言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

【山本太郎VSお話しにならない石原伸晃TPP特別委】by山本太郎議員

2016-11-24 09:10:30 | 言いたいことは何だ
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山本太郎議員「予防原則とは、科学的に十分に分かっていなかったとしても、予防対策としてそれを実施する。原因物質を排除するという考え方。危険か安全かはっきり分からないものに関しては、危険という認識を持って措置をする。これ真っ当な考え方ですよね。この考え方が如何に重要か、私達は水俣病、イタいイタい病等々身を持って経験している。水俣病の原因物質の規制に20年掛かってるんですよ。その為に被害が拡大した!だからこそ予防原則が重要なんだという事なんですよね」

「遺伝子組み換え作物・アルミニウム添加物による健康被害はありますか?という質問に対して答えは『無い』なんですよ。どうしてか?人体に影響あると科学的根拠に立脚したものでなければ、人体に影響あるとは言い切れないので『無い』という答えになる。日本で承認されたアルミニウム添加物の一つはEUでは禁止されています。予防原則に立ち、もっと慎重になるべきなのに違う方向行ってません?国民の健康と生命を守る事につながる事、予防原則に立つ以外ないんだって話なんですよ」

「TPPで予防原則に基づいた措置も取れるんですか?」との鋭い山本氏の質問に石原大臣は、霞ヶ関文学で煙に巻き逃げを打ちますが山本氏追求を緩めず、「石原大臣は噓言ってないんですよ。遠回しに予防原則に立てないという事を誤摩化す為の答弁をずっとなさってるんですよ。WTOでは予防原則が否定されてるんですよ。リスク分析、科学的根拠に立脚したデータなどを示す事が出来なければ、規制する事が出来ないという事ですよ。これは予防原則とは全く違う考え方ですよね。政府は如何にも予防原則に立つ事が排除されていない様な雰囲気を作ってるけれどもデタラメじゃないですか!余りにも有名な、アメリカがEUを訴えたホルモン牛の輸入制限事件に於いて、WTOで明確に予防原則否定されてるじゃないですか!?ざっくり説明すると、EUは成長ホルモンを投与した牛の肉を、予防原則に基づき発ガンリスクで輸入制限、それがWTOのSPS協定に違反するとしてアメリカとカナダがEUを訴えた。結果どうなりました?EUの完全な敗北じゃないですか!」

「TPP加盟国同士で、ISDSをお互いに使わないでおこうと約束した国って存在しないんですか?大臣ご存知ですよね。教えて下さい」との山本氏の質問に答えられず、条文を棒読みし茶を濁す石原大臣に、「ISDSに対して、TPP合意後ISDSを使わないでおこうと二国間の合意をした国が、オーストラリアとニュージーランドですよ!それも答えられないんですか!!委員長すいません。理事会にお諮り下さって、もっと詳しい甘利さんを呼んで下さい」

山本太郎vs石原伸晃11/22参院TPP特別委員会
https://youtu.be/PHA-Ac0L_JA

安倍首相は「戦死者」を待っています・・

2016-11-24 08:54:19 | 言いたいことは何だ
いまこの日本で起きていることの“本当の意味”を知ることは難しい・・。
安保法制に基づいて南スーダンへ派遣されてしまった自衛隊員には
駆け付け警護の新任務が与えられました。日本の若者たちが、現地で
殺し合いに参加することが可能となったのです。
もし「戦死者(法律上は、災害死者)」が出た場合、日本人はどういう心情に
向かっていくのでしょう。1941年太平洋戦争突入前に、東条英機のもとには、
国民から「早く戦争をやれ!」「なぜ、やらない。臆病者め!」「売国奴め!」
という手紙がたくさん来ていたそうです。
安倍首相は心の底から「戦死者」を待っていますね。

   ・・・どうも昭和の日本人は、とくに、(昭和)十年代の日本人は、
  世界そして日本の動きがシカと見えていなかったのじゃないか。
  そう思わざるをえない。つまり時代の渦中にいる人間というものは、
  まったく時代の実像を理解できないのではないか、という嘆きでもある。
  とくに一市民としては、疾風怒濤の時代にあっては、現実に適応して
  一所懸命に生きていくだけで、国家が戦争へ戦争へと坂道を転げ落ちて
  いるなんて、ほとんどの人は思ってもいなかった。
  今だってそうなんじゃないか。
  新聞やテレビや雑誌など、豊富すぎる情報で、われわれ日本の現在を
  きちんと把握している、国家が今や猛烈な力とスピードによって変わろう
  としていることをリアルタイムで実感している、とそう思っている。
  でも、それはそうと思い込んでいるだけで、実は何もわかっていない、
  何も見えていないのではないですか。時代の裏側には、何かもっと恐
  ろしげな大きなものが動いている、が、今は『見れども見えず』で、
  あと数十年もしたら、それがはっきりする。歴史とはそういう不気味さ
  を秘めている・・・。
             (半藤一利 「昭和史1926-1945」より抜粋)


辺見庸が「1937」のなかで、次のような4つの問いかけをしています。
1.1937年の廬溝橋事件を発端とする日中戦争が、中国への紛れもなく不当な
  侵略戦争であると実時間に認識し、自分一個の頭で実感できたか。
2.この戦争が、植民地支配と被支配国人民の搾取をすすめる帝国主義列強間
  の利害を巡る争いとして、このさき世界規模で拡大するであろうと、
  実時間に予感できたか。帝国主義戦争の世界性をどれほどイメージしえたか。
  また、なにをよすがに戦争の世界性を直観しえたか。 
3.世界規模の戦争拡大の結果、日本は破滅の淵に沈むと、実時間に予覚する
  ことはできたか。
4.仮にそのように早くから認識し、実感し、予感し、分析することができた
  としても、いったいどのように我が身をふるまうことができたか。     


以下は、オランダの高校生に出されている課題の一例だそうです。
① あなたが1937年にドイツにいた労働者だったと仮定して、あなたが
  なぜその当時ヒトラー政権を支持したのかについて、戦後これを回顧する
  形で理由を書きなさい。
② ヒトラーが権力の座にあったドイツに生きていたドイツ人になったつもりで、
  ヒトラー政権のプロパガンダを書いてみなさい。