく開放。
"とっとと失せやがれ逮捕するぞ、このボケナスが!" と言ったとか言わなかったとか。



フェリーの出航時間まではまだ3時間以上あるので、とりあえず志布志市内を散策。



前回寄った地域限定コンビニ "エブリワン"。懐かしい ( ゜∀゜)ノィョ―ゥ
前は5月でとてつもなく暑く、都井岬を越えて来てのどがカラカラ。
ここでオレンジジュースとパンを買ったということまで鮮明に覚えている。



本当に懐かしい道だ。

佐多岬目指して頑張って突き進んだよな~。



まだ2時間以上あるけれども、志布志市内はこれといった観光スポットもないので、
(強いてあげれば大崎海岸のくにの松原くらいか。といっても砂浜と松原があるだけだけど・・・)
フェリー乗り場へサクッと移動。



そしてサクッと輪行準備。

タイヤを外して改めてシューを見ると、限界すれすれだったことがわかる。



そして猫。



どこからともなく現れた。すまん、今食い物は持ってないんだ(´・ω・)スマソ

輪行準備が完了したら、車に乗ったご夫婦(推定40歳)に話しかけられた。
自転車を車に積んできたんだけれど、結局雨で10kmくらいしか乗らなかったとのこと。
なんじゃ、そりゃ ( ´∀`)<ぬるぽ

とりあえず乗船開始まで2時間、待合室で時間を潰す。



待合室のお土産屋で関係各位へのお土産を購入。(鹿児島銘菓・かるかん)
ついでに小腹がすいたので "さつまあげ" と 我が家へのお土産 "黒豚みそ" をゲッツ。





先日、満点☆青空レストランで紹介されていた一品。
意外な所で出会ったので思わず購入。

途中、リアルホームレスが待合室に入ってきて徘徊。ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
当然、ガン無視だ。

さつまげをこれ見よがしに食う。そしてごみはゴミ箱へは入れず、袋に入れてかばんの中へ。
普通に捨てたら絶対袋拾うだろ、おっさん。

ようやく乗船開始。





今回は和室。寝やすそうだ。

出航までの間に風呂る。3日ぶりの風呂は生き返る♪ 



今回通って来たルートはおおむねこのバイクツーリングのおすすめルートのようだ。
たしかにバイクなら山もまったく気にならないからさぞ気持ち良かろう。



フェリーの食堂で晩飯を済ませ、爆睡 zzz

朝まで何度か目が覚めるも二度寝、三度寝で朝まで眠り続ける。
一昨日寝てないから仕方ないよな zzz

朝、船内アナウンスで強制起床。
そして船内アナウンスで嬉しくない一報が・・・。

道中、しけの影響でフェリーの到着時間が大幅に遅れるとのこと(滝汗)

本当に1時間以上遅れて南港に到着。会社に遅刻することが決定 (;´Д`)ヤメテー

しかも "かもめフェリーターミナル" という今まので乗り場と違う所へ着岸。



またこの "かもめフェリーターミナル" が曲者で、ニュートラムの駅とつながっていない。
最寄駅まで約2km。このまま担いで行くのは無理だ。
というわけでまた自転車を組み立てる。



そして会社へ遅れますとTEL。
電車、バス、飛行機の遅延などで会社に遅れる人は今までもいただろうが、
フェリーが遅れて遅刻した輩がかつていたのだろうか?いないだろうな・・・。

かもめ大橋を渡っている最中にジャイアントのリアバッグのとりつけテープが切れて、
後輪に巻き込む事故発生。リアバッグもお亡くなりになるというプチ・アクシデント発生。(ヽ´ω`)モツカレ

そしていつもの日常へ。(おしまい)

【本日の走行】
走行距離:86.7km
累積標高:559m
走行時間:5時間
本日のルート(ルートラボ)

ツールド九州 椎葉~小林

2013年01月27日 22時00分00秒 | ツール・ド・日本

氷点下に耐え起床。

椎葉村の正確な温度はわからないが、だいたい氷点下3度ぐらいだったようだ。
(近隣の市町村の実測を参考にした)



