酸いも甘いも・・・


酸いも甘いも、もっと経験してから、鈍行各駅停車の汽車でゆっくり
行きましょうか・・・

昔、昔のお話です。。

2022-08-02 12:02:47 | 日記

唯今、癌と闘っております57歳の息子は、中学2年生になりますと自発的にギターを弾き始めました。

若い頃に夫もギターを弾いておりましたそうなので、家には古いギターがありました。

勉強はしない息子なのに、ギターだけは独学で一生懸命にレッスンしていました。
「ギターをやるのなら先生について、ちゃんと基本から習ったら・・」と提案しましたが「いいよ・・自分でやるんだから・・」と云って、一人レッスンに励んでいました。

コードを覚え楽曲が弾けるようになるのに、そんなに時間は掛かりませんでした。
「好きこそ物の上手なれ」でしょうね・・

その頃から息子には絶対音感と相対音感が備わっていると、やはり音楽好きな私は確信していました。

音感の種類には「絶対音感」「相対音感」があります。
  • 音を聞いただけで音の高さを一瞬に判別できるのが絶対音感で、
  • 2つの音を比較して音程差を判別できる相対音感です。
メキメキと上達していき、一曲を完全にマスターして歌も歌えるようになりました。
幸いのことに歌も母親に似て、とても上手なのです! 😍 😜 

その最初の一曲が息子の大好きな歌手、永井龍雲による作詞・作曲・歌唱する
「つま先坂」でした。

毎日、弾き語りしますので、私も覚えてしまい就寝前のひと時を息子のギター演奏で二人で歌ったものでした。

久しぶりにその歌を聞いていましたら時は40数年を一気に遡り、まだ30代後半であった若い自分と、少年であった息子の姿が瞼の奥に見えました・・・

昨夜は何回も聞いていて、あの頃は仕事に埋没しているような生活だったが
今となれば何と楽しい日々であったのかと・・・
懐古と追憶の時間も楽しみました。


多感な少年は恋に憧れ、恋に恋していたのでしょうか・・・