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みかん栽培と、その周辺の四季

みかんの木を栽培しています。四季折々の周辺作業を紹介したいと思います。これを通じて交流できたらと期待しています。

柿と早生みかん、ついに収穫の時に

2010年11月03日 15時47分47秒 | みかん栽培
ついに収穫です、柿と早生みかん

11月3日、みかんの味見にいってきました。
いよいよ、みかんの収穫がはじまろうとています。

゛はじめチョロチョロ、なかパッパ゛というのが例年の収穫パターンなのですが。
どうも今年は、そうはいかないようです。
柿が顕著に示していますが、木についている実が少ない。
3月30日の遅霜の影響です。

この分だと柿は、はじめチョロチョロ、なかチョロチョロで終わりです。
みかんの方は、それほどのマイナス影響は受けてませんが、
カミキリムシの加害の影響が、木の立ち枯れの形で出ています。
収穫量がかなり落ち込みそうです。

とにかく、いよいよ収穫の秋のはじまりです。
11月3日には、色づきのすすんだみかんと柿を収穫して見ました。
写真が、それです。
みかんについては、色は合格ですが、肝心の味見してみました。
味も合格でした。
しかし、まだ木全体からしたら、2,3個。
先進の数個くらいの範囲のことでしかないのですが、
それに関しては、色味とも『合格』で、これなら人前に出せます。

いよいよ始りだそうとしている早生みかんの収穫です。

カミキリムシと攻防しているみかんの木

2010年10月30日 05時08分46秒 | みかん栽培
カミキリムシとの攻防のみかん木

みかんの木の栽培にとってカミキリムシは大敵です。
木そのものが枯らされ、駄目にされてしまうからです。
うちのみかん園では、例年夏の時期に成虫を20匹くらいは駆除していますが、
今年は、4匹だけでした。
この夏は暑かったんですが、こちらの監視が行き届かなかったのか、
それともカミキリムシが少なかったのか、どちらかはわかりません。

9月以降になると、今度はカミキリムシの幼虫の動きに注意しています。
みかんの木から木くずが出ていたら、大敵が中で加害しているからです。

写真は、二週間くらい前に木くずが出ていた木です。
この根から白い木くずが出ていました。
木くずの出ていた個所のまわりを掘って探したのですが、
カミキリムシは見つかりません。
根の中に坑道をつくっていて、このどこかにいることは間違いないのですが。
発見できていません、引き続き監視するようにしています。

みかんの苗木の手入れ

2010年10月27日 06時54分21秒 | みかん栽培
はるみの苗木の手入れ

はるみの植えたばかりの苗木が一本あります。
去年、過度に実をつけ過ぎたため、
そして、この夏の暑さにやられたため、
せっかく育っていたはるみの小木が枯れてしまいました。

新たな苗木を植えたのでしたが。
その様子を見たベテラン栽培者からアドバイスがありました。
「施肥をした方がいいよ」
「寄せ草をして乾燥しないようにした方がいいよ」
「支柱を立てて、真っ直ぐにさせた方がいいよ」
・・・。一つ一つ貴重なアドバイスでした。

10月23日、さっそくひと働きしておきました。
脇にあるのは枯れてしまった小木です。
今度こそ、そうした事態をくりかえさないように、
すべてが徒労とならないように、育てるつもりです。

秋空の下、早生みかんの色づきがすすむ

2010年10月26日 04時31分09秒 | みかん栽培
早生みかんが色づきはじめました

秋の深まりも感じられる今日この頃です。
朝の冷え込みを感じだすようになると、
昼間と夜の寒暖の差が感じられるようになると、
みかんの色づきが始まりだします。

写真は、10月23日の早生ミカンです。
北限の産地、神奈川県西部でのものです。
最も黄色く色づいた果実を味試ししてみました。
結果は合格です。
ということは、ボチボチと収穫をはじめても良しということです。
ただし、色づきの良いものは、まだまだほんの少しだけ。
「はじめチョロチョロ、なかパッパ」というのは、ミカンにも当てはまります。

みかんの収穫のはじまりはゆっくりと、ほんの少量の収穫です。
富士山に雪を見るようになると、当地でも朝晩の冷え込みがすすみますが、
そうなると、みかんの色づきもさらにすすみだします。
11月も半ばを過ぎる頃になるとみかんの収穫作業は大忙しとなります。
たくさん木を管理していると、ネコの手も借りたくなるはずです。

さいわい、当方は木の数がわずか25本ですから、道楽に毛の生えた程度。
日曜農夫が大汗をかくことで、何とかことなきをえます。
今は嵐の前の静けさで、序の口の段階です。
ほんとうに成熟したみかんというのは、
あじも美味しいし、色もじつに綺麗ですよ。

清見の枝にアブラムシが

2010年10月24日 13時41分49秒 | みかん栽培
清見の枝にアブラムシが

10月23日、清見の枝にアブラムシが発生しているのを見つけました。
羽のついたアブラムシが雌で、それがいると急速に増殖します。
一週間前に、スダチの枝にいたのですが、そこにはいなくなっていました。
しかし、前回は気がつかなかったのですが、
こんどは清見の秋枝の方で異常な繁殖をしていました。

写真にも移っていますが、共生するアリも枝先にやってきていました。
どうも柔らかい秋枝が快適なようで、そこに増殖しやすいようです。
アブラムシが固まって繁殖している枝を、切って地面に捨てるだけですが、
これらのアブラムシを始末しておきました。

今の時期は、早生みかんが収穫の目前に来ていますから、
薬剤を散布するのをひかえています。
そのかわり、枝を切って捨てるようにしました。

みかんの色づきが、小木からはじまっています

2010年10月20日 07時43分02秒 | みかん栽培
興津早生の小木の色づき

みかんの木は小木から色づきだしています。
写真は、10月17日の興津早生です。
神奈川県西部・真鶴でのことです。

この小木は、樹勢を保持するために上部は摘果してあります。
2005年2月に苗木を植えたものです。
カミキリムシの加害で枯らしてしまった木の後に植えました。

5年がたつと、個人で楽しむ分くらいには実をつけてくれるようです。
全体からみて、最も色づきがすすんでいる部類に入ります。
さて、みかんの収穫まで、もうあと少しです

いよいよ北限の産地でも、早生みかんが色づきだしています

2010年10月19日 19時55分47秒 | みかん栽培

早生みかんの色づきがはじまり出しました

神奈川県の西部・真鶴町のみかん園でのことです。
この地域は、みかんの産地としては、北限の地域になると思います。
10月17日(日)に早生みかんの木をみたところ、
みかんらしく黄色に変わりだしていました。
ようやく、待ちに待ったその時が近づいています。

しかし、待った。
肝心なのは、形ではなく中身です。
色ではなく、大事なのは味です。
果皮のいろに幻惑されてはなりません。
一番大事なのは、みかんの味です。
その点からしたら、まだまだもう少しの我慢です。

一年の苦労が、実を結ぶ時が、近づいています。
あと、もうチョッとのところまで来ています。


あっ!スダチの枝にアブラムシが

2010年10月17日 16時55分53秒 | みかん栽培
スダチの枝にアブラムシをみつけました

今日、10月17日、スダチの木でアブラムシを見つけました。
先週見た時にはまったく気づかなかったのですが・・・。

普通なら直ちにアブラムシを駆除するところですが、
今は、スダチの収穫期の最中です。
8月下旬から、みかん園に足を運ぶたびに収穫しています。
したがって、スダチは、収穫の最中ですから、今は薬剤散布はしません。
スダチの実の収穫が終わり次第、直ちに駆除するようにします。

スダチの木は、5年生の木が1本あるだけなのですが。
8月下旬から、少しずつ収穫していますが、
今日も20個を収穫して、計124個を収穫しています。

レモンの木にも実がつきました

2010年10月15日 04時47分30秒 | みかん栽培
レモンの木にも実がついています

みかん園には様々な柑橘類を植えてありますが、
その中にレモンの木が1本あります。

2004年5月に苗木を植えたものですが、
手入れが出来てなく、木の幹も太くなれません。
枝も切り縮めず、大事にし過ぎたようです。

それでも今年は、4個の実をつけてくれました。
葉に隠れていたレモンでしたが、
ここにきて姿が目立つようになってきました。

枯れてしまったはるみの木を植えかえました

2010年10月13日 05時18分55秒 | みかん栽培
枯れたはるみの木を植えかえました

去年あまりにたくさん実をつけたはるみの木、
10月くらいには実も葉も全体が黄色く変色し出しました。
細く幼い木の割に果実をつけ過ぎたんです。
気づいた時はすでに遅く、木は枯れだしてしまいました。
6月ころ、時期外れでしたが、一度は若葉の芽を出したのですが、
なにしろ今年の夏の暑さと水不足は、尋常でなく、
草取りも大変でしたが、何よりも新芽が育つには厳し過ぎました。
7月には無残にもすっかり枯れ木となってしまいました。

はるみの木は貴重で、1本しかなかったのですが、
しかも5年生で、ここまで順調にそだててきたのに・・・。
管理の失敗です、がっかりでした。

この春に、植え替え用に苗木をミニ菜園の中に、
新たな苗木を1本植えておきました。
10月11日、泣くなく枯れた木を引き抜いて、
その後に苗木を植えつけしました。
写真が、苗木と抜いた枯れ木です。

小木の場合、実を沢山つけたのを喜んでいるのではなく、
なによりも木自体をしっかり太く育てること、
それが木にとっては一番肝心なことだということです。

秋晴れに映える早生みかん(10.11)

2010年10月11日 16時31分55秒 | みかん栽培
秋晴れ(10.11)に映える早生みかん

今日、体育の日は秋晴れでした。
この時期は、みかん栽培にとっては、果報を寝て待っているのですが。
それでも、早生みかんの色づき具合をたのしみに、視察にいってきました。
写真のとおり、緑色が抜けて、黄色く色づきだしています。

やはり自然のいとなみはたいしたものです。
着実に変則的な秋から、本格的な秋へと、時をすすめています。
秋晴れに、早生みかんの黄色が良く映えます。
前回見た時より、黄色の色が着実に前進しています。
南国の九州四国あたりでは、このくらいの色づきになれば収穫しているのですが、
北限の神奈川県西部にあっては、色づきは同じようであっても、味はまだ酸っぱい。
適度な味になるためには、もう少し我慢しなければなりません。

この時期のみかん栽培は、ただ視察するだけで、果報を寝て待っているつもりでしたが・・・。
いざ、みかん園の様子をみまわってみると、自然はなかなか寝ていることを許してくれません。
いくつかの課題で、汗を流さざるをえなかったのですが、それはまた順次紹介しましょう。

その一つは、ジャガイモに変化がありました。
今年の夏のジャガイモについてですが。
今年の夏の暑さのために、まったく発芽が見られなかったのです。
すでにあきらめていたのでしたが、今回、新たな変化が見られました。
それは次回に紹介します。

箱根・塔ノ沢の上湯温泉と、草取り作業

2010年10月03日 21時53分05秒 | みかん栽培
みかん園の草取りと、箱根・塔ノ沢温泉

10月3日、みかん園の草取りをする前に、塔ノ沢・上湯温泉へ途中の寄り道をしました。
「上湯温泉」は、塔ノ沢駅から7分くらい、国道一号線沿いにあります。
隣の老舗旅館『環翠楼』と同じ源泉を使っているそうです。
入浴料500円で、日ごろの疲れをとばします。

その後で、真鶴のみかん園へ。
この時期は、秋風も吹きだして大分涼しくなってきました。
草刈りの時期は過ぎているのですが、主要な除草は終えているのですが、
それでも、みかん園のあちこちには、メヒシバやヤブカラシが伸びて、目立っています。
本来なら日曜ですから、お休みなのですが、
そこはそれ、無理せず、くたびれないように気をつけながら、限定的な草取り作業です。

今回はいつもとは順序を逆にしました。
作業にかかる前に、先に温泉で疲れをとるようにしました。
温泉でやる気を回復してからの草取り作業です。

みかんの方は、なかには少し緑色がうすくなってきたものもありますが、まだ濃緑色です。
周辺の土手にはヒガンバナが咲いていました。
深紅の色から、峠を越して淡い色に変わりだしていました。
また、キンモクセイを植えてあるのですが、
この時期になると、香りを漂わせて、存在をうきたたせていました。

今年は、気候がいろいろ暴れた年でしたが、
ようやく、秋らしいシーズンにはいってきたようです。

これがミカンの日焼けでした

2010年09月27日 21時41分43秒 | みかん栽培
これが、みかんの日焼けでした

9月21日に「みかんの日焼け」として、みかんの果実が割れているのを紹介しました。
それはこの夏、雨が少なく乾燥が続いた中で、突然に大量の雨が降ったことで、
果肉に水分が多量に供給されたため、果皮の成育が追い付かず、
そのギャップのためにみかんが割れてしまったものでした。

みかんが割れるのは、日照りと急な多量の雨によるものでした。
それは日焼けとは違っていました。

今回の写真は、日焼けそのものです。
黄色く変色した果皮は、成熟したのではありません。
黄色く焼けた果皮は固くなってしまい、これ以上は成熟が進まなくなります。
したがって、果実は酸っぱいままにとどまりますから、
そうした果実は採って捨てしか仕方ありません。

こうした日焼けした果実が例年以上に目につきます。
それは、今年の夏が過度に暑かったためで、その後遺症です。
太陽の日差しは、一般的には果実を甘くしてくれるのですが、
日差しが強過ぎると、こうした弊害をきたしてしまいます。

多くの果実が無事に成育して、甘くなってくれることを期待しているのですが。

今年のみかんは一袋380円

2010年09月25日 06時31分44秒 | みかん栽培
みかんが店頭ら並びだしています

毎年、東京・板橋区の志村坂上の八百屋さんでリサーチしています。
今年は、9月24日に見つけました。
鹿児島県産の早生みかんで、一袋380円で並んでいます。

去年、2009年は、9月8日に佐賀県産の早生みかんで、
一袋600グラムで298円でした。
ちなみに一昨年は、9月24日でやはり佐賀県産で、
一袋800グラムで380円でした。

今年のみかんは、全国的には裏年の様ですが、
同時に、野菜や果物は、遅霜のおりた春、雨の少なかった夏と、
気象の影響を強く受けているようです。

味は?
まだ試していません。
きっと夏の暑い陽ざしを受けて、甘くなっていると思いますよ。

この秋の、みかんの収穫予想

2010年09月23日 08時45分06秒 | みかん栽培
今年のみかんの収穫予想

今日、秋分の日は関東も小雨です。
9月に入っても暑い残暑がつづいてきましたが、
これで秋らしくなると期待しているところです。

秋、実りの秋、いよいよみかんも黄色く色づく時期に入りだしています。
一年間の諸々の汗仕事が、みかんの収穫として結果する時が近づいてきました。
神奈川県西部の真鶴にある小さなみかん園ですが、
みかんの木は、早生が5本、フツウウンシュウが18本の、計23本あります。

この数年の収穫量を見てみると、(1コンテナには、約20キロが入るのですが)
       全体    早生   普通温州
2009年  130c    22c    108c
2008年  102c    20c    83c
2007年  144c    22c    114c
2006年  112c    20c    92c

ある程度の収穫予想をもつことは、販売先の確保に関係してきますから重要なところです。
見ての通り、自然を相手とする農業は、工業と違って生産量を毎年上げるわけにいきません。1本の木にみかんがなる量はだいたい決まっています。
しかもそれが、「隔年結果」と呼ばれていますが、表年と裏年を交互に繰り返します。表年はみかんの果実がよくなる年です。裏年はその逆な年。
確かに、全体量を見るとこの4年間で見ても隔年結果を示しています。
それからすると、一般的には今年は裏年にあたることになります。

今回、9月19日にみかんの木を、果実のなり具合を、全体的にみてみました。
普通温州の18本について、見てみました。
カミキリムシの加害によって、3本が半身不随にされてしまいました。
写真はカミキリムシによって加害された木です。
3本の主枝の内の2枝を枯らしてしまいました。奥にある木も同じです。

去年のみかんの木は、6本が表年で、裏年の木が7本だったのですが、
今年は、入れ替わりで裏年だった6本が表年に、表年だった6本+1本が裏年になっているようでした。(あくまで、外観からの印象ですが)
みかん園全体では、だいだい半分ずつ、表・裏が交代していることが分かりました。これは年年の収穫量が、極端に乱高下するのを抑えてくれているということです。
それでも、上の表の収穫全体にみられるように表年と裏年が出てきます。
予想していた収穫量が確保できないと、あちこち希望していた人に謝まらなければならなくなります。

さて、問題の今年の収穫予想ですが、
大体隔年結果からして、今年は2008年の102コンテナが基準になると思います。ただし、その後にきたしたカミキリムシの加害がありますから、
そのマイナス分を考慮して、100コンテナ=2000キロ、これが今年の予想収穫量です。
(去年の収穫より、30c=600キロのマイナスとなる、との予測になりました)

はたして実際はどうか、12月末に今年の収穫が終わった時にわかります。