モンベル#3では若干肌寒い。はやり#2にしておくべきだったか・・・。
まぁ、しっかり中に衣類を着込んで寝れば大丈夫だろう。
(昨晩はヒートテック+ハーフパンツ+テントシューズ。ライナーも未使用)

椎葉村の中心街。



起きてから少し散歩してみたが、コンビにはもちろんスーパーらしきものも発見できなかった。
ここの人たちはどうやって暮らしているのだろうと、素朴な疑問。
自分が見つけれらなかっただけで、どこかにはあるんだろうか・・・。

このあたりを治めていた豪族・那須家住宅跡の"鶴富屋敷"。



平家落人の伝説が残っていて平家の末裔ではないかとのこと。
さすがにこんな山奥まで来たら源氏も追ってこないだろうと思ったら追ってきたらしい。
それが「扇の的射」で有名な那須の与一の弟・大八郎。
で鶴富姫とうんぬんかんぬん。(続きはWEBで)









鶴富姫が化粧水代わりに使ったとされる水。





肌につけるといいみたいだが、さすがに飲もうとは思わなかった。

何も見つけられなかったので、駐車場で朝飯→自動販売機のコーヒーで一服→トイレを済ませ出発。

今日は昼から雨の予報。3時間おきのピンポイント予報なのでおそらく昼前には降ってくると思われる。
なので、なるべく早く山を抜けて熊本まで行っておきたいところ。

上椎葉ダム。





水がきれいだ。

ここは、椎茸日本一の村だそうだ。





確かに原木がそこら中にたくさんあった。ただ、残念ながら1本も椎茸はついてなかった。
七輪で焼いてポン酢しょうゆかけて食べたいとむなしい妄想。

とりあえず次のコンビニは熊本に入るまでないとグーグル先生。
何とかそこまでは早いうちにたどり着かねば食料危なし。といっても昼過ぎまではどう見積もっても着かないよな・・・。
(残る食料:おにぎり×4、カロリーメイト大箱×2、即効元気×3、菓子パン×1)

国道といえど集落を過ぎればこんな感じ。本当に国道ですか?



ダムの上に出るのに3kmほど坂を進んで180度ターンしてまた3kmほど坂を登る。
まっすぐじゃ駄目なのか?なんだったら階段で自転車担いでもOKですが。



ダムに架かる赤い陸橋。絵になるわ~。



なんで赤い陸橋は絵になるんだろうか?不思議だ。いつも青蓮寺ダムを思い出す。

しかし寒い。山間部で曇りだから全然気温が上がらない。
山肌から流れ落ちる水も完全に凍結。ついでにミラーも凍結。もはやミラーの意味をなしていない。
まぁ、対向車も追い抜く車も1台も通らない道だから気にはならないんだけれど。
(朝からひとっこひとり見ていない)





飯干峠というボスクラスの峠(標高1050m、ここからの標高差600m程)までの最後の集落で一服。
即効元気が冷え切った体に染みる。よけい寒い!!
文句たれつつ、いざ峠超え。



断っておきますが、一応れっきとした国道です。



いかん、頂上付近に雲が下りてきだした。



と思ったらあっという間に雨に・・・。
昼前っていったくせに(涙) ※現在 AM9:00



何とか頂上へ。
この頃には雨も本降り。路面も完全なウェットに(泣)
ブレーキシューがやべーよー(;´д`)



ゆっくり慎重に下るも、尖った石を踏んでしまったようでバシューという音とともにパンク。
極寒の雨の中、パンク修理開始。

チューブ交換するも最初のチューブは何故か空気が入らない・・・。
どうもバルブから空気が漏れているようだった。(初期不良か?ちょっと焦る。)
仕方ないので別のチューブに変えて何とか修理完了。
手がかじかんでうまく動かないのでパンク修理に30分以上も時間を取られる。

ちょうどパンク修理した所に滝があった。



もう焦っても仕方ないのでずぶ濡れになりつつおにぎりを食べて一服。

とここでようやく今日初の車が通過。
こんな山奥の道路で、冬の雨の日に傘もささず、おにぎりを立ち食いしている人間がいるなんて向こうもさぞ焦ったろうw



椎葉村と並ぶ秘境・西米良村まではあとはひたすら下り。



水がびっくりするくらいきれい、さすが秘境。
奈良の上北山村付近と同じくエメラルドグリーンの水。晴れた日に来たかった orz





しかし雲が低い。ちょっと幻想的。
神話の里、ひむかと言われるのも納得。本当に天孫降臨しそうな雰囲気。







国道265号線、西米良側は別名・フィッシング街道というそうだ。



ここで釣りしたら楽しそうだな。
これだけ水がきれいだと川魚もたくさんいそうだし。

このあたりは杉の木が多い。



スギ花粉アレルギーの人は絶対に住めないだろうな。

豪快すぎる土砂崩れ。



やばいな、これ。こんなのに巻き込まれたひとたまりもないだろうな。
どうか自分が通る時には起きないで下さい(-∧-;) ナムー

寒さに震えながらようやく西米良村中心街に到着。

途中寒すぎて、ビートたけしのものまねで "ダンカン、このヤロー!" を何故か(声に出して)連呼。
1km走る間に3回 "ダンカン" って言ったからあと15回 "ダンカン" って言ったらゴールだなとか意味不明なことを考えてた。
本当に意味不明。寒さで頭がおかしくなったということで ∑(・∀・) コワレタ !!



中心街と言っても何もなかった。



唯一の救いはコインランドリーがあり、その前にカップヌードルの自販機があった。
お湯も10円で絶賛販売中。(金とるのかよっ!!)

というわけで寒さを和らげるために、着ていて物は乾燥機へ。そして、その間にカップヌードル×2を食す。
冷えた体に染みる。カップヌードルがこんなにありがたいとはw

衣類は完全に乾かせたのだが、防水の手袋と靴下は中途半端、生乾き状態。
防水製品って一度浸水してしまうと乾かすのも非常に難儀する。

乾燥は諦めて熊本へ。



今度は紅葉街道か。



これだけの山、紅葉の季節に来たらさぞキレイだろうに。

一房山が見えるポイントらしいので、止まって見るも・・・



・・・ あぁ、無残。



昨日の五ヶ瀬村で見つけた道の泉シリーズ。



昨日は真っ暗で寄らなかったけれども、今回は寄ってみる。





飲めないのか・・・。寄り道した意味ねーじゃん orz



県境のトンネルに到着。



真冬のトンネルって外より温かいから何か嬉しい(*´∀`)
雨、風がないから気持~ちだけ温かい。

そして、ようやく熊本に Come Back !!



とここで嬉しい誤算が。

雲海!!

キタ━━━ヽ(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)ノ━━━!!











生まれて初めて生の雲海を見た。何か猛烈に感動した( ;∀;) カンドーシタ

でも雲海なので、当然湯前町の市街地へ出るのには雲の中に突っ込むことに。



ブレーキシューの磨耗具合に冷や汗かきながら何とか湯前町まで。



もうシューが終わった・・・ \(^o^)/オワタ
シューを再調整して何とか持ちこたえさせる・・・。

日本三大急流の一つ球磨川。



県境の山方面。



あそこから下って来たのか・・・。そりゃシューも激減するよね。

奥球磨ロードレース?



自転車のロードレースかと思いきや普通のマラソン大会だった。

そして、ここでずっと旅を共にしてきたデジカメ "LUMIX FX60" が逝く。
電源は入るもののレンズが出てこない・・・。雨のせいか?
とりあえず雨の中、道端ではどうしようもないのでここからはスマホのカメラで。
雨の中、スマホのカメラなので写真は激減。毎回手袋はずしたり面倒くさいし、寒いし。(ノД`)シクシク

人吉駅。





SLが停車していることを期待して行ったが、残念ながらなかった。
しかしなかなか情緒溢れる駅舎だった。

とここで日没。ここから再度宮崎県入り(えびの市)を目指す。

人吉ループ橋という全国にちらほらあるループ橋を越えて、堀切峠(加久藤峠)も超えて無事えびの入り。



も、ここでブレーキが終わったので最後押して下る。
まさか自転車を押して坂を下るなんてw

何とか市街地まで降りてブレーキシューを再調整して何とか走れるようにした。
やっぱりいつ何時も予備シューは持っておかないとダメだ。

コンビニで晩飯中におじさんが話しかけてきた。
このあたりのことを色々教えてもらった。小林より旧隼人町道へいったん出たほうが良いとか。
でも俺の旅は市町村をまわること、そっちには行けないんだ orz
30分ほど、隼人までとそこから志布志までの道を詳細に解説して頂くも、濡れ鼠で震え止まらず。

親切なおじさんの助言も何のその。逆方向へ向かい、小林着 ( ゜д゜)ノ ハイ!シツモーン!
駅前のコインランドリーで衣類を乾かしマクドナルドへ待避。



結局、LUMIX は動かなかった・・・



久々に丸一日近く雨の中走ったから、なんか疲れたぁ~。
雨の中、また外に出てテント張る場所を探す気にもなれずそのまま夜を明かすことに決定。
どうせ明日半日、志布志まで走れればいいだけだから、寝不足でも無問題。(`・ω・´)シャキーン

【本日の走行】
走行距離:168.3km
累積標高:2126m
走行時間:13時間
本日のルート(ルートラボ)

ツールド九州 別府~椎葉

2013年01月26日 21時00分00秒 | ツール・ド・日本
大分県道・熊本県道11号 別府一の宮線、別名 "やまなみハイウェイ"。





チャリダーならば一度は走ってみたい道に必ずといっていいほど、名前があがるその道。
名道に恥じないその絶景、実際に行って、見て、体感すると確かに人にも勧めたい気持ちがわかる。


時間のある方は、是非どうぞ。


今回は自宅へいったん帰宅せずに、そのままフェリー乗り場へ向かうことにした。
前回出航時間ぎりぎりだったため、余裕を持って行こうというのが狙い。



定時後、さっさと着替えを済ませてフェリー乗り場のある南港へ向かおうかと考えるも、
予備チューブが3本、予備タイヤなしでは少々不安。今回は今までよりも危険な九州のド真ん中・山岳コース。
タイヤバーストで一発アウトだけで済めばよいが、鉄道まで出るのもかなり困難な地域も多い。
"備えあれば憂いなし" というわけで梅田のウエムラサイクルパーツへ。

タイヤ、チューブ×2、雨天用のチェーンオイルを購入。
雨用のチェーンオイルは前回、セラミックのウェットタイプだと気温が低いと固まって使い物にならなかったため。
今回もちょい氷点下くらいまでは下がりそうな気配なので、ウェットでも固まりづらいタイプを選択。



その後、梅田からフェリー乗り場を目指す。
本当は本町からそのまま輪行するのが楽なんだろうけれども、時間的に余裕もありそうだったから
とりあえず大阪港方面へ漕ぎ出す。

が、やっぱり道がよくわからない。
中央大通り沿いをそのまま行けば大阪港までは行けるはずなんだけど・・・何か不安になってきた。
せっかく時間的に余裕があっても道に迷っていてはいかんし、どのみち北港までで自転車は打ち止め、
咲洲トンネルは通行不可だしと思い、次の九条駅から電車に乗ることにした。



中央線も阿波座まではそこそこ人がいるんだろうけれど、九条まで来ると帰宅ラッシュ時といえどほとんど人がいない。
閑散としている。

ニュートラム狭いな~とかTwitterで余裕かましてフェリーターミナル駅下車。
窓口に行くも、別府行きがない・・・。何故???

思い出した!!夏に家族旅行に行った時、ATCから乗ったんだ orz



現在地:赤、正しいフェリー乗り場:青

時計を見ると、19:30。フェリーの出航は19:55。(滝汗)
自転車だとなんてことない距離、でも輪行袋から取り出して組み立ててまた閉まってなんてやってたら間に合わない。
とりあえずまたニュートラムに乗るべく駅まで輪行袋を担いでダッシュ。めっちゃしんどいわ。
ニュートラムは完全自動運転のため、ホームに入る時は超のろのろ運転。
1分1秒が惜しいこんな状況ではとてつもないストレスだ。
トレードセンター前で降りてからもダッシュ。受付に滑り込んで、さらにフェリーまでダッシュ。

桟橋が上がっていたが、もう一度下ろしてもらい何とか乗船成功。
時刻は19:54。これがセーフなのかアウトなのかはわからないが、とりあえず別府まで行けることは確定。
(判断は各人にお任せします)

※ちなみに乗り遅れた場合は、翌朝から静岡へ移動し、富士山一周という別プランを脳内で組み立ててました。



とりあえず、冷や汗だらだらなので風呂る。



そして、晩飯。



ATCのコンビニにも寄れなかったので、かなりわびしい晩飯。
フェリーに間に合っただけありがたいと思わねばならんな。

今回は初心にかえり、原始的にルートを印刷した紙を主体に旅をしてみる。
(いつも通り基本道なりにまっすぐ。ほとんど曲がりませんw)



まぁ、分岐や宿泊ポイントはグーグル先生頼みで。

あぁ、やっぱりフェリーの一人旅は暇だ。
疲れてないから眠気もやって来ない。帰路は爆睡だろうに zzz

夜風にあたりつつ、温かいコーヒー片手に夜景を見て暇つぶし。





結局、横になっても明け方まで眠れず船内を徘徊。



同じように眠れない人が、机と椅子のあるスペースで携帯をいじったり、
仲間内で酒盛りしていたりと、思い思いの時間を過ごす。

結局、寝付いたのは3時半過ぎ。明日からが不安な就寝時間・・・ zzz



朝は6時の船内アナウンス&まわりが行動開始するので強制起床。
外を見るとすでに大分が見える。

こちら国東半島。



こちら大分市内方面。



ようこそ・・・って窓ガラスが汚ね~ 。上陸一発目がこれかよ( ;´Д`)
先が思いやられるぜ。



今度こそ本当に九州上陸。





自転車では実に1年半振りの九州。
まさかまた九州にカムバックするとは思ってなかったぜ ε=\_○ノ イヤッホーゥ!


別府のフェリー乗り場を降りてすぐにやまなみハイウェイは始まる。
もう本当に降りてすぐ。フェリーターミナルの出口の交差点が起点となる。







変に遠回りせずに済むからありがたい。しかも、この交差点にちょうどローソンがある。
同じコンビニ、しかも九州の大分にあるローソンに人生で3度も訪れるとは誰が想像しただろうか( ´∀`)ゞ イラッシャーイ
(1度目は九州3/4周の時、2度目は去年の夏の家族旅行で。)

とりあえずここでしこたまメシを買い込む。
ちなみにやまなみハイウェイ上は阿蘇までコンビニが存在しないことは前回の旅行で確認済み。
(道中、食堂は数軒あります。が、車じゃないのでその数軒もタイミング良く出てこないと確実につらい道のり)

いざ、やまなみハイウェイ!!





別府からは基本的には阿蘇の少し手前の牧ノ戸峠まではひたすら登って、登って、そして登りまくる。(時折、下ることもある)
フェリー乗り場から出たらいきなり登りが始まる。

正面の山は鶴見岳。



別府市外を抜けると次の湯布院までは山の中。







鶴見岳の中腹からはロープウェーが出ている。時間があれば登って行きたい所だが今回はパス。
しかし、何故運営会社が近鉄なんだ? 誰か Tell me.



鶴見岳でも木陰は残雪が・・・。この先不安だな・・・。



鶴見岳の横っ腹を抜けて城島高原へ。ここからいったん斜度が緩やかに。
正面は由布岳。といっても雲が・・・。





しょうがないよなと思いながら温かいコーヒーを飲んでいると雲が晴れてきた Σ(´Д` )ウオッ
いや~、たまいにはいいことあるもんだ。





さぁ、次は由布岳を越えて湯布院。



由布市イン。



ここら辺まで来たら由布岳の全容がはっきり拝める。





圧巻。ただただキレイとしか表現出来ない。

夏の旅行は大雨で悲惨だったもんな。冬場に頑張って来たご褒美か。( ;∀;) カンドーシタ

ここから湯布院温泉街まで一気に下る。
この下りが九重連山へ向かう道と並んで有名なんですよね♪

絶景と言うに相応しい。心から来て良かったと思える景色。











本当のやまなみハイウェイは湯布院温泉街へはいかず、ずっと山沿いを走る。
それはちょっともったいない気がした( Mottainai by Wangari Muta Maathai )ので県道216号で湯布院温泉街へ。
誰か俺にもノーベル章を。



振り返って、由布岳。



道を間違えて駅まで出てしまう。



何年か前に立て直したそうで、古い趣を想像してましたが、全くそういうのはなし。
別に今のがダメってことじゃないですよ。十分キレイでした。ただ自分の想像とはちょっと違ったなと。

ギャルが駅までキャッキャ、キャッキャ楽しそうにしていた。大学生くらいだろうか。
友達と一緒に旅行かな。若いっていいなっていう視線だけ送るよわい33・自称チャリダー。

駅はどんづまりにあるので、ちょっと戻ってやまなみハイウェイとの合流を目指す。

途中、道の駅で休憩。



夏の旅行ではこのあたりから雨が土砂降りになって、どうしようかとかみさんと相談したっけ。
実家からも電話があって、阿蘇がひどいことになっているらしいから戻ってきなさいって言われたっけ。





休憩してたら、登山者らしきおばちゃん×2が自転車見て結構驚いてた。
いや、けっこう走りに来る人がいるはずなんだが・・・。

道の駅からもうひとふんばりしたら、九重町との境・水分峠。



ここでやまなみハイウェイと再合流。

標高708m ってまだ半分だね。まだまだ登れってことね(´∀`∩)↑age

玖珠町、日田市方面(別府と反対側)。



こから丸2日間こんな感じの道をひたすらいくんだなと感慨にふける。



まぁ天気は晴れだし良しとしよう(明日は雨だけどw)。



途中にあった展望台。湯布院の町がきれいに見えた。ついにで由布岳も♪







再度、九重町イン。



ここらあたりで路肩の残雪が目立ち始める。



日のあたらない木陰も多くなってきたので仕方ないか。

怪しげな野菜直売所はスルー。





朝日台、到着。そして見えた、九重連山(´∀`*)ウフフ



左が三俣山、右が星生山。



雪だ~ ・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・

標高1000m かぁ~。海抜 0m スタートだから登って来た感があるな~。



って、まだ 920m だったのか (;´∀`)…うわぁ…



天皇陛下もこの景色をご覧になったそうですよ。





となりのレストランには動物がわんさかいました。

・馬×2




・ジャックラッセルテリア×3






・羊


・やぎ×2




・ロバ


動物で癒されたら目指すは、やまなみハイウェイで一番のビューポイント・長者原。
でもその前に、飯田高原。



ちなみにこんな道もあるそうです。これはこれでおもしろそう。



玖珠富士の別名を持つ涌蓋山。



そしてカウボーイ×2。



(心の声)なんかもう書くのがめんどくさくなってきたぞ(`皿´)

でも、そんな気持ちも吹き飛ばす、絶景。
心底、自転車漕いで来て良かったと思えた一瞬。

これだよ、これ!これを見に来たんだよ。



もう言葉は要らない。感じろ!(ニュータイプかよっ)

さぁ、今度こそ長者原。(これより絶景ってどんなだ?)




これだよ。

キタ━ ヽ( ゜∀゜)ノ┌┛)`Д゜)・;'━ ! !





いや~、本当にこの時期に来て良かった~♪

・長者原






時間はちょうど12時。
これからあの山(牧ノ戸峠)を越えなきゃいけないのもありここでお昼ご飯。(といってもコンビニ飯w)



いや~、こんな絶景を見ながらご飯を食べれるなんて俺、しあわせ (´∀`*)ウフフ
生きてるってすばらしい。









エネルギー充填完了。
次は本日のメインディッシュ、牧ノ戸峠(標高1333m)。

九重連山への登山はこちらからどうぞ。



この辺が雪のピークだった。



路肩の雪はかなりのものだったけど、思ったほどの積雪ではなかった。





しかし、暑い。



寒いんだけど、暑い。のらりくらりと登っているんだけれども暑い。
あまりの暑さにグローブを外す。これでちょうど良いくらい。(´∀`~)スズスィー



グローブ同士を結ぶものがあるからステムに引っ掛けておける。
意外な使い方発見 ( ゜Д゜)グラッチェ

長者原を見下ろしながら進む。



いや~、やっぱり九重連山には雪が似合いますな♪



峠の手前でも意外と雪は少ない。



あっという間に 牧ノ戸峠 到着。 ( ゜∀゜)o彡°





牧ノ戸峠にも九重連山への登山口があり、こちらも登山者で賑わっていた。
みなさん、ゲイターやアイゼンなでを装着したりしていた。この季節でもみなさん、元気だ。
自分も近いうちに軽アイゼン購入を強く決意。



ここでアイス食えるくらいの猛者になりたい。((;゜Д゜)
あっ!アイゼン売ってる。

牧ノ戸峠を超えたら、阿蘇までもうちょい。



遠くに阿蘇山が見える。



左が根子岳、右が主峰・高岳とその周辺の山塊。

振り返ると九重連山。



なんか、いいね (・∀・)スンスンス-ン♪

って、これ下るんですか・・・。下りで良かった (ノ∀`)タハー



久住町イン。



このあたりは『久住』と書いて、 "くずみ" だったり "くじゅう" だったり、
『九重』と書いて "くじゅう" だったり、"ここのえ" だったり、しまいには『玖珠』と書いて "くす" だったりややこしい。
※解説がこちらにありました。気になるのは自分だけではないようだ。

この辺りの川は鉄分を多く含むのか赤茶けていた。



久住高原ロードパーク。



全国的に自動車専用道路が自転車にも無料開放される流れで来ているが、ここは今も自動車専用。
近いうちに開放される日がくるのだろうか。

そして、熊本県・小国町イン。



そして瀬の本高原。



夏の旅行ではここを右折して黒川温泉に行ったな。
露天風呂が貸切状態で最高だった。(雨)



高原と言うだけあって、スカッと抜けるような直線道路。すばらしい (b´∀`)グッ!

しばらくは文章なしで。決して手抜きではありません( ー`дー´)キリッ



















夏はここから先が豪雨による土砂崩れで通行止めだった。で、いやおうなく大観峰へ迂回。



もちろん大観峰も絶景ですが、今回は直進!!









そして城山展望台に到着。



もう、ここまで来ればはっきりと阿蘇の姿を見ることが出来る。



ここからさくっと田んぼのとこまで下って阿蘇市内へ。
牧ノ戸峠が雪で悲惨だったら黒川温泉かここにある一宮温泉にでも浸かって行こうと画策していたんだけれども、
楽勝(?)だったのでそのまま阿蘇神社へ。

阿蘇神社なう。



中国(もしかしたら台湾?)人に人気なのか、境内中に外人が溢れかえっていた。
ちょっと異国にきた空気が・・・。

阿蘇神社は水がきれいなことで有名。













とりあえずさくっと旅の無事を願い、参道へ。





















何かあればと思ったが、特に心惹かれるものがなかった。

というわけでぶらりと参道を一往復しただけで終了 orz

阿蘇神社を後にし、宮地駅前に。ここがやまなみハイウェイの終点。( ´Д`)ノ~バイバイ



ここからは阿蘇をぐるっと左まわりに。



途中、道が崩れている箇所が多々あった。
昨夏の豪雨被害のあとのようだ。痛々しい。









しかし、えぐい道だ。





阿蘇の真ん中を突き抜ける県道111号線じゃなきゃ大丈夫だろうと思っていたが、予想外に手強い道だった。
後で知ったが箱石峠という峠越えルートをチョイスしてしまっていた。





高森町イン。



こっち側もひどい被害だったようだ。





何とか反対側へ出たら、阿蘇が超キレイに見えた。(´∀`*)ウフフ







今日は、山づくしの一日だな~(σ・∀・)σゲッツ!!
やまないハイウェイ恐るべしだよ、まったく♪

高森町で別府以来ののコンビニピットイン。

ここから宮崎県をまたいで熊本の湯前町というところまで100km位はコンビニはなし by グーグル先生
ということで、またまたしこたま食料を購入し、リュックとリアバッグがパンパンにw

本日最後の中ボスクラスの高森峠を超えれば、後は丘越え程度。
腹が重いのをこらえてファイト一発、気合で峠を超える。
距離120km程度なのに累積標高が3000mって結構つらいな<丶´Д`>ゲッソリ





高千穂方面との分岐。



高千穂峡にも行っておきたい所だが、今回は九州の真ん中を縦貫するという目的のため、直進 (´Д⊂グスン



このあたりは上益城(かみましき)郡という地域だそうだ。
いろいろ見所があるんすね。国見岳に行く時にでも寄らせてもらいます。

と思ったら国見岳見えたw





あれが熊本県の最高峰か。
そういえば阿蘇の手前でも宮崎県の最高峰・祖母山が見えた。
でもまた見えるだろうと思って写真撮らずにいたらそれ依頼見えなかった。(無念)

そしてここで日没を迎える。



今日は朝から晩まで本当に天気に恵まれた一日だった。
毎回こうあって欲しいものだ。

日没後は急激に温度が下がってあっという間に0度付近へ。

九州のへそと言われる"馬見原"という集落を通り過ぎる。
とここでデイリーヤマザキ発見。



今回からモンベルのU.L.スーパー スパイラルダウンハガー #3 を投入しているとはいえ、
氷点下での野宿の安全が保障されたわけではないので、念のためカイロを購入しておく。



宮崎県イン。





熊本県とは明日までしばしのお別れだ。



椎葉村への道は神話街道という名前らしい。





のんびりはしていられない。路面の凍結が始まると危険なので一路、椎葉村を目指す。



途中、国見峠というファンキーな峠があったが、夜に越えるにはファンキーすぎるのでしれっとトンネル通過w
※どれくらいファンキーかはこちらこちらが参考になるかと。





トンネルを越えたらぐねぐねと渓谷沿いを進む。
暗い中、ぐねぐねし過ぎてかなり気持ち悪かった <丶´Д`>ゲッソリ







そして、8時頃に椎葉村中心街へ到着。

まだ8時だと言うのに人のいる気配がない(家はある)。逆に恐いな。
ここまで来たのは良いが、人口の少ない秘境の村。公園も見当たらない・・・

しばらくさまよって、公共系の施設を発見。そこの駐車場にお世話になることに。
テント張って、寝袋にくるまる。#3 めちゃくちゃ温かい。今までの #7 なんて比にならない。
これは氷点下でもいけそうだ。

というわけで、寝袋に期待しつつ就寝 zzz

九州の真ん中は山深い~!!


【本日の走行】
走行距離:171.7km
累積標高:3464m
走行時間:12時間
本日のルート(ルートラボ)