愛は岡倉から病院へ通って、城代の世話を続けていた。
城代の父親が幸楽を訪れて、勇と話をしたいという。
例のごとく、勇は城代と愛が付き合うことを認めてないから、
会うつもりはないと突っぱねる。
城代父は、実はラーメン屋の息子で、幸楽の調理場をみて、
懐かしいなといいながら、自分の過去を語りだす。結構、
辛い過去もあったようだ。城代父は、父も息子も愛を
いずれ城代家の嫁として頂戴するつもりと宣言する。
面白くない勇。城代父がラーメン屋の息子だからといっても、
それがどうしたといった態度だ。
城代を見舞う五月。城代はノートパソコンで仕事をしていた。
退院しても城代の面倒を見るという愛をたしなめる城代。
城代は自分のせいで愛が家を出されていることに心を痛め、
自分たちの将来のためにも家に帰れという。愛は家に帰れば
もう二度と城代に会えなくなると覚悟していて、だから少しでも
長く一緒にいたいという。
やだやだこんな空気(個人的に)(笑)。
五月が愛を連れて帰れなかったことで、キミは怒り、勇は
納得できない。
幸楽へ良がごはんやの配達へやってきた。あかりのことを
話し、ルンルンだという良。それをみて五月、「娘が離婚
するっていうのに、うれしそうに。どうかしたんじゃないの? 」
と勇に話しかける。勇は「あれが本当の父親の気持ちだ」と言う。
野田家では、あかりのことで少々もめていた。秋葉とちゃんと
話し合うべきだという弥生と、あかりを歓迎する良。もう決着は
ついてと秋葉へ帰るつもりのないあかり。
そんな中、和夫が野田家を訪れた。野田家の面々は和夫があかりを
迎えに来た、あかりも和夫がハウス栽培を続ける気になったと思い
込んでいたが、、、和夫は母親に言われたからハウス栽培を止める
のではなく、自分で考えた末にやめるんだと語りだす。
秋葉では母親が「あかりを許さない」という話になっているらしい。
和夫は母親を捨てることが出来ない、あかりを愛してるからこそ
あかりに帰ってきて欲しいとは言えないと言う。別れるつもりで来たのだ。
あかりも自分が農家の嫁になりたいと言ったばっかりに和夫に辛い思いを
させたと謝る。お互いを思い、なんだかきれいな感じでの別れ。
勇気を前に泣くあかりを励ます良と弥生。
和夫との事を報告しにあかりが岡倉を訪れた。
その場面で、少しだけだが、珍しく過去の人が語られる。
長子の死んだ前の夫、遠山だ。そう言えば、遊ちゃんは元気かなぁ、
再登場しないもんだろうか?いい子だったのに、でなくなって残念。
城代の退院前夜、城代父が幸楽を訪れた。冷たい対応のキミ。
店が終わり、城代父が調理場へ入り込み、手製のラーメンスープを
持ち出す。和風仕立てのとんこつと鶏がらの合わせだしの塩味らしい。
中学まで手伝っていた父親の味を懐かしんでたまに作るらしい。
城代父は婿養子らしい。なんだか色々と凝った過去である。
みんなで城代のラーメンを試食。そのラーメンはうまかった。勇は
「これはプロの味だ。しかも年季の入ったプロの味だ」と感激。
ラーメンを食べて勇は180度、態度を変える。城代父を気に入り、
お酒をと誘う。色々と語り合うが、城代父の「正則は女房のような
女とは結婚させたくない」と結婚を後悔しているようだ。
娘とか息子とか関係なく仲良くしようと誓い合う勇と城代父。
五月は、父親同士が仲良くなったことで安心する。
が、いまとは逆に勇が城代親子を気に入り、愛へ早く嫁へ行けとせかす
ことになるし、愛はそれを拒み自分のしたいことを探すようになる。
そして、城代が他の女性と結婚してこの関係は終わることになる。
今日結ばれた男同士の友情も、この先、ほとんど見れないのだった。
先を知ってるだけに、なんだか男同士の友情も白々しく見える。