引用記事
SEOブログでヤフーを視る! グーグルを識る! 検索エンジンを斬る!!
■ ■ Yahoo!の選択 - 日本のサイトオーナーの危機管理■
Yahoo! Inc.の幹部は、企業の存続を目的として、Microsoftの買収提案を拒否し、Googleと提携して検索と広告をOEMする方向に舵を切ったようだ。
■ ■ Yahoo! Inc.の選択
まず、現状認識しておく必要がある。
Yahoo! Inc.は、構造的な減益傾向にあり、株価も長期低迷を続けている。
収益はオンライン広告である。しかし、OvertureあらためYahoo! Search Marketingによる新世代広告Panamaも、収益力が低い。
後発のGoogleに話題性から、収益力までさらわれており、いつも市場や株主のプレッシャーに脅かされている。
Microsoftは、パソコンやサーバのOS(Windows)とオフィススイート(MS-Office)のシェアが驚異的で、しかも特にエンタープライズ向けで世界を牛耳っている。
自社の独占を志向し他社の独占を阻止する企業体質で、この覇権至上主義によってゲーム機やポータブルプレイヤーの市場にも資本力に訴え採算を度外視しているように、異業種の独占企業に開戦し続けている。
新しい世界、インターネットの覇者Googleへの敵対心は最高レベルとなっており、自社に先見の明がなかったことや、Google独走を阻止する能力不足も自覚しており、創業以来の焦燥感に見舞われている。
経済産業省事務次官の北畑隆生氏のような思考なら、Yahoo! Inc.は無問題である。
減益であっても赤字ではなく、オンライン広告2位のポジションを守っている。
悪いのは、やかましいYahoo! Inc.の株主であり、ちょっかいを出して買収しようとしているMicrosoftだからである。
参照:バカで無責任な北畑隆生次官、買収防衛策は有害無益だ
それでもマイクソフトの買収確率は70%
現在のところ、Yahoo! Inc.経営陣は、検索と広告のGoogle OEMに向かっている。
ここから予想される決着をリストアップしてみよう。
そのまま、Yahoo!の検索と広告がGoogle製になる。
この場合、Yahoo!はインターネットビジネスで最も重要なオンライン広告の生命線をGoogleに握られることとなり、地球滅亡まで永遠のナンバー2であり続けることとなる。
そして、Microsoftの起死回生の命脈が絶たれ、Googleの覇権は決定的となるだろう。
Google OEMが独禁法に抵触して規制される可能性も少しある。
あるいは、Microsoftが買収額を上乗せし、市場やYahoo!株主の圧倒的支持を取り付けることも。
そして、Yahoo!とGoogleの提携はインターネットにおけるMicrosoftの死を意味するので、遮二無二、敵対的買収でも政界工作でも何でも手段を選ばないはずだ。
アメリカには島国の経済的変態はいないから、市場と株主の動向から、MicrosoftによるYahoo! Inc.買収の成功確率は70%ほどだろう。
そして残る30%が検索と広告のGoogle OEMである。
Yahoo! JAPANのウェブ検索とサイトオーナーの運命
MicrosoftがYahoo! Inc.を買収しても、日本のYahoo!は独立したままだろう。
筆頭株主ソフトバンクの孫正義氏も売らないと明言している。
また、米Yahoo!と違って財務的にも心配するものがほとんどない。
しかし、米Yahoo!で検索と広告がMicrosoft製に変更されるだろう。
この時、日Yahoo!のウェブ検索も、YSTではなくなってしまう。
つまり、検索はLive Search(MSN)、広告はadCenterとなるのだ。
Microsoftも、Yahoo! Inc.経営陣のGoogle OEM志向を受けて、矢継ぎ早に手を打つかもしれない。2009年の半ばには、YSTが消滅するだろう。
■ ■ SEOは???
サイトオーナーは、恐らく今は見向きもしていないLive Search(MSN)での順位を見て、それなりの準備をはじめた方がいいだろう。
YSTで上位表示されていて、Live Searchで順位が良くないサイトには、ビジネス的に大きなダメージが待ち構えているわけである。
Googleで上位表示されている者たちは、Google OEM待ってましたというところか。
これまた、YSTで上位表示されていて、Googleではまったくダメというオーナーは涙目…
SEOブログでヤフーを視る! グーグルを識る! 検索エンジンを斬る!!
■ ■ Yahoo!の選択 - 日本のサイトオーナーの危機管理■
Yahoo! Inc.の幹部は、企業の存続を目的として、Microsoftの買収提案を拒否し、Googleと提携して検索と広告をOEMする方向に舵を切ったようだ。
■ ■ Yahoo! Inc.の選択
まず、現状認識しておく必要がある。
Yahoo! Inc.は、構造的な減益傾向にあり、株価も長期低迷を続けている。
収益はオンライン広告である。しかし、OvertureあらためYahoo! Search Marketingによる新世代広告Panamaも、収益力が低い。
後発のGoogleに話題性から、収益力までさらわれており、いつも市場や株主のプレッシャーに脅かされている。
Microsoftは、パソコンやサーバのOS(Windows)とオフィススイート(MS-Office)のシェアが驚異的で、しかも特にエンタープライズ向けで世界を牛耳っている。
自社の独占を志向し他社の独占を阻止する企業体質で、この覇権至上主義によってゲーム機やポータブルプレイヤーの市場にも資本力に訴え採算を度外視しているように、異業種の独占企業に開戦し続けている。
新しい世界、インターネットの覇者Googleへの敵対心は最高レベルとなっており、自社に先見の明がなかったことや、Google独走を阻止する能力不足も自覚しており、創業以来の焦燥感に見舞われている。
経済産業省事務次官の北畑隆生氏のような思考なら、Yahoo! Inc.は無問題である。
減益であっても赤字ではなく、オンライン広告2位のポジションを守っている。
悪いのは、やかましいYahoo! Inc.の株主であり、ちょっかいを出して買収しようとしているMicrosoftだからである。
参照:バカで無責任な北畑隆生次官、買収防衛策は有害無益だ
それでもマイクソフトの買収確率は70%
現在のところ、Yahoo! Inc.経営陣は、検索と広告のGoogle OEMに向かっている。
ここから予想される決着をリストアップしてみよう。
そのまま、Yahoo!の検索と広告がGoogle製になる。
この場合、Yahoo!はインターネットビジネスで最も重要なオンライン広告の生命線をGoogleに握られることとなり、地球滅亡まで永遠のナンバー2であり続けることとなる。
そして、Microsoftの起死回生の命脈が絶たれ、Googleの覇権は決定的となるだろう。
Google OEMが独禁法に抵触して規制される可能性も少しある。
あるいは、Microsoftが買収額を上乗せし、市場やYahoo!株主の圧倒的支持を取り付けることも。
そして、Yahoo!とGoogleの提携はインターネットにおけるMicrosoftの死を意味するので、遮二無二、敵対的買収でも政界工作でも何でも手段を選ばないはずだ。
アメリカには島国の経済的変態はいないから、市場と株主の動向から、MicrosoftによるYahoo! Inc.買収の成功確率は70%ほどだろう。
そして残る30%が検索と広告のGoogle OEMである。
Yahoo! JAPANのウェブ検索とサイトオーナーの運命
MicrosoftがYahoo! Inc.を買収しても、日本のYahoo!は独立したままだろう。
筆頭株主ソフトバンクの孫正義氏も売らないと明言している。
また、米Yahoo!と違って財務的にも心配するものがほとんどない。
しかし、米Yahoo!で検索と広告がMicrosoft製に変更されるだろう。
この時、日Yahoo!のウェブ検索も、YSTではなくなってしまう。
つまり、検索はLive Search(MSN)、広告はadCenterとなるのだ。
Microsoftも、Yahoo! Inc.経営陣のGoogle OEM志向を受けて、矢継ぎ早に手を打つかもしれない。2009年の半ばには、YSTが消滅するだろう。
■ ■ SEOは???
サイトオーナーは、恐らく今は見向きもしていないLive Search(MSN)での順位を見て、それなりの準備をはじめた方がいいだろう。
YSTで上位表示されていて、Live Searchで順位が良くないサイトには、ビジネス的に大きなダメージが待ち構えているわけである。
Googleで上位表示されている者たちは、Google OEM待ってましたというところか。
これまた、YSTで上位表示されていて、Googleではまったくダメというオーナーは涙目…