幸楽弁当では聖子が帰ってこないので、眞や加津が代わりに弁当の包装の
手伝いをしていた。聖子はずっと大阪にいるらしい。誰と何の話をして
いるのか?周ちゃんは聖子を許さないと大怒り。眞や加津は周ちゃんの
なだめ役だ。いつも喧嘩している加津でさえ聖子をかばう。
岡倉では日向子が帰ってくる日になっていた。長子は日向子を医者に
させようとする常子に対抗しようと燃えていた。
幸楽の出前は繁盛していた。キミは浩ちゃんも中華料理の修業をしたい
だろうに悪いねぇといつになくやさしい。
聖子が帰ってきた。大阪に幸楽弁当に投資してくれそうな人がいると
いうことで話をしてきたのだ。聖子は運が向いてきたと大喜び。
幸楽の調理場ではなくもっと大きな工場へ移るようだ。聖子と周ちゃんも
いまの部屋を出て行くような話になる。
日向子が岡倉へ帰ってきた。長子の想像とは違い、日向子は楽しんだようだ。
たくさんの友達も出来たと喜んでいた。海で遊んだばかりでなく、簡単な
算数や英会話やパソコンの使い方など楽しみながら学ぶ合宿だったらしい。
そしてまた、普通の女の子として育てたいという長子と、本間病院の跡取り
にするという常子の対立。常子は長子などあてにせず自分で教育するつもりだ。
日向子もパパみたいなお医者さんになると自ら言う。常子に手なづけられたか?
長子は日向子がすっかり常子に手なづけられたと落ち込む。
幸楽では、幸楽弁当の面々が外に出て行くということで、キミが落ち込んでいた。
勇が愛に日曜日ぐらい休んでもいいぞと言い出す。城代からのデートの誘いが
あれば、、、と配慮している。勇は結婚まで考えているが、逆に愛はそう言われると
結婚なんてまだ早いと慎重だ。ちょっと前までは全く逆だったのに。
聖子と周ちゃんが喧嘩をしながら、小島家になだれ込んで来た。聖子が持ってきた
大きな仕事が出来るという話が周ちゃんは気に入らないのだ。周ちゃんはこれ以上
大きくして目が届かなくなることがイヤだというのだ。どうやら健治は勝負してもいい
と思っているようだが、それならそれで周ちゃんは降りてまた幸楽にお世話になると
いう。あくまで真面目な周ちゃん。それをいつも通り根性なしと罵り、キミに泣きつく聖子。
翌朝、いつもより幸楽弁当の出発が遅れていた。聖子が夕べ出て行って包装が遅れていたのだ。
どうやら周ちゃんが外れて幸楽弁当は解散らしい。周ちゃんと聖子は離婚の話まで持ち上がる。
加津の台詞、「周ちゃんはあんな女と別れてよかったんだよ」、、ひどい台詞だが俺も同意見だ。
岡倉に良がごはんやの配達で訪れた。ごはんやは釜をひとつ増やし、シフトも弥生が
ちょっと休めるようにはなったようだ。
大阪の本間病院では、常子が日向子に付き添うために長期滞在の準備をしていた。
常子の独りでの暴走を心配する由紀だが、逆に由紀に子供だ出来ないからこんな
苦労をしていると責められる。本間病院から締め出した英作や嫁とも思いたくない長子に頭を下げるのも、そのせいだとひどい言い草だ。
常子は神林のところに泊まって岡倉へ通うようだ。
最後に由紀に、英作のところのように長子さんがいやで逃げ出すような、そんな
情けない夫婦にならないようにと注意する。これまたひどい。
望がボランティア活動のツアーから夏休みギリギリに帰ってきた。文子は高校
進学の心配をして説教。ボランティア活動をしてる息子を説教って、それで
いいのか?
説教する割には仕事が忙しい文子は部屋の片付けもろくにしてない。
隆は社長と一緒に岡倉へ食事に来ていた。望の所とは違い、ボランティア活動を
褒めていた。理解ある社長だ。隆の「望のところ、望がママのような所あるから」って、的を得た表現だと思う。
そこへ聖子が岡倉の客として現れた。こんなの所で食事をするのが夢だったと
語る聖子。この聖子の持ってきた話で幸楽が変わろうとしていた